#192 「魚を食べる人」は長生き、米研究
~AFP通信2013.4.2~65歳以上で、魚を食べる人は、食べない人と比べて、平均2年ほど寿命が長いことがわかった。魚介類に多く含まれる「オメガ3脂肪酸」の摂取と死亡率との関係性について。オメガ3脂肪酸はサケやマグロ、オヒョウ、イワシ、ニシン、サバなどの魚に多く含まれている。研究によると、オメガ3脂肪酸の血中濃度が高い人は、低い人と比べて全般的な死亡率が27%低く、心臓疾患を原因とする死亡率も35%低かった。論文を発表したのは米ハーバード公衆衛生大学院の研究チーム。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2936861/10528644
【日本人でよかった!】
#191 25歳以上 世界の4人に1人高血圧―WHOが初統計
~中日メディカル:共同通信社2012~世界保健機関(WHO)2012年版の「世界保健統計」によると、世界の25歳以上の大人のうち、高血圧と診断される人口の割合は08年に男性が29.2%、女性が24.8%だった。WHOが高血圧の割合を統計化したのは初めて。世界全体で4人に1人が高血圧ということになる。日本は男性26.4%、女性16.7%で世界平均より低いが、心臓病などにつながる高血圧がまん延している実態が浮き彫りになった。20歳以上の大人のうち、肥満と診断される人口の割合は08年の世界平均で男性が10%、女性が14%。日本は男性5.5%、女性3.5%だった。
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20120517105608148
【少し前の記事だけど、ようやくWHOが初統計を出した】
#189 妊娠中のビタミンD摂取に子どもの骨強くする効果みられず、英研究
~AFP通信2013年03月20日~妊娠中のビタミンD摂取をガイドラインとして定めている国もあるが妊娠中にビタミンDのサプリメントを摂取することと、生まれた子どもの骨の健康との間に関連性がみられなかったと英ブリストル大学の研究チームが発表。妊娠期間中の英女性4000人近くのビタミンD量を調べ、その後、生まれた子どもが9歳になった時点での骨ミネラル量を測定した。結果、母親のビタミンD量と子どもの骨の健康との間に何の関連性も見つけることができなかった。 ビタミンDは健康な骨や歯を作る上で大きな役割を果たしている。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2934855/10466779
【えッ!そうなの。生後のカルシウム摂取のほうが大事ということだね】
#188 認知症予防、将来は注射で?=遺伝子治療、マウスで成功-理研・長崎大など
~時事通信社2013-3-13~理化学研究所と長崎大などの研究チームは、アルツハイマー病のマウスの血管内に、遺伝子の運び屋ウイルス(ベクター)を投与し、アルツハイマー病の原因となるアミロイドβたんぱく(Aβ)を分解する遺伝子を脳内で働かせることに成功した。この方法は比較的簡単に、広範囲に遺伝子を注入できるため、将来はアルツハイマー病の「予防接種」の実現につながる可能性があるという。
【注射で認知症予防の日が来るとは・・・!?】
#187 精子にも「旬」、最も健康なのは冬と初春=イスラエル研究
~ロイター通信2013/3/11~ イスラエルの研究チームは、人間の精子が季節によって状態が異なる、いわゆる「旬」のようなものがあるとし、一般的に冬と初春の精子が最も健康であるとの研究結果を発表した。不妊症の治療を行っている男性6455人から精液のサンプルを取って実施。その結果、冬に採取した精子は動くスピードが速く、異常も少なかったことが判明。季節が春に入るにつれ、精子の質には一定の低下がみられた。「冬と春に作られた精液の特徴が妊娠確率の上昇と合致していることが分かり、これで秋に生まれる子どもの数が多いことが説明できそうだ」とした。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE92A06320130311
【寒さ残るこの頃。まだ「旬」はご堪能いただけるかも・・・】
#186 予防医科学で共同大学院 金大など3大学
~読売新聞2013/3/4~金沢大は千葉大、長崎大と共同で、健康なうちから遺伝子解析で発症リスクのある病気を調べ、その予防法「スーパー予防医科学」に向け大学院を設置する。従来、禁煙や食生活改善で病気を未然に防ぐ「1次予防」、検査などで病気を早期発見する「2次予防」、再発予防の「3次予防」の3段階で発症リスク減少を進めてきた。近年はDNAを調べ、生まれながらになりやすい病気や対策を探る「0次予防」の研究も始まっている。
【生まれていきなり「あなたはこの病気に…」。少し悲しい。。。】
#183 遺伝子組み換えウイルス製剤、肝臓がん患者の余命延長効果
~AFP通信2013.2.11~遺伝子組み換えウイルス製剤で、末期と診断された肝臓がん患者の腫瘍の増殖を抑制して余命を延長する効果が認められた。研究チームは末期の肝臓がん患者30人を対象に行った4週間の治験で、組み換え腫瘍溶解性ウイルス製剤「JX-594」(Pexa-Vec)を16人には高容量で、14人には低容量で投与した。その結果、高容量を投与したグループは平均14.1か月、低用量を投与したグループは平均6.7か月生存した。「Pexa-Vec」は、患者のがん細胞内で増殖してがん細胞を死滅させるうえ、患者自身の免疫システムががん細胞を攻撃するようにする効果を持つウイルス製剤。数十年前から天然痘などのワクチンに用いられてきたワクチニアウイルスの遺伝子を組み換えて開発されたものだという。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2927069/10263017
【末期がんにも効果があるというのはすごい!】
#179 喫煙女性の死亡率は非喫煙女性の約3倍、寿命は11年短い
~ケアネットニュース2013/01/24~英国の中高年女性喫煙者の死亡原因の3分の2が喫煙に起因し、喫煙女性の死亡率は非喫煙女性の約3倍で、寿命は10年以上短いことが英国・オックスフォード大学のMillion Women Studyで示された。喫煙はいまだに予防可能な主要死因であり、英国や米国で1940年頃に生まれた女性は成人以降の生涯を通じて多量の喫煙をした最初の世代である。それゆえ、21世紀のいまこそが、長期の喫煙や禁煙が英国人女性の死亡率に及ぼす影響を直接的に観察可能な時だという。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/33174
【死亡率が3倍!?・・・こりゃ大変だ!】
#175 iPS移植、やはり拒絶反応なし…マウスで確認
~読売新聞1-11~自分の細胞から作ったiPS細胞(人工多能性幹細胞)を移植した時、免疫による拒絶反応は起きないことを確認したと、放射線医学総合研究所のチームが英科学誌ネイチャー電子版に発表した。2011年5月、米カリフォルニア大サンディエゴ校のチームが、iPS細胞をマウスの皮下に投与して拒絶反応が起きたと発表し議論になっていた。放医研チームは、同じ遺伝情報をもつマウスから作ったiPS細胞とES細胞を、マウスの皮下に投与した。どちらも拒絶反応はほとんど見られなかった。さらに、再生医療で想定されるのと同じように、iPS細胞を皮膚や骨髄の細胞に変化させてから移植してみたが、やはり拒絶反応は起こさず、長期間にわたって生着した。
【問題は「拒絶反応」だけではないような気がするが・・・。】
#172 「ランニングは体に悪い」研究結果めぐり論争
~wired2012.12.25~1週間に30~40km以上を時速12km以上で走ることは、健康を害し寿命を縮めて、心筋梗塞のリスクを高め、運動不足に陥っている人に起こるのと同じような被害をもたらすことが研究によりわかった。ある一定の年齢以降は、たくさんの距離(1週間に30-40km以上)を速いスピード(時速12km以上)で走ることは、健康を害し、寿命を縮めて、心筋梗塞のリスクを高め運動不足に陥っている人に起こるのと同じような被害をもたらすようになる。スポーツをしても、速すぎるスピードで、長すぎる距離を何年にもわたって走っていると、心臓を損ない寿命を縮めるということになる。一般的なランナーは、走らない人と比べて寿命が長いという大きな恩恵を享受していることも忘れてはならないが、トレーニングの強度を区別することも重要ということが指摘された。
http://wired.jp/2012/12/24/jogging_is_bad_for_health/
【何でも中庸、ほどほどが大事ということですね。】
#168 マンモ検診は、過剰診断を増やしただけ?/NEJM
~ケアネットニュース2012/12/06~米国では1980年代からマンモグラフィによるスクリーニングが始まっており、その後の実施率増加とともに早期乳がん罹患率は大幅に増加したが、一方で進行期乳がん罹患率の減少は、ごくわずかであったことが報告された。また、マンモグラフィにより検出された早期乳がんの中には、その後臨床的症状を発症することがなかった、いわゆる過剰診断も多く、その数は過去30年間で130万人に上ると推定されたという。早期乳がん罹患率は、1976年の女性10万人中112人から同234人へと大幅に増大した一方で、進行期乳がんの罹患率は、女性10万人中102人から同94人へと、同期間で約8%の減少に留まった。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/32547
【新たに診断された乳がんの3分の1が過剰診断だった!】
#159 細胞「初期化」、胃がん前兆でも=遺伝子レベルで解明-東大
~時事通信2012/10/30~胃がんの兆候の一つに、胃に腸の細胞が現れる現象(腸上皮化生)があるが、東京大の研究チームは29日までに、この現象の背景に人工多能性幹細胞(iPS細胞)でみられるような「初期化」が自然に起きていることを突き止めた。胃がんや胃潰瘍の原因とされるピロリ菌が胃の細胞内に注入する物質が、本来は腸の細胞で現れるCDX1というたんぱく質を生み出していることに着目。CDX1は胃の細胞内で、一度分化した細胞を初期化し、どんな細胞にもなれる能力を持たせる遺伝子群を活性化していることが判明。これらの遺伝子の一種はiPS細胞などの「万能細胞」作製にも使われている。
【今をときめく「iPS細胞」。もとから自分でつくってたんだ!】
#158 「有機でなくても子どもにはたくさんの野菜や果物を」米小児科学会
~AFP通信2012年10月23日~オーガニック(有機農産)かどうかにはこだわらず、子供たちにはたくさんのフルーツや野菜を食べさせるべきとする報告書が、米国小児科学会により22日発表された。スタンフォード大学の研究チームが9月初めに発表した大規模な研究では、オーガニック食品は農薬レベルは低い一方、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質などの栄養の含有量は非オーガニック食品と変わらないという結果が報告されている。AAPのジャネット・シルバースティーン氏は「家庭では、高価なオーガニック食品を選ぶことによって健康に良い生鮮食品の摂取量が減ることは避けるべきと述べる。子供たちにとってもっと重要なのは、オーガニックか否かにかかわらずフルーツや野菜、全粒穀物、低脂肪または無脂肪の乳製品を豊富に取ることです。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2908693/9723671
【とにかく野菜を!・・・日本人は結構野菜とってると思うけど、、。】
#152 遅い夕食やっぱり太る…体内時計混乱、早大実験
~読売新聞2012年10月7日~夕食の時間が遅いなど食事の間隔が乱れていると、体内時計がずれることを、早稲田大学の柴田重信教授(薬理学)らの研究チームがマウスを使った実験で明らかにした。人間では体内時計の混乱によって肥満や糖尿病になりやすいことが分かっており、規則的な食事が肥満予防につながるという。柴田さんらはマウスに1日3回の食事を与え、腎臓と肝臓の時計遺伝子の働きを計測し、体内時計のリズムを調べた。その結果、人間の朝7時、正午、夜7時に相当する時間に食事を与えた場合は、1日で最も長い絶食時間の後にとる朝食で体内時計がリセットされることが分かった。この朝食の時間が1日の活動リズムを規定する重要な役割を果たしている。
【先の記事にプラスして肥満が加わる。・・・ナットク!】
#150 子宮頸がんHPV検査併用に“待った” 国がん検診研究部の濱島ちさと室長
~CBニュース~子宮頸がん検診でのHPV(ヒトパピローマウイルス)検査。国立がん研究センターがん予防・検診研究センター検診研究部検診評価研究室の濱島ちさと室長は、「HPV検査は将来、有望だと思うが、現状で細胞診と併用することは、現場に混乱をもたらすだけでなく、過剰診断という不利益が増える」と懸念する。HPVは感染しても、自然消失するケースが多く、前がん病変(異形成)にまでには至りません。性交渉が多く、HPVに感染しやすい20代までHPV検査をすると、本来はHPV感染が自然に消えてしまう人まで陽性の結果になり、陽性とされた場合はコルポスコピー(膣内にカメラ機器を挿入し、子宮頸部を拡大観察する検査)に送られることになる。それでは余計な検査が増加することになります。現在、一部の市町村では20代にもHPV検査を行っています。国際的にも、HPV検査は20代に行うべきではないというのが共通の見解です。
https://www.cbnews.jp/news/entry/38166
【だとすると、頸がんワクチンは必要ない!?】
#149 呼吸メカニズム、初解明~脳のグリア細胞が調節~村山医療センター
~時事通信 2012/10/01~無意識に行われる呼吸は、延髄の神経を構成するグリア細胞の一種「アストロサイト」がコントロールしていることを、国立病院機構村山医療センターの岡田泰昌室長らがラットを用いた実験で突き止めた。呼吸の基本的なメカニズムはこれまではっきり分かっておらず、解明されたのは初めて。睡眠時無呼吸症候群などの異常の研究にも役立つという。研究チームはアストロサイトが神経細胞の活動を促し、横隔膜などの呼吸筋を動かしていると判断。息を吸い終わると、神経細胞の活動が停止するなどし、息を吐く動作に移ると考えられるという。
【今まで「呼吸」のメカニズムは解かっていなかったんだ!?】
#147 顔を決める遺伝子発見
~読売新聞 9/15~人間の顔の形や目鼻の位置関係を大まかに決めている五つの遺伝子を、オランダなどの研究グループが発見。研究グループは、欧州の約1万人の遺伝子の特徴と、磁気共鳴画像装置(MRI)で立体的にとらえた顔立ちとの関連を詳しく分析。目、鼻、耳の位置や顔の幅などと関連が深い五つの遺伝子を割り出した。事件現場に残されたDNAからこの5遺伝子を抽出すれば、犯人の顔立ちをある程度、推定して似顔絵を作れる可能性があるという。
【マナカナ、そっくりなのは顔遺伝子が一緒だった】
#146 ミカン皮が脳神経守る、脳梗塞治療に期待
~MSNニュース2012.9.8~ミカンなどかんきつ類の皮に含まれる有機化合物ヘプタメトキシフラボンに脳の神経細胞を守るタンパク質を増やす働きがあることを松山大薬学部のチームが突き止めた。脳梗塞で起きる脳神経の機能障害を遅らせる治療薬の開発につながる可能性がある。チームは液状にしてマウスに5日間投与。海馬で、神経細胞が傷つくのを防ぐタンパク質「脳由来神経栄養因子」が投与しなかったマウスよりも約3・5倍増えていた。このタンパク質が増えることで脳梗塞後に死滅する細胞が減り、機能が維持されるとみる。ただ、ヘプタメトキシフラボンはミカンの皮の成分の多くて約0・025%と微量で、皮を食べても効用はないという。
【みかんの皮40個分(倍)濃縮すると1%。400個(倍)で10%。フゥ~】
#144 がん・感染症の検査感度を100万倍高める技術
~読売新聞2012年9月2日~微細加工技術を使い、がん細胞やインフルエンザウイルスの検出感度を、これまでの100万倍以上まで高める技術を東京大の野地博行教授らのチームが開発した。研究チームが着目したのは、血中にあるがん細胞やウイルスが作り出す特異的なたんぱく質(抗原)と、結びつきやすいたんぱく質(抗体)の反応「抗原抗体反応」を利用した検査法。チームは、半導体を作る技術を応用し、1センチ四方のガラスに100万個の小さな穴を開け、そこに抗原抗体反応でできた分子を流し込み、1個ずつとらえられるようにした。前立腺がんの指標「PSA(前立腺特異抗原)」の有無を調べると、従来法より100万倍薄い濃度でも検出できた。
【がん患者も100万倍に!?・・・すると全員、がん患者???】
#143 がんの要因は過剰鉄分か=ヒトと同様の染色体変化-名古屋大
~時事通信社2012.8.30~実験用ラットに鉄分を投与し腎臓がんを発症させ、染色体が変化する様子を調べたところ、ヒトのがんと共通する特徴があることが判明したと、名古屋大の豊国伸哉教授らの研究グループが発表した。豊国教授らは、ラットの腹に特殊な鉄分を過剰に投与し腎臓がんを発症させた。「ヒトのがんも、主に過剰な鉄分によって引き起こされている可能性がある。がんが発生する原理の解明に貢献できるかもしれない」と話している。
【がん…やはり「鉄」の仕業か。国外にも同様の論文があるらしい。】
#142 人間ドックで異常ゼロ、過去最低の7.8%
~CBニュース8月24日~日本人間ドック学会が行ったアンケート調査によると、昨年人間ドックを受診した313万3484人のうち、すべての項目が「A(異常なし)」か「B(軽度異常なるも現在心配なし)」だったのは24万4115人(全体の7.8%:前年比0.6ポイント減)だった。同学会は、異常がない人の割合が減っている原因として、検査項目が増えたり、検査の判定基準が厳しくなったりしていることや、社会環境の悪化によるストレス増を挙げている。また受診者の高齢化が年々進んでいることも、要因の一つと考えられるとしている。
https://www.cbnews.jp/news/entry/37980
【そして同学会では高齢化に合わせ「検査項目追加」を検討するという】
#134 飽和脂肪酸・不飽和脂肪酸とは
~3分間の薬と健康の裏情報 2012.7.27~脂肪酸すなわちアブラの場合の「飽和」とは、人間の体温(37度くらい)では「飽和」が起きるアブラのことです。つまり、37度くらいでは、溶け切らずにダマになる部分が発生するアブラが「飽和脂肪酸」です。一方、人間の体温で溶け切ってしまい、「飽和しない」アブラ(脂)が「不飽和脂肪酸」です。牛・豚などの食肉獣は、人間より体温が高く、人間の体温付近ではそのアブラは、血液中で固まりやすい傾向にあります。このため、飽和脂肪酸はドロドロ血液の原因の1つになります。一方不飽和脂肪酸である植物油・魚油は温度が低いので、人間の体温付近でも固まりません。
【体温が基準。体温低い人は病気がち。】
#132 「西洋医学は限界」、自然治癒力の見直しを
~CBnews 7.20~一般社団法人「国家ビジョン研究会」が20日、衆議院第一議員会館でシンポジウムを開いた。西洋医学は限界に達しているとの声が上がり、薬に頼らない食事療法や、患者を内面から支える看護ケアなど、自然治癒力を高める治療の効果を見直す必要があるとの意見が出た。体の各組織や精神までを多面的に治療する「融合医療」で可能な限り医薬品を使用しないことが望ましいとした。
https://www.cbnews.jp/news/entry/37724
【新宿区医師会理事、生命科学振興会理事長ほか重役が述べている。】
#128 日本のコーラは米に比べ、発がん性物質18倍
~yucasee media 7/4~米国の「公益科学センター」は、日本を含む世界各国のコカコーラには、発ガン性物4-メチルイミダゾール(4-MI)が含まれていると発表した。4―MIについては、日本のコカコーラは米カリフォルニア州のものよりも18倍多く含有されていたという。団体の調査に協力した日本のNPO法人「食品と暮らしの安全」によると、この発ガン性物質は、カラメル色素を製造する過程で、砂糖やアンモニア、亜硫酸塩が高圧・高温下で化学反応を起こして生成される化学物質。世界各国の消費者団体の協力で行われ、ブラジルで販売されているコカコーラが最も汚染されていたという。
http://media.yucasee.jp/posts/index/11510?oa=ymb6137
【米国低く、日本やブラジル高いのはなぜ?】
#127 運動前にトマトジュースで疲労減少
~7/2時事通信~運動前に100%のトマトジュースを飲むと、運動後の血中の疲労物質の増加が抑えられることを、カゴメと鈴鹿医療科学大の共同研究チームがマウス実験で突き止めた。あらかじめ運動の1時間前にトマトジュースを飲ませたマウスと、運動直後に飲ませるマウスを用意。それぞれのマウスをランニングマシンに見立てた装置で1時間走らせ、6時間後に血液検査を行い、疲労の度合いを示すたんぱく質の血中濃度を調べた。その結果運動前にジュースを飲ませたマウスの疲労度は、運動後に飲ませたマウスの7割にとどまったという。
【飲むタイミングが運動前か後か、その前に運動するか、しないかが重要】
#126 米、肥満治療薬を13年ぶり承認
~AFP通信 6/28~米食品医薬品局は13年ぶりに肥満治療薬を認可した。肥満治療薬「ロカセリン」で、販売はエーザイが行う。ロカセリンは脳内の受容体に作用して食欲を抑制する薬。臨床試験ではプラセボと比べて平均3~3.7%の体重減少が確認できた。但し、3か月服用しても5%以上の体重減少がみられない場合は服用を止めるようにとの注意書きが添付されている。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2886777/9185594
【5%以上体重減?プラセボとの差2%弱・・・そのプラセボ薬ほしい】
#125 夜勤は乳がん発症リスク高める、仏研究
~AFP通信 6/26~仏国立保健医学研究所によると、夜勤と乳がん発症の関連性は「深夜シフトで勤務する女性、夜勤を4年半以上続けている女性、週平均3日未満の夜勤をする女性」で主に確認されたという。また、初めての妊娠の前に夜勤を始めた女性の方が、より高齢になってから夜勤を始めた人よりも乳がん発症との関連性が高かった。仮説として、体内時計をつかさどる時計遺伝子の混乱や「内的脱同調」、睡眠不足による免疫系の変調などが挙げられている。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2886203/9172132
【深夜まで起きてることが動物人間として不自然。今日から早く寝よう】
#123 高齢の父親から生まれた子は長生き?米研究
~2012/6/14 AFPBB News ~高齢の父親から生まれた子どもや孫たちは長生きする可能性があるとの研究結果が、米科学アカデミー紀要に発表された。「もし、あなたの父親や祖父が長生きして高齢で子どもを作ることができたなら、あなた自身も同じような環境に生きていると考えられる。こうした不慮の死が少なく、年をとらないとパートナーが見つけられないような環境においては、一定の年齢まで達することのできる体を作ることが進化上の適応戦略と言える」
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2883962/9111860
【男子晩婚化に朗報。最晩年までがんばろう】
#121 マンゴスチンにがん抑制効果…岐阜大教授ら立証
~2012年5月27日読売新聞~東南アジア原産の果物「マンゴスチン」の果皮に含まれるポリフェノールの一種「キサントン」に、がん抑制効果があることを、岐阜薬科大学の飯沼宗和教授(生薬学)と岐阜大学大学院の赤尾幸博教授(腫瘍しゅよう医学)が動物実験などで立証し、がんの補完代替医療に役立つ健康食品として実用化した。マンゴスチンの厚い果皮は、東南アジア地域では古くから伝承薬として用いられ、抗菌や抗カビ作用があることで知られる。ヒトのがん細胞は、キサントンを低濃度で加えると48時間後に6~7割が死滅。ラットでは、0・05%の非常に薄い濃度でエサに混ぜて食べさせると、食べない場合と比べてポリープの数が約半数に減ることが分かった。いずれも副作用はなかった。がん治療を補完する健康食品(錠剤)として、現在、薬局や医療機関での普及を図っている。
【馬鹿にしてはいけない!健康食品で癌を救う日が来るかも!?】
#117 大人4人に1人が高血圧 世界保健統計、肥満も10%以上
~世界保健機関 ジュネーブ共同~世界保健機関(WHO)が16日発表した2012年版の「世界保健統計」によると、世界の25歳以上の大人のうち、高血圧と診断される人口の割合は08年に男性が29・2%、女性が24・8%だった。WHOが高血圧の割合を統計化したのは初めて。世界全体で4人に1人が高血圧ということになる。日本は男性26・4%、女性16・7%で世界平均より低いが、心臓病などにつながる高血圧がまん延している実態が浮き彫りになった。20歳以上の大人で、肥満と診断される人口割合は08年の世界平均で男性が10%、女性が14%。日本は男性5・5%、女性3・5%だった。
【世界比較で日本は随分低い優等生。なのに医療費はグングン高くに!?】
#116 ガムをかむと短期記憶力が低下?英カーディフ大が実験
~AFP通信2012年05月17日英国Relaxnews~英カーディフ大学の研究者らが発表した最新の実験では、ガムをかむと短期記憶力が強化されるとしてきた先行研究を覆す結果が出た。実験では学生40人に、ガムを「勢いよく」かみながらランダムな文字列を記憶してもらった。対照グループには、ガムを「何となく」かみながら同じように文字列を記憶してもらった。次に、ガムをかみながら数字などの文字列の中から欠けているものを見つける実験を行った。以上の実験の結果、いずれの場合でもガムをかむことによって短期記憶力の低下が確認されたという。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2878229/8950942
【お口の恋人ロッテさんは何といっているのだろうか、気になる】
#115 睡眠不足は肥満のもと、仏大研究
~2012年05月11日AFPBB News~睡眠不足は肥満につながる――リヨン大学のカリーン・シュピーゲル博士率いるチームの論文によると、睡眠時間が不十分だと、満腹感をつかさどるホルモンの働きが妨げられ、食欲を刺激するホルモンが分泌されるため空腹感が25%増加する。研究では、肥満や睡眠時間に関する様々な研究を、より当てはまるという。論文は、夜の睡眠時間を長くするといった簡単な方法で、慢性的に睡眠不足な若者たちの肥満を防ぐことができると結論づけている。成人の場合、健康的な睡眠時間は7~8時間で、6時間以下は睡眠不足とされる。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2877235/8926430
【たかが睡眠、されど睡眠。】
#113 細菌感染、発熱で攻撃する体の仕組み解明
~5月9日 読売新聞~感染すると、発熱して細菌などから身を守る体の仕組みを、大阪大医学系研究科などのグループが突き止めた。好中球は活性酸素を使って異物を殺す。活性酸素をつくるには、水素イオンが必要だ。水素イオンは、好中球の細胞膜にある「水素イオンチャネル」というたんぱく質が通り道となって、細胞内から供給される。グループは、マウスのイオンチャネルの結合部分を特定し、構造を解析。結合部分にはたんぱく質のかけら2本がらせん状に絡まっており、体温と同じ37度でほどけ始めた。40度になると完全に離れ、水素イオンを通す量が増えた。活性酸素の生成が通常は抑えられ、病原体などに感染すると発熱してイオンチャネルが開き、大量に作られるとみられる。
【やっぱり熱が細菌退治に欠かせないんだ】
#112 がん探知犬マリーン、婦人科ほぼ確実に嗅ぎ分け
~4月24日 読売新聞~がん特有のにおいを嗅ぎ分ける訓練を受けた「がん探知犬」が、子宮がんなど婦人科がんをほぼ確実に判別できることを、日本医科大学千葉北総病院の宮下正夫教授らが確認した。この犬は、大腸がん判別で既に成果を出しており、乳がんや胃がんについても実証実験が進行中。この探知犬は、千葉県南房総市内の専門施設で訓練を受けた雌のラブラドルレトリバー「マリーン」(10歳)。判別試験では、尿1ミリ・リットルの入った試験管を木箱に入れ、その前を研究者に連れられて歩く。がんのにおいを感じた時は箱の前で座り、それ以外は通り過ぎるように訓練されている。子宮頸けいがんや卵巣がんなど5種類の婦人科がん患者43人の尿では、マリーンはすべてがんと判定。
【がん検診は高額になるドッグをやめて〝ドッグ(犬)検診"がいいかも】
#111 腸内改善で自己免疫疾患予防=悪玉菌抑えるたんぱく発見-理研
~2012/05/01時事通信社~腸内で悪玉菌の増殖を抑え、善玉菌を増やすたんぱく質をマウスの実験で発見したと、理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターのシドニア・ファガラサン粘膜免疫研究チームリーダーらが1日まで米科学誌サイエンスに発表した。このたんぱく質「PD-1」が働かないマウスは、悪玉菌が増えて全身の免疫システムが異常に活性化し、自己免疫疾患やアレルギー疾患を発症することが分かった。研究成果は、腸内環境を改善する方法による新たな予防法や治療薬の開発に役立つと期待される。PD-1はこれまで、体内に侵入したウイルスや細菌、毒素などの異物に取り付く物質「抗体」を生産し、退治する免疫システムを調節する働きが知られていた。
【悪玉菌が増えるとアレルギー・自己免疫疾患も増える、と覚えてね】
#108 がん告知で自殺リスク12倍、心臓病死も5.6倍に
~4月5日「New England Journal of Medicine」~スウェーデン・カロリンスカ研究所のFang Fang氏らは、がんと診断された人では診断後1週間以内に自殺するリスクが12.6倍、心血管死(心臓や血管など循環器の病気による死亡)のリスクが5.6倍に上ることが分かったと発表した。Fang氏らは「がんの診断は患者にとって重大かつ致命的なストレス因子が含まれることがあらためて示唆されたが、今回の結果からは患者の精神的苦痛のごく一部しか提示されていない」とコメント。
【ガ~ン・・・】
#107 認知症患者、2050年には1億1540万人に
~ジュネーブ時事4/11~世界保健機関(WHO)は11日、認知症に関する初の報告書を発表、世界で患者が毎年約770万人ずつ増え続け、2050年には1億1540万人に達するとの推計を示した。高齢化が急速に進む中、家族によるケアの在り方が大きな課題になると警鐘を鳴らした。報告書は、社会福祉の充実で長寿化が進む一方で「認知症を含む非感染性疾患患者が増加した」と指摘。10年に推計3560万人だった認知症患者は30年に6570万人、50年には1億1540万人と、20年でほぼ倍増するとみている。
【こんなに増えたら、誰が認知症でないのか分からなくなりそう】
#106 海藻食べ過ぎ、甲状腺がんリスク増か
~2012/04/11時事通信社~閉経後の女性が海藻を食べ過ぎると、甲状腺がんのリスクが高まる可能性があるとする報告を国立環境研究所と国立がん研究センターのチームがまとめ、11日までに欧州のがん専門誌に発表した。原因は海藻に含まれるヨウ素の可能性があると分析。10府県の40~69歳の女性約5万人を追跡調査した。調査開始後に甲状腺がんになった閉経後の女性は111人で、海藻を毎日食べるグループは、週2回以下のグループに比べ、2.4倍がんになりやすいことが分かった。甲状腺がんの一種である乳頭がんでは3.8倍の差があった。
【放射性物質から甲状腺がんを守るためにはヨード剤は有効なのだけれど、海藻の過剰摂取はヨード成分が甲状腺がんを招く恐れあり・・・】
#103 瞑想すると脳の働きが速くなる科学的見解がでた
~2012.03.29 GIZMODO~瞑想を定期的に十分な長さ行うと脳の情報処理能力が上がる。カルフォルニア大学ロサンゼルス校で、瞑想を行っている50人と行わない50人の脳をMRIでスキャンし、長い期間瞑想を行っている人の脳の方が脳回(大脳皮質にあるしわの隆起した部分)の量が多い、ということです。つまり脳みそのしわが多いっていう事です。脳みそのしわが多い方が情報処理力が速いというデータはすでに沢山あります。研究者によると瞑想を行っている年数と脳回の量は綺麗な相関関係にあるそうです。研究チームの1人Eileen LudersがMedical Expressに語った所によると、瞑想を行っている人は内省を行い、自覚的に感情をコントロールしたり自己調整を行っているので、瞑想の習慣が長い方が脳のしわが多くなるのも、そんなに突飛なことではありません。
http://www.gizmodo.jp/2012/03/post_10123.html
【今日から瞑想しよう。・・・寝ちゃだめよ】
#102 ホタルイカに脂肪肝の改善効果
~3月28日読売新聞~「富山湾の神秘」とも呼ばれるホタルイカに脂肪肝を改善する効果があることを、富山短大食物栄養学科の竹内弘幸准教授らの研究グループが動物実験で初めて実証した。イカにはコレステロール値を下げる作用のあるタウリンが多く含まれていることが、これまでにわかっている。ラット21匹を7匹ずつ3グループに分け、それぞれに、通常の餌、ホタルイカの凍結乾燥粉末を5%混ぜた餌、スルメイカの同様の粉末を5%混ぜた餌を2週間与え続けた後、血液と肝臓を調べた。その結果、ホタルイカを与えたグループは通常の餌を与えた場合に比べ、肝臓の中性脂肪量が平均で3割減少した。一方、スルメイカの場合は1割減にとどまった。血中コレステロール濃度も、スルメイカでは1割減だったが、ホタルイカでは2割減ったという。竹内准教授は「有効成分が見つかれば、脂肪肝の治療につながるかもしれない」と話している。
【今夜のおかずに早速ホタルイカ・・・】