■砂糖代替品に体重減少効果はなく、むしろ疾病リスク高/WHO
~ケアネット~ニュース2023.5.24~
世界保健機関は、非糖質系甘味料に関するガイドラインを公開し、体重コントロールや非伝染性疾患のリスク低減を目的として非糖質系甘味料を摂取しないよう勧告する、と発表した。この勧告は、新たな研究のシステマティックレビューの結果に基づいたもので、非糖質系甘味料の使用は、成人および小児の体脂肪を減らすうえで長期的な利益をもたらさないことを示唆している。さらに成人の2型糖尿病、心血管疾患、死亡率のリスク増加など非糖質系甘味料の長期使用による望ましくない影響の可能性が示唆されている。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56473
【やっぱり!甘い話にのらないように・・・】
■光合成による水の分解、「最大の疑問」をついに解明、定説覆す
~ナショナルジオグラフィック2023.5.19~
「あらゆる高等生物にとって不可欠な酸素は、まさに光合成の副産物なのです」米ローレンス・バークレー国立研究所のジャン・カーン氏は、「光化学系II(PSII)」と呼ばれる、水を分解するタンパク質の複合体をバクテリアから抽出し、そのふるまいを観察した。水分子の分解における、これまで観察されていなかった様子が初めて捉えられた。水分子を分解する目的は電子の放出であり、その電子が光合成におけるその後のプロセスの動力源となる。「これは光合成全体を動かすエンジンなのです」とカーン氏は言う。光合成は太陽光を利用して二酸化炭素と水を糖に変え、廃棄物として酸素を放出する。この仕組みは25億年以上前に単細胞のバクテリアにおいて進化した。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/051700243/
【光と水で走る車の開発も間近か!?】
■mRNA万能インフルエンザワクチン実用化へ!?
~ギガザイン2023.5.16~
アメリカ国立アレルギー感染症研究所の研究者が開発したインフルエンザウイルスのmRNAワクチン「H1ssF-3928 mRNA-LNP」の、第1相臨床試験の被験者登録がスタートしました。従来のような株を予測する必要がない「万能インフルエンザウイルスワクチン」となり、従来のインフルエンザウイルスワクチンよりも長期的な免疫と高い有効性を提供できるとNIHは述べています。季節性インフルエンザウイルスワクチンを毎年開発する必要もなければ、患者は毎回インフルエンザの予防接種を受ける必要もなくなる可能性があります。
https://gigazine.net/news/20230516-influenza-mrna-vaccine-crinical-trial/
【日本でのコロナワクチンは現在第7回目接種がすすめられています】
■男性の平均寿命、市区町村で10年以上の差
~ケアネットニュース2023.5.19~
厚生労働省は「令和2年市区町村別生命表」を発表。本結果によると、平均寿命が最も長い市区町村は、男女ともに神奈川県川崎市麻生区で、男性84.0年、女性89.2年であった。一方、平均寿命が最も短かったのは、男女ともに大阪府大阪市西成区で、男性73.2年、女性84.9年であった。平均寿命の最も長い市区町村と最も短い市区町村との差は、男性10.8年、女性4.2年であった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56441
【ここにも格差社会か!?】
■Ca拮抗薬とグレープフルーツ、他の柑橘系果物は?
~ケアネットニュース2022.4.25~
降圧薬治療の第1選択の1つであるCa拮抗薬は、グレープフルーツが禁忌とされている。他の柑橘系果物はどうなのか?柑橘類がCYP3A4酵素を阻害し、薬物動態に影響を起こすことが知られているが、原因物質としてフラノクマリン類が考えられている。柑橘類に含有するフラノクマリン量を調べた。温州ミカン、デコポンからは果汁、皮ともに検出されていない。
https://www.carenet.com/series/beforeafter/cg003455_012.html
【よかった!】
■早食いは身長が縮みやすい?
~ケアネットニュース2023.5.12~
早食いは体重増加の独立したリスク因子であり、また先行研究で過体重が身長低下の独立したリスク因子であることが報告されている。では、早食いと身長低下は関連するだろうか。研究の結果、早食いが過体重と関連し、過体重は身長低下と関連していたが、早食いと身長低下については、過体重の人とそうでない人で異なっていた。すなわち、過体重でない人は食べるのが速い人が、過体重の人では食べるのが遅い人が、身長が低下する確率が高かった(大阪健康安全基盤研究所)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56385
【ゆっくりよく噛んで食べれば、摂取総量は少なくなり、吸収も良いはず】
■WHO、コロナ緊急事態宣言を解除
~AFP通信2023.5.6~
世界保健機関(WHO)は5日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言を解除すると発表した。WHOは2020年1月30日、最高レベルの警告であるPHEICを宣言。だがWHOの緊急委員会は、宣言を継続するメリットがなくなったとの結論に達し、「COVID-19のパンデミックの長期的管理に移行する時がきた」と勧告した。
https://www.afpbb.com/articles/-/3462806
【緊急事態宣言が発令されていたんだ!?】
■2型DM患者、砂糖入り飲料多飲で死亡リスク2割増
~ケアネットニュース2023.4.27~
砂糖入り飲料の多量摂取が全死因死亡およびCVDの発症・死亡と関連し、一方でコーヒー・紅茶・淡水・低脂肪乳の摂取は、摂取量と全死因死亡が逆相関であるという(米国・ハーバード大学公衆衛生大学院)。プール解析ハザード比は、砂糖入り飲料では1.20だった。一方で、コーヒーでは0.74、紅茶0.79、淡水0.77、低脂肪乳0.88だった。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/56335
【何も入っていない水分が安心。】
■睡眠薬にアルツハイマー病「抑制」の可能性
~magmagニュース2023.5.6~
睡眠薬であるスボレキサント(商品名:ベルソムラ)に睡眠を促す以外のしくみで、アルツハイマー病を抑制するかもしれないという内容の研究をご紹介します。認知機能低下のない45~65歳の38人が対象。13人が10mg、12人が20mgのスボレキサントを服用し、残りが偽薬を飲みました。その後、2時間おきに脊髄に挿入したカテーテルから採取した脊髄液中のアミロイドβ(アルツハイマー病の原因となる物質)を測定したところ、20mgのスボレキサントを服用した場合にはアミロイドβが低いレベルに留まっていました。要約:『スボレキサントを一定量内服した場合には、アルツハイマー病の原因物質の濃度が低下する可能性がある』
https://www.mag2.com/p/news/574966
【たくさん寝よう!でも、寝すぎで寝ボケは大丈夫!?】
■上海、市民のがん罹患率トップ3
~AFP通信2023.4.22~
上海市では、新たに発生したがんの症例は9万1400人、罹患率は「10万人に623人」で、罹患率上位3位は肺がん、大腸がん、甲状腺がんでした。また市内ではがんによる死亡者の数は3万8300人、死亡率は「10万人に261人」で、がんは上海市民の死亡原因の第2位となっています。上海市では、がん患者の5年生存率は56%に達し、十数年間にわたって着実に増加の勢いを見せています。
https://www.afpbb.com/articles/-/3460589
【大気汚染や食環境の影響あるかも・・・】
■腎臓のリスクを上げない飲酒量は?
~ケアネットニュース2023.4.27~
大量飲酒が腎臓に及ぼす影響を評価した研究は少なく、これまで一定の見解が得られていなかった。そこで山本 陵平氏(大阪大学)らの研究グループは、これまでに報告された疫学研究の結果を統合し、アルコール摂取量と腎臓病リスクの関係を解析した。その結果、1日60g程度(日本酒約3合)以上のアルコール摂取はタンパク尿リスクとなることを明らかにした。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56332
【適量であれば・・・百薬の長】
■閉経移行期に運動量が増えた女性は骨量減少が緩やか
~日経メディカル2023.4.18~
閉経移行期の女性を対象として、余暇時間の運動量と骨密度減少の関係を検討したところ、運動量が増加していた女性では、大腿骨頸部の骨密度減少が少なかった(米国California大学)。順序スケールが1上昇当たり、大腿骨頸部の骨量は0.015g/cm2大きく、椎骨の骨量は0.017g/cm2大きくなっており、METが1hr/週上昇当たりにすると、それぞれ0.001g/cm2と0.002 g/cm2大きくなっていた。
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/lancet/202304/579262.html
【運動!・・・コツコツと!】
■人はなぜ老いるのか、若さを保つにはどうすればいいのか
~ナショナルジオグラフィック2023.3.16~
明確な答えはまだ出ていないが、大きく分けて2つの学説がある。1つ目は、体の組織に長年かけて蓄積された傷みや摩耗のせいで老化が進むという説。細胞に老廃物がたまり、バックアップシステムが壊れ、修復のメカニズムが徐々に崩壊し、古い自動車のようにガタが来るだけのことだという。2つ目の説は、遺伝子が老化を促しているというものだ。生物にはそれぞれ種によってタイムテーブルの異なる分子時計があるという。進化が選り好みするのは、たいていその生物が若い時期に有利な遺伝子だ。体が持てる資源を繁殖になるべく投入したほうが有利なら、長期的なメンテナンスに残される分はおろそかになる。・年を取ることの利点もある。その一つは、アレルギーが減ることだ。・運動すると神経の強い結合が維持されるため、年取った脳には運動がおすすめだ。・86歳以上の人は、74~85歳と比較して特に不健康だというわけでもない。・最近の研究で、女性は一生涯新しい卵子を作り出すことのできる幹細胞を持っていることが示唆された。・父親が高齢であればあるほど、子どもに突然変異が起こる確率が高まる。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/021500081/
【年齢並みに過ごせれば・・・】
■「老化細胞を除去する薬」で若返り、実用化へ高まる期待
~ナショナルジオグラフィック2023.3.6~
年老いても心臓や脳、体のあちこちを若返らせることができたら──。それが、長寿研究における主役のひとつ、「セノリティクス」(老化細胞除去薬)の将来に寄せられる熱い期待だ。細胞分裂を停止した「老化細胞」は、まるで腐ったリンゴから他のリンゴ全部に腐敗が広がるように、周辺の細胞まで老化に引きずりこむ。だからこそ、老化細胞を除去するセノリティクスに大きな期待が寄せられているのだ。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/030300114/
【周囲まで老化させる細胞を取り除く、2026年にも米国で承認か】
■いまだ多い「しゃっくり」の謎?
~ナショナルジオグラフィック2023.4.13~
大抵の場合、しゃっくりは横隔神経や迷走神経が刺激されることで起きる。いずれの神経も人類の祖先であった魚類や両生類で発達したものだ。原型は人類の祖先だった魚類で初めて出現した。しかし、その時の横隔神経は、横隔膜ではなく、脳のすぐ隣にある鰓(えら)につながっていたため短かった。現代の哺乳類にはさまざまな神経があるため、横隔神経は刺激を受けやすくなっている。魚類の一部が陸でも過ごすことができる両生類へ進化していく過程で、しゃっくりが役に立った可能性はある。陸上の肺呼吸と水中の鰓呼吸を切り替える際、「しゃっくり」をすることで喉頭蓋に当たるものが閉じられ、水が肺ではなく口から鰓へ流れるようにしていたと考えられる。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/041000174/
【説明されても、謎のまま!】
■日本における若年性認知症の初期症状とは
~ケアネットニュース2023.4.6~
若年性認知症はサブタイプにより初期症状の頻度に違いがあることが明らかとなった。著者らは、本結果が若年性認知症の初期症状に対する一般の人々の意識向上に貢献し、早期診断や社会的支援が促進されるだろうと述べている(東京都健康長寿医療センター研究所)。アルツハイマー病では、記憶障害がより頻繁に認められた。血管性認知症では、失語障害がより一般的であった。前頭側頭型認知症では、意欲低下、職場や家庭でのミスの増加、それ以外の異常な行動や態度が高率に認められた。女性では記憶障害が、男性では易刺激性がより多く観察された。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56199
【心当たりが・・・】
■尿酸値が上がりにくいアルコールは?
~ケアネットニュース2023.4.6~
日本人7万8,153人の健康診断データを用いて横断研究を実施した結果、飲酒量をエタノール含有量で統一した場合、ビールでの血清尿酸値上昇は大きく、ワインでは中程度の上昇、日本酒での上昇はわずかで有意ではなかったことが示された(聖路加国際病院)。
【飲酒量も注意!】
■ピロリ菌感染、がん治療には良い影響か
~ケアネットニュース2023.4.4~
Helicobacter pylori(HP)感染は胃がんの原因と考えられているが、逆にHP陽性の進行胃がん患者の生存率がHP陰性患者よりも高いことがさまざまな国の研究で報告されている。「本研究では、HP陽性者は陰性者よりがん発生率が高かったが、がん死亡率には差がなかったことから、HP陽性者においてがん診断後の死亡リスクが低下したことが示唆される。ほぼすべてのがん患者は最初の診断後に治療を受けることから、HP陽性者のほうが治療による効果が高い可能性がある。この結果は、HP感染ががん診断後の死亡リスクを低下させる可能性を示唆しているかもしれない」としている。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56182
【さらなる研究が必要かも!?】
■肥満や男性だけでない、いびきをかく人の1/4は睡眠時無呼吸症候群
~ケアネットニュース2023.4.4~
睡眠中に大きないびきと共に呼吸が止まったり、弱くなったりするという症状を呈する睡眠時無呼吸症候群。いびきをかく人の25%(男性:3人に1人、女性:5人に1人)は睡眠時無呼吸を発生していたという報告。「夜に大きないびきをかく」「日中に強い眠気がある」「ときどき呼吸が止まる」「起床時に頭痛やだるさがある」といった症状があったら要注意とのことである。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56201
【ドキッ!】
■新型コロナの脅威、今年中にインフルエンザ並みに、WHO
~AFP通信2023.3.18~
世界保健機関は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威は今年中にインフルエンザ並みに落ち着く可能性があるとの見解を示した。記者会見で、新型コロナの流行は世界中で以前よりはるかに落ち着いていると指摘。「季節性インフルエンザ並みに扱える段階に近づきつつある」と述べた。
https://www.afpbb.com/articles/-/3456213
【現実は、ほとんど「インフル扱い」!?】
■「老いるのはいいこと」と思うほうが健康で長寿に、米国
~ナショナルジオグラフィック2023.3.23~
米ブリガムヤング大学の研究チームが、1900年以降に行われた148の研究を分析したところ、社会的つながりが強い人はそうでない人に比べて、追跡期間終了時に生存していた確率が50%高かったことが明らかになった。分
析によると、充実した社会生活を送ることは、長生きという点では禁煙と同等の効果があり、さらには運動や肥満の解消よりも重要な役割を担っている可能性があるという。社会的つながりが健康にいいというのは、いわゆる「ストレスの緩衝」によるのかもしれない。周りの人たちからの支えは、病気や身近な人の死、そのほか歳を取るにつれて増えていく困難な問題に対処するうえで助けになる。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/031600133/
【何事も前向きに・・・】
■日本人の認知症タイプ別死亡リスクと死因
~ケアネットニュース2023.3.22~
医薬基盤・健康・栄養研究所の小野 玲氏らは、日本における認知症のサブタイプ別の死亡率、死因、予後関連因子を調査するため、クリニックベースのコホート研究を実施した。その結果、日本における認知症サブタイプ別の死亡リスクや死因の重要な違いが明らかとなった。対象患者3,229例を6つの認知機能タイプ(認知機能正常[NC]、軽度認知障害[MCI]、アルツハイマー病[AD]、血管性認知症、レビー小体型認知症[DLB]、前頭側頭型認知症)に分類した。NC群と比較し、すべての認知症サブタイプおよびMCI群の死亡率は高かった(ハザードリスク:2.61~5.20)。最も多かった死因は肺炎であり、次いでがんであった。MCI、AD、DLB群における予後因子は、高齢、男性、認知機能低下であり、アポリポ蛋白Eℇ4対立遺伝子との関連は認められなかった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56110
【忘れられない事実!】
■ガラパゴス諸島に不妊化した蚊10万匹放出
~AFP通信2023.3.11~
南米エクアドルはガラパゴス諸島に不妊化させた雄のネッタイシマカを10万匹放出する計画を発表した。デング熱、ジカ熱、チクングニア熱などの感染症を媒介するネッタイシマカの繁殖を抑制する目的。国立衛生研究所
は、同国初の取り組みとしている。不妊化した雄の蚊を大量に放すことで、蚊の個体数を減らし、病気の感染率を下げる効果があるとされる。
https://www.afpbb.com/articles/-/3455149
【我が家の裏庭にも・・・お願い!?】
■動脈硬化リスクが上昇しやすい睡眠の取り方
~ケアネットニュース2023.3.13~
睡眠時間や就寝タイミングとアテローム性動脈硬化との関連性を調査し、45歳以上の場合に睡眠不足や不規則な睡眠であるとアテローム性動脈硬化の発症リスクを高めることを示唆した(米国・ヴァンダービルト大学)。
規則的な睡眠時間(SD≦60分)の参加者と比較したところ、睡眠時間の不規則性が大きい(SD>120分)参加者は、冠動脈カルシウム負荷が高く、有病率:1.33 、足首上腕指数が異常値であった(有病率:1.75)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56056
【規則的な生活を・・・】
■体外受精と自然妊娠、生まれた子に違いは?
~ケアネットニュース2023.3.3~
体外受精で授かった子供の学齢期の発達と教育の成果は、自然妊娠の子供と同等である(オーストラリア・メルボルン大学)。自然妊娠の子供と比較して、4~6歳の発達上の脆弱性のリスクに対する体外受精の因果関係はなく、調整リスク差は-0.3%、調整リスク比は0.97であった。https://www.carenet.com/news/general/carenet/55998
【子どもの明るい将来!】
■化学療法、女性は午後に受けると効果が高い
~ケアネットニュース2023.3.7~
体内時計機能を勘案し、投薬時間を調節するクロノセラピー(時間治療)の考え方は以前より提唱されており、大腸がんなどにおいて一定の効果が報告されている。今回、造血器腫瘍の成人患者におけるクロノセラピーの効果を検討した(韓国科学技術院)。研究者らは、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫患者を2つのコホートに分け、午前または午後に化学療法を行った。無増悪生存期間は、女性患者において、午前投与群は午後投与群に比べ有意に短かった(ハザード比0.357)。女性患者において、午前投与群は午後投与群に比べ病勢進行の頻度が高かった(比較33.3 %vs.13.9%)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56000
【治療は午後に・・・】
■世界一黒い至高の暗黒シートを開発、産総研など
~ナショナルジオグラフィック202.2.10~
可視光を99.98%以上吸収しほとんど反射しない「至高の暗黒シート」を産業技術総合研究所と量子科学技術研究開発機構の研究グループが開発した。カシューナッツの殻から抽出したポリフェノール類の「カシューオイル」の樹脂を利用。同じグループが2019年に開発した「究極の」シートを超えた黒さで、耐久性も良く、触れる素材では世界一の黒さとなった。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/020700066/
【真っ黒!という真実が潔白】
■長寿効果、1日5000~7000歩で十分?歩数と死亡リスク
~時事通信2023.2.20~
歩くことで得られる長寿効果は、高齢者では1日5000~7000歩で頭打ちになるとの調査結果を、早稲田大の渡辺大輝助教らの研究チームがまとめた。1日1時間程度の歩行に該当するが、これが最適な長さという。研究チームは2013年、京都府亀岡市の65歳以上の男女4165人を対象に、1日の歩数と死亡リスク増減の関連を調べた。最大約4年間追跡調査し、その間に113人が亡くなった。その結果、5000歩未満の場合、1000歩増えると死亡リスクが23%低下した。これは、9~10カ月の寿命延長に当たるという。ただ、5000~7000歩の人ではさらに歩数が増えても効果はなかった。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023022000112
【近場の外出はなるべく徒歩で…】
■食物繊維の摂取とうつ病・不安との関係
~ケアネットニュース2023.2.22~
食物繊維の総摂取量は、成人のうつ病オッズ比の10%低下および青少年のうつ病オッズ比の57%低下と関連していた(イラン・テヘラン医科大学)。用量反応メタ解析では、成人において食物繊維の総摂取量とうつ病オッズ比との間に逆線形関係が認められ、食物繊維の総摂取量が5g増加するごとに、うつ病リスクが5%減少することが示唆された。野菜からの食物線維の摂取、水溶性食物繊維の摂取とうつ病ORとの間に、有意な逆相関の関連が認められた。穀物および果物からの食物繊維、不溶性食物繊維とうつ病リスク低下との関連は、わずかであった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55947
【野菜を食べよう!】
■水は1日にどれくらい人体を出入りするのか、初の計算式
~ナショナルジオグラフィック2023.2.1~
私たちの体のおよそ半分は水。一般的な成人男性で体の53%、成人女性で45%、乳児では60%を占めるという。この量を維持するため、私たちは飲んだり、食事や呼吸をしたりして水分を取る。ここでストック、つまり体に含まれる水分の量は分かっていたが、フローである1日の出入り量は正確な把握が難しかった。研究の結果、1日に体を出入りする水分の量は、男性では20~35歳、女性では30~60歳が最も多く、それぞれ平均4.2リットル、3.3リットルと分かった。成人では体の全水分の10%、乳児では25%が、わずか1日で失われていた。水分を3日間取らないと、命の危険にさらされるという。これは従来、経験的に言われてきたことだが、今回の調査で科学的に裏付けられた。高齢者は水の出入りが少なかった。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/013100050/
【平均尿量の2~3倍もある!】
■がんと共に生きる人々を支えるために、医師ができること
~ケアネットニュース2023.2.14~
具体的には「治療場所の選択」「治療選択の迷い」「住居、食べ物、日常生活や移動手段などのニーズ」「子供の世話」「雇用や学校の問題」「医療費負担」「残される家族の生活の再設計」など、さまざま。「がん患者がどのような困難に直面しているのかを聞いたうえで、日々の臨床に生かすことが重要」
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55897
【心のケアの重要性】
■昼寝とうつ病リスク
~ケアネットニュース2023.2.13~
昼寝はうつ病の予測因子であることが示唆された(中国・江西科技師範大学)。昼寝をしている人は、抑うつ症状のリスクが高かった(オッズ比:1.15)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55906
【昼寝は20分までに。。。】
■韓国医療AIの開発活発、がんやパーキンソンなど診断で着々
~AFP通信2023.2.9~
医療AIソリューション企業ビューノはAI基盤を用いて胸部CT映像の判読を補助し、肺がんの初期段階の可能性がある肺結節を検出・分析する提供するソリューションを開発した。医療AIは学界でも活発に研究されている。高麗大学安岩病院神経科のイ・チャンニョン教授らのチームは、病院の心電図検査だけで特発性パーキンソン病を鑑別できるAIディープラーニングアルゴリズムを開発した。パーキンソン病の危険群選別は容易ではないが、研究チームはパーキンソン病が心臓にも影響を及ぼす点に着目して成果につなげた。また、韓国科学技術院の研究チームは、3次元空間で非常に速く動く赤血球の映像で赤血球の形態をリアルタイムで復元することに成功。がん診断で重要な生体から組織の一部を採取する映像の復元にも成功した。この技術は細胞を染色する過程や数千万ウォンに達する顕微鏡を必要とせず、速度と費用を大幅に改善できると期待されている。
https://www.afpbb.com/articles/-/3450599
【やがてあらゆる病が予知可能に・・・】
■慢性腎臓病を抑制、植物油よりも魚油
~ケアネットニュース2023.2.8~
魚介由来の3種のオメガ3系多価不飽和脂肪酸の総量の値が高いほど、慢性腎臓病発症のリスクが低いのに対し、植物由来のオメガ3系多価不飽和脂肪酸にはこのような作用はなく、魚介由来オメガ3系多価不飽和脂肪酸値が最も高い集団は最も低い集団に比べ、推算糸球体濾過量の≧40%の低下のリスクが低いことが明らかとなった(オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学)。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/55889
【♪サカナ、さかな、魚を食べると…腎臓が良くなる!?】
■宿主をゾンビ化する寄生菌、ヒトに感染する可能性は?
~ヘルスデーニュース2023.1.25~
そのアリは、もう自分の意志で体を動かすことはできない。ふらふらと巣から離れ、葉にしがみついて、そこで死ぬのを待つだけだ。やがて菌が体を食い尽くし、頭を破って現れて、空中に胞子をまき散らす(米セントラルフロリダ大学のイアン・ウィル氏)。米フロリダ州では、このようにゾンビ化したアリが見つかる。もし、このような菌が人間にも寄生することがあるとしたら?昆虫をゾンビにする真菌類は、特定の種の昆虫に適応するように進化してきた。そのため、その種以外の生物にはほぼ寄生できない。例えば、タイにいるアリに寄生するように進化した種は、フロリダにいる別の種のアリには寄生できない。「違う種のアリに寄生することもできないのですから、ヒトに寄生するのはSFの世界でしか考えられません」とウィル氏は言う。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/012300033/
【恐ろしやぁ~・・・】
■ウイルスは「悪者」だけではない、微生物のエサにも、研究
~ナショナルジオグラフィック2023.1.26~
ウイルスは宿主に新しい遺伝子を挿入することで進化を促すこともある。人間の全ゲノムのうち8%は、内在性レトロウイルスで占められているが、これははるか昔私たちの祖先に感染した古代ウイルスの名残だ。そのなかでも最も有名なシンシチンというウイルスの残骸は、人間を含む多くの哺乳類が妊娠するために必要なたんぱく質を作る助けをする。ほかにも、がんを予防したり、胚の成長を助けたり、皮肉にも感染症を撃退したりするものがある。また、微生物がウイルスにやられるのではなく逆にこれを食べて繁殖しているとすれば、話はだいぶ変わってくる。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/012500038/
【御ひいきに・・・】
■日米共同世論調査
~アンケートによると2022.12.22~
読売と米ギャラップの「11月・日米共同世論調査」によると、
☆信頼している国内の組織や公共機関、15項目から複数選択
《日本》
1.病院 78%
2.自衛隊 72%
3.裁判所 64%
《米国》
1.軍隊 79%
2.病院 76%
http://questionnaire.blog16.fc2.com/page-1.html
【政治や宗教の信頼度が壊滅】
■鳥インフルのヒトへの感染、初確認、エクアドル
~AFP通信2023.1.15~
エクアドル保健省は、鳥インフルエンザウイルスA(H5)型のヒトへの感染が、初めて確認されたと発表した。鳥インフルは世界的に流行しており、同国でも数週間前に養鶏場の鶏から検出されていた。感染したのはボリバル州の9歳の少女。感染した鳥と直接接触したことにより感染したと推定されるという。保健省は、少女以外のヒトへの感染はこれまでのところ報告されていないとしている。
https://www.afpbb.com/articles/-/3446578
【鳥インフル発見即、全鳥殺処分。ヒトへの感染即、???】
■アセトアミノフェン含有製剤、添付文書改訂、重大な副作用追加で
~ケアネットニュース2023.1.19~
改訂内容は『重大な副作用』の項への「薬剤性過敏症症候群」の追記で、薬剤性過敏症症候群の国内症例を評価した。専門委員の意見を聴取、本剤と薬剤性過敏症症候群との因果関係の否定できない国内症例が集積したことから。該当医薬品は、アセトアミノフェン(経口剤、坐剤、注射剤)/トラマドール塩酸塩・アセトアミノフェン/サリチルアミド・アセトアミノフェン・無水カフェイン・クロルフェニラミンマレイン酸塩/サリチルアミド・アセトアミノフェン・無水カフェイン・プロメタジンメチレンジサリチル酸塩/ジプロフィリン・ジヒドロコデインリン酸塩・dl-メチルエフェドリン塩酸塩・ジフェンヒドラミンサリチル酸塩・アセトアミノフェン・ブロモバレリル尿素。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55767
【クスリはリスク。】
■最新の平均寿命と悪性新生物の死亡確率/厚労省
~ケアネットニュース2022.12.23~厚生労働省発表「令和2年都道府県別生命表」。2020年の全国の平均寿命(0歳の平均余命)は、男性が81.49年、女性が87.60年で、2015年よりも男性では0.72年、女性では0.60年延びていた。また、死因別死亡確率では、男女ともに最も多かった死因は、悪性新生物(腫瘍)であり、男性で28.13%、女性で20.05%を占めていた。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55713
【寿命が延びても、がん死が多い日本】
■「人々の命を奪う」食物依存症、糖と脂肪の甘くなめらかな罠
~ナショナルジオグラフィック2023.1.10~
食物依存症、それは成人の14%、子どもの12%が患っている依存症。脂肪と糖で私たちを誘惑するぜいたくな料理は、がまんできないほど魅力的に感じられる。こうした食品は、体にある脂肪と糖のセンサーに働きかけ、ドーパミンを放出させるように最適化されていることが多い。すなわち、私たちの生物学的特性を利用して、もっと食べたいと思わせるように作られている。「私たちは昔から自家製のケーキやクッキーやピザを食べてきました。しかし、1980年代に超加工食品の生産が増えてから、食生活に関連する死亡や病気が増えたのです」と言う。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/010600007/
【甘い罠には近づかないこと。】
■性への関心が薄れると死亡率は高くなる
~ケアネットニュース2023.1.4~
性的関心の欠如と全死因死亡率との関連性について、山形県内の40歳以上の被験者2万969人を対象に行った。性的関心を持たなかった男性では、全死亡率およびがん死亡率が有意に上昇した。ハザード比は1.69だった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55655
【老若男女で・・・】
■コロナ死亡例、脳を含む広範囲に長期ウイルスが存在
~ケアネットニュース2023.1.5~
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡者の体内には、呼吸器をはじめ非呼吸器、脳に至るまで広く長期に渡ってSARS-CoV-2が存在していることが、新たな研究で判明した(米国国立衛生研究所)。中枢神経系組織からSARS-CoV-2 RNAが検出された(10/11例、検出不能を除く)。ここには、230日目の死亡例を含んだ後期症例のすべてが含まれ(5/6例、検出不能を除く)、脳におけるウイルスの持続性が確認された。高いウイルス負荷にもかかわらず、脳における病理組織学的変化はほとんど認められなかった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55641
【治った人も・・・まだ体内にいるかも!?】
■働きアリ:2割程度は「働かず」
~毎日新聞2012/12/29~働きアリの集団の中には常に2割程度の働かないアリがいて、働くアリだけのグループを作っても必ず働かないアリが出ることを、長谷川英祐・北海道大大学院准教授(進化生物学)らが証明した。「働かないアリがいれば、別の仕事が生じた時にすぐに対応できる。仕事の効率は下がるが集団を維持する巧妙な仕組みではないか」と推測している。卵の世話をするなどの仕事量にばらつきがあり、どのコロニーにもほとんど働かないアリが約2割いた。働かないアリだけ30匹集めると、うち約2割が働かないままだが、残りはよく働くようになった。よく働くアリだけを集めて新たなグループを作っても一部は働かなくなった。仕事の熱心さに年齢などは関係なかった。人間社会のように集団に指示するボスはいないが、自然と働くものと働かないものが出る。長谷川准教授は「働かない『働きアリ』が集団維持にどのように貢献しているか今後明らかにしたい」と話している。
【働きすぎに注意しましょう!】
■2010年の世界的な平均余命、男性67.5年、女性73.3年
~ケアネットニュース2012.12.28~世界的な出生時平均余命の延長は1990年台にいったん停滞したが、1970~2010年の40年間で持続的かつ実質的に延長し、2010年には男性が67.5年、女性は73.3年に達したことが、米国・ワシントン大学のHaidong Wang氏らの調査で明らかとなった。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/32879
【伸びました。女性はやっぱり男性より5歳以上長生きなんだ。】
■ビールの苦味成分に感染症予防効果、ただし大量摂取が必要
~AFP通信2012年12月07日~サッポロビールは札幌医科大学との共同研究で、ビールの主原料ホップに含まれる苦味成分「フムロン」に急性呼吸器感染症を引き起こすRSウイルスの増加を抑制する働きがあることを発見したと発表した。感染後の炎症の緩和効果もあるという。RSウイルスに感染すると肺炎や気管支炎を発症する。大人では風邪のような症状となるが、乳幼児の場合は重症化することもある。ただし、感染予防に必要な量の「フムロン」をビールから摂取するには、350ミリリットル入りの缶ビールを30本飲まなければならない。このため「フムロン」を食品やノンアルコール飲料から摂取でき、特に苦味成分である「フムロン」を子どもにも食べやすい味にすることが大きな課題だという。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2915467/9957094
【缶ビール30本は、かなりの酒豪でないと無理→でも肝臓が・・・】
■フランス人男性の精子数、約15年で3分の1減 仏研究
~AFP通信2012年12月06日~フランス人男性の精子の数が1989年から2005年の間に3分の1減ったとする研究結果が欧州の学会誌「ヒューマン・リプロダクション」に発表された。「公衆衛生における深刻な警告だ。とりわけ環境との関連が究明される必要がある」と述べている。精液1ミリリットル当たりに含まれる精子数を示す精子濃度は年平均で約2%ずつ継続的に減少し全期間通しては32.2%減少していた。平均年齢35歳男性では、精子濃度は1989年には7360万個だったのが、2005年には4990万個に減っていた。一般的に精子濃度が5500万個を下回ると受胎率に影響が出るといわれ、1500万個を下回ると不妊の原因とみなされる。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2915364/9951314
【男たちよ!ガンバレ!】
■ハイリスクハイリターン好む=脳の領域突き止める-東北大
~時事通信2012/11/13~脳組織の一部「島皮質」が働くと、積極的にリスクを冒し、より大きな報酬を得ようと行動することを、東北大学大学院生命科学研究科の飯島敏夫教授らの研究グループがラットの実験で突き止めた。脳の前頭眼窩野がリスク行動を抑制することはこれまでにも知られている。研究グループは前頭眼窩野に隣接する島皮質前部には、反対にリスクを冒し、より大きな利益獲得を目指す行動を促進する機能があることを世界で初めて発見したという。
【ギャンブル依存症の治療法開発なるか!?】
■「褒められると伸びる」は本当~生理学研、実験で証明
~日本経済新聞2012/11/8~運動トレーニングをした際に他人から褒められると、上手に運動技能を取得できると、自然科学研究機構生理学研究所の定藤規弘教授らの研究グループが実験で明らかにした。グループの田中悟志名古屋工業大准教授(神経工学)は「褒めて伸ばすという言葉が科学的に証明された。教育やリハビリテーションの現場で応用できる」としている。研究では(1)自分が褒められる(2)他人が褒められるのを見る(3)自分の成績をグラフだけで見る――の3グループに分けた。翌日、運動直後に自分が褒められたグループは前日の練習から成績が20%伸びた一方、ほかの2グループは13~14%の伸びにとどまった。これまでの研究で、うれしいことがあると、脳内で記憶の定着に重要な役割を果たすドーパミンが分泌されると判明しており、田中准教授は「褒められた分、記憶が残って動きが良くなったのではないか」と話している。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0800O_Y2A101C1CR0000/
【子どもだけでなく、大人になっても褒めてあげよう!】
■肥満と誤診の女性から28キロの腫瘍摘出
~AFP通信2012年10月29日~ドイツ東部ドレスデンの大学病院は、60歳のイルムトラウト・アイクラーさん(女性)から重さ28キログラムもの腫瘍の摘出に成功したと発表した。彼女は別の病院で過度の肥満と診断され、原因は糖尿病と運動不足だとして抗肥満薬を処方されていた。しかし、むくみがひどく立ち上がることもできなくなったため、セカンドオピニオンを求め、大学病院での超音波検査で、縦60センチメートル、横50センチメートルにもなる大きな「境界悪性腫瘍」(良性ではないが悪性度の低い腫瘍)が卵巣に癒着しているのが見つかった。子宮、卵巣、甲状腺も肥大して気管を圧迫し、アイクラーさんは呼吸も苦しい状態だったという。手術では腫瘍のほか、これらの肥大していた臓器も摘出された。その結果、危険なレベルまで増えていた体重は40キロ減少したという。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2909690/9754106
【40キロ減量!よかったねと言うべきか、否か!?】
■山中教授の「下手な」イラスト、研究進める決め手に
~2012年10月9日読売新聞~山中教授がノーベル賞授賞理由となったiPS細胞(新型万能細胞)の研究を飛躍させた原動力は、自分で作成した個性的なイラスト。イラストの図柄は、人の胚(受精卵が成長したもの)や腫瘍のできたマウスが涙を流す様子を描いていた。審査担当だった岸本忠三・元大阪大学長は「イラストを使った説明には(説得する)迫力があった。(iPS細胞は)できるわけがないとは思ったが、『百に一つも当たればいい。こういう人から何か出てくるかもしれん。よし、応援したれ』という気になった」と評価した。これで約3億円(5年分)という巨額の研究費を獲得した。
【下手でも十分な説得力があった。中身が大事なのよね~何事も】
■子どもの野菜嫌い、楽しい「ネーミング」が効果 米研究
~AFP通信 09月26日~「子どもに野菜をもっと食べさせたい」ブロッコリーを「小さなおいしい木のてっぺん」と名づけるなど、野菜を楽しい名前で呼ぶことで子どもたちが残さず食べるようになったという。この論文は学術誌「予防医学(Preventative Medicine)」に掲載された。米コーネル大学が行った実験「ヘルシーな食材に魅力的な名前をつけることで、子どもたちがその食材を選び、食べるようになる(最高99%まで上昇した)。「着実に効果があり、しかも大規模に展開できる上にコストがほとんど、あるいは全くかからない」と研究チームはまとめている。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2902616/9556095
【野菜好きな子どもが増え、争いのない平和な社会になるといいね!】
■タニタが教えるダイエットルール
~MSNニュース~やせるつもりがかえって太る?自己流ダイエットの落とし穴。食べない、あるいは食事の量を減らすと、脂肪より先に筋肉量が低下し、ホルモンバランスが乱れる。これにより、ダイエットを始める前よりも太りやすい体質になってしまう。ダイエットのために1日の摂取カロリーを1000kcal以下に抑えると、からだは少ないカロリーでも活動できるようにと基礎代謝を低下させ、一種の省エネ状態になる。こうなってしまうと、食事の量を減らしても体重が落ちなくなるうえ、飢餓に備えて脂肪をためやすい状態になり、ちょっと多く食べただけですぐに太ってしまうのだ。タニタが勧めるダイエットルールは次のよう。
・主食を減らして、たんぱく質をプラスし食欲を抑制する・大豆製品や豆類、酢などをプラスして、肥満ホルモンの分泌を抑える・ご飯は最後に食べる など。
【勘違いの多いダイエットルール。さすがタニタさん!】
■ほうれい線、1センチ伸びれば6歳老ける
~ロート製薬2012年9月4日~肌のハリが失われてくると目立つ「ほうれい線」。ほうれい線が特に女性の見た目年齢に影響を与えていることが明らかになった。この調査では、画像加工でほうれい線の長さのみを変えた2種類の女性の顔写真を用意。2枚の写真を比較して「何歳差に見えるか」を尋ねた。すると、ほうれい線を1.18センチ伸ばしただけの写真の方が平均6.93歳も老けて見られた。1センチあたりに換算すれば、6歳老けるという計算になる。
【印象の鍵は肌のハリ。恋多き女性ほど肌にハリがあることもわかった】
■都市伝説(ではなかった!!)「○○すると死ぬ」説
~MSNトピックス8/16~子ども時代の夏、親に「扇風機をつけっぱなしにして寝ると死ぬよ」と言われませんでしたか?「○○すると死ぬ」という都市伝説はいくつかありますが・・・。●扇風機にあたり続ける―近距離で強い風にあたり続けると体温が下がり血管が収縮することによって心筋梗塞や脳梗塞が誘発されるといいます。● ぎんなんを食べすぎる―「4′-メトキシピリドキシン」という成分がビタミンB6のはたらきを阻害して欠乏させ、嘔吐やけいれんなどの中毒を起こすことがある。成人の場合は40粒以上食べると中毒の危険性があるそうです。
【侮れない!都市伝説】
■ストレス多い男性は太目の女性を好む? 学術研究で判明
~CNN 2012.08.10~精神的ストレスを感じている男性は、太った女性に魅力を感じる傾向がある――。そんな調査結果が米科学誌プロスワンの今週号に発表された。社会の理想とする体型が資源利用に左右されることは、学会では定説だった。食糧不安などに脅かされている状況では、困難な環境で生き延びる能力が高いとみなされ太目の女性が好まれる。現代社会では失業などの問題でもこうした不安に該当し得るほか、過去の研究では、男性が空腹になると太目の女性を魅力的と感じる傾向があることも分かっている。
http://www.cnn.co.jp/fringe/35020335.html
【ぽっちゃり系女子は男性のストレス解消と安心に・・・科学的!?】
■ロシアで『不老不死』の研究キターーッ!2045年には「死」がなくなる
~ライブドアニュース2012年08月08日~ロシアの研究家ドミトリー・イスコフ氏(31)は不老不死の研究で、2045年までに人類から「死」という概念が一切消えるという。不老不死の状態を得る方法は突拍子も無いもので、SFの世界の話のようなものだ。平たく言えば人間の『脳』をバックアップ、そして機械に転送するという。2025年にロボットに人間の脳を転送可能に、2035年にはアバターによる脳が作成人格が注入、 2045年にはついに人類から「死」がなくなるという。
【死にたくても死ねない!という苦痛が待っているかも!?】
■カレーは・・・脳によい=茂木健一郎氏発表
脳科学者の茂木健一郎氏が壇上で強調した。「ね、びっくりする結果じゃないでしょ。脳科学では、みんなが直感的に思っていたことが、あらためて実証されることが多いんですよ」――。第11回カレー再発見フォーラムでの発言。カレーの香りを嗅ぎ、食べることで、被験者のストレスが抑えられ、作業に対するモチベーションが維持された。疲労も軽減されたという結果が出た。茂木の説明に、出席した一同もうなずいた。
【どこのカレーが一番かも知りたい。できれば辛さも。】
■NASAの宇宙ドリンクに若返り効果、肌の自己修復力アップ
~6月3日 AFPBB News~NASAが開発した「宇宙ドリンク」に肌の若返り効果があるという。果たしてSFのような夢物語なのか、それとも本当に若返りの泉なのか。このドリンク(AS10)は、宇宙飛行士を放射線から守るために開発したものだが、老化した肌を若返らせる効果があるらしい。ユタ大学の研究チームは、被験者180人にAS10を4か月にわたり1日2杯ずつ飲んでもらった。結果、紫外線による顔のしみは30%、しわについても17%の減少がみられた。AS10にはクプアスやアサイ、アセロラ、ウチワサボテンの実、ヤマモモといったフルーツに加え、緑茶やザクロジュースが含まれており、抗酸化作用が高いという。ただし、740ミリリットル入りボトル1本当たり約3900円と少々値が張るのが難点。1日に約60ミリリットルを服用した今回の実験では、4か月間で約3万6000円がかかった。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2881463/9034506
【銀河系「宇宙ドリンク」。日本上陸の日も近い!】
■「注射されているところを見ると痛みが増す」という研究発表
~2012.05.30 ギズモード・ジャパン~注射をされているビデオ、綿棒でつつかれているビデオ、何も起きないビデオの3種類のビデオを見せました。注射をされているビデオを見た人は、痛みをより強く感じました。それだけではなく、「綿棒の方が注射よりも痛い」ということを言われて実験に臨んだ人は、綿棒のビデオで一番痛みを感じました。つまり痛みを与えると思っているものを見ることは、痛みをより強く感じさせるように働くということです。研究したのはベルリンにある聖ヘドウィグ病院のチーム。ということで、注射されている所を凝視するのは、痛みを増すだけなので止めた方がよさそうです。逆に痛いのがお好きな方は試してみてもいいかもしれませんね。。。
http://www.gizmodo.jp/2012/05/post_10421.html
【注射・・・嫌い!!!】
■かき氷頭痛「キーン」の原因、わかりました。
誰もが経験したことがあろう、あのキーン! あのキーンの正体が解明されたそうです。研究は、ハーバード大学医学校でなされました。冷たいものを摂取すると、前大脳動脈の拡張が起こり、結果として痛みが生じるということでした。脳は人間の身体の中でも常に動いている必要がある、重要な器官の1つです。また温度に敏感な器官でもあります。血管拡張は脳の温度が下がらないように温かい血液を送ることによって起きるのではないでしょうか。
http://www.gizmodo.jp/2012/05/gw_21.html
【キーンがあっても食べたくなるかき氷の季節が今年もやってくる。】
■悪夢から解放、楽しい夢にするアプリ
心理学の権威として知られる、ハートフォードシャー大学のリチャード・ワイズマン博士は、アプリ開発メーカー『YUZU』と協力して、悪夢を解消するアプリを開発した。使い方は「起床時間」と「アラーム音」、そして「サウンドスケープ」と呼ばれる音を設定するだけ。サウンドスケープとは、ユーザーが夢を見始めた段階で鳴る環境音楽であり、この音を眠りながら聞くことによって、悪夢を解消するとのこと。データ的に21パーセントが不快な夢を見て、15パーセントが悪夢に苦しめられている。このアプリ使用で、ロンドンでは32パーセントの人が楽しい夢を見ているらしい。
http://rocketnews24.com/2012/04/15/202326/
【夢じゃなくて現実になるアプリがほしい】
■ネズミの意思決定力、人間と同程度? 米研究
~3月15日 AFP通信~ネズミが賢いことはよく知られた事実だが米国の研究チームは13日、情報を取捨選択して最適な判断を下す力において、ネズミは人間に劣らないとする研究結果を発表した。米コールドスプリングハーバー研究所のチームは、餌をやりながら様々な種類の音や映像の刺激をネズミに与える実験を行い、そうした情報をネズミがどのように取捨選択し、餌をもらえる時のパターンを見つけ出すかを分析した。そして人間に対して行った同様の実験と結果を比較したところ、ネズミも人間も、統計上の「最適曲線」に従って意思決定していた。つまり、できる限り最適な道を選択するということだ。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2865386/8645840
【わたしの意思決定力、ネズミと同程度。・・・と聞こえてならない】
■泌尿器科は内科?市民約半数が勘違い
~3.20 産経ニュース~日本泌尿器科学会が行ったアンケートで、市民の約半数が「泌尿器科は内科」と誤解していることが分かった。泌尿器科の主要部分は外科治療とされる。「泌尿器科は外科(主に手術を行う)と、内科(主に薬物治療を行う)のどちらに属すると思うか」という設問に、44・5%が「内科」と回答。「外科」は9・3%だった。ただ、高齢になるほど外科と回答する率が高まった。また、「泌尿器科で扱うと思う臓器・部位」を選ぶ設問では、「膀胱」「前立腺」「尿道」「男性性器」などは90%以上が認識していたが、「腎臓」は44・8%と低かった。一方で、約20%が泌尿器科の領域外である「卵巣」「子宮」と回答。市民の泌尿器科に対する理解度は低いようだ。
【部位が部位だけに勘違いも多い。腎臓移植・人工透析も当科ですよ】
■衝撃の真事実!…猫はコタツで丸くならない(〃_ 〃)ゞ
~2012年01月19日秒刊SUNDAY~猫はコタツで丸くならない!こちらの写真はTwitterで話題になったコタツの中の猫を激写した様子。そう言えば猫がコタツの中でどのように過ごしているかはあまり知られていない。試しにGoogleで猫・コタツと調べてみると、沢山の猫とコタツの写真がでてくるが、これといって本当に丸くなっている猫の写真は見当たらない。昔に比べ、今のネコは経済が豊かになったことで横柄になり、コタツを借り物ではなく我が物顔で占拠する為、悠々自適にスペースを使うタイプの猫が多いのかもしれない。昔の猫は今に比べ食料も不足し、猫も飼い主に遠慮するあまり、コタツのスペースさえも利用するには申し訳なく思い、わざわざ丸くなってスペースを開けたと考えられやしないだろうか。(ライター:たまちゃん)
http://www.yukawanet.com/archives/4080339.html
【今のご時世、存在感がもっとも薄いのは亭主なり】
■カキの「貝話(かいわ)」を聞けば、何言ってるかワカル!
香川大学瀬戸内圏研究センターでは、通称「貝リンガル」と呼ばれるセンサーと磁石を使った装置を使い、海水の変化に反応するカキの開閉運動を監視している。センター長は「貝リンガルを使えば『酸素が少なくて苦しいよ!』といった貝の『悲鳴』を聞くことができる」と語る。これまでのところ、カキたちは健康的に会話しているという。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2844320/8169294
■「バカは風邪ひかない」は本当か!?
「バカは風邪ひかないというのは、じつはあながち無根拠な表現ではないんですよ」そう語るのは池袋スカイクリニックの須田隆興先生だ。「ストレスは確実に免疫機能を低下させます。仕事が多忙な時期にかぎって風邪をひきがちなのは、心身にストレスが蓄積しているためでもあります。“バカ=ストレスを感じない”と解釈するのはいささか乱暴かもしれませんが、少なくともあまり物事に頓着しないタイプの人が、ストレスを蓄積しにくいのは事実でしょう。つまり、風邪をひきにくい傾向は、医学的にあり得ると思います」
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20110613-00020357-r25
■美しい!ゴミが人間に・・・。【画像あり】
シャドーアートの極み。ゴミが生きている人になった。
http://twitpic.com/6os8z2
■世界でもっとも正確な時計
米国立標準技術研究所が所有するNIST-F1という時計。その正確さは1000万年間で1秒もずれないレベル。そこまで正確さが必要かッ!オレの腹時計はですね~、、、常時狂ってる。
http://www.gizmodo.jp/2011/09/10001.html