■レカネマブ薬価決定、アルツハイマー病治療薬として発売
~ケアネットニュース2023.12.15~
エーザイとバイオジェンはアルツハイマー病の新たな治療薬であるヒト化抗ヒト可溶性アミロイドβ凝集体モノクローナル抗体のレカネマブについて、日本で発売することを発表した。米国に次いで2ヵ国目。薬価は200mgが4万5,777円/バイアル、500mgが11万4,443円/バイアル。用法・用量は、10mg/kgを2週間に1回、約1時間かけて点滴静注で、患者が体重50kgの場合、年間約298万円になる。保険適用となり、さらに、治療費が高額になった場合は高額療養費制度も利用できる。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57713
【治療薬としては、初めてか!?】
■年末年始の「腸活」のポイント
~ナショナルジオグラフィック2023.12.22~
腸内微生物叢は、健康的な食生活を再開したり、薬の服用を止めたりすれば比較的早く回復する。つまり、腸内微生物叢を本当に維持・改善するには、長期にわたって健康的な食生活を送るしかない。専門家は、穀類や野菜、豆類など、複合糖質(オリゴ糖や多糖類)や食物繊維を多く含む食品を食べることを勧めている。また、キムチやケフィア、ザワークラウトなどの発酵食品も食べるべきだ。これらの食品には、プロバイオティクス(腸内微生物叢の多様性を高める生きた微生物)が含まれている。さらに、糖類の摂取を控え、果物はジュースにして飲むのではなくそのまま食べるなどして食物繊維も一緒に取るようにしよう。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/121900642/
【毎日、できることから少しづつ・・・】
■肉・卵をナッツに換えると心代謝系が健康に!
~ケアネットニュース2023.12.5~
加工肉や赤肉、卵、乳製品、家禽肉、バターといった動物性食品を植物性食品に置き換えることで心血管疾患、糖尿病、全死亡のリスクが低下することが示唆された(ドイツ・ハインリッヒ・ハイネ大学)。
<心血管疾患の発症またはCVD死亡>
加工肉→全粒穀物:0.64、0.54~0.75
加工肉→ナッツ:0.73、0.59~0.91
加工肉→豆類:0.77、0.68~0.87
<2型糖尿病の発症または糖尿病死亡>
バター→オリーブオイル:0.94、0.91~0.98
<2型糖尿病の発症>
加工肉→ナッツ:0.78、0.69~0.88
<全死亡>
加工肉→ナッツ:0.79、0.71~0.88
卵→ナッツ:0.85、0.82~0.89
卵→豆類:0.90、0.89~0.91
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57566
【とにかく、肉類の食べ過ぎに注意!】
■火星の夜は緑色?
~ソラエ2023.12.2~
リエージュ大学のJ.-C. Gérard氏などの研究チームは、ESA(欧州宇宙機関)とロスコスモスの火星探査機「TGO(トレース・ガス・オービター)」の観測データから、夜側では初めて可視光線領域の大気光を観測することに成功しました。大気光は酸素原子(原子状酸素)が酸素分子(O2)へと結合することによって放たれる緑色の光であり、場所によっては夜間に視認可能なほど明るいことが分かりました。
https://sorae.info/astronomy/20231202-mars.html
【エネルギーの高い惑星】
■コロナワクチン、2024年度より65歳以上年1回の定期接種へ
~ケアネットニュース2023.11.28~
厚生労働省は11月22日に厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会と同分科会予防接種基本方針部会を開催し、2023年度末に「特例臨時接種」を終了し、2024年度以降は、65歳以上の高齢者を対象に「定期接種」として実施する方針を了承した。基礎疾患を有する60~64歳については重症化リスクも考慮し、重症化予防を目的とした接種を行う。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57599
【♪コロナは続くよどこまでも・・・】
■2週間のジョギングなどが冷え性と睡眠の質を改善
~ケアネットニュース2023.11.27~
冷え症の若年女性を対象に、ジョギングなどの有酸素運動介入をすることが、睡眠の質を改善し、冷えによる不定愁訴を減少させるかどうかの検討を行った。その結果、短期の有酸素運動は末梢四肢冷感症状を緩和し、主観的な睡眠の質を改善した(山口県立大学)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57579
【身体は動かすようにできている】
■帯状疱疹生ワクチン、接種10年後の効果は?
~ケアネットニュース2023.11.21~
研究グループは、接種後10年以上が経過した帯状疱疹の生ワクチンの有効性を評価する目的で、実臨床コホート研究を行った。ワクチンの帯状疱疹の発症に対する有効率は、1年目の67.2%から10~<12年後には14.9%へ、帯状疱疹後神経痛に対する有効率は、1年目の83.0%から10~<12年後には41.4%へと漸減した。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/57563
【定期的接種が必要か?!】
■レタスクラブの「お米に関するアンケート」によると
~2023.9.20~
・女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳の412人
☆お米を食べる回数
1日3回以上 17%/1日2回 51%/1日1回 22%
☆お米を食べるタイミング
夕食 82%/昼食 62%/朝食 42%
☆ご飯のお供
1.納豆/2.明太子/3.ふりかけ/4.キムチ/5.海苔の佃煮/6.梅干し/7.のり/8.鮭フレーク/9.食べるラー油/10.辛子明太子
☆テッパンのご飯の料理
1.カレー/2.麻婆豆腐/3.焼肉/4.生姜焼き/5.焼き肉/6.唐揚げ/7.餃子
8.青椒肉絲/9.豚キムチ/10.肉じゃが
http://questionnaire.blog16.fc2.com/
【魚が少ない・・・】
■コーヒーの砂糖とミルク、肥満に関連するのは?
~ケアネットニュース2023.11.15~
砂糖、クリーム、非乳製品コーヒークリームの添加を考慮したうえで、コーヒー消費量、カフェイン摂取量と体重変化との関連を調べた。無糖カフェイン入りコーヒーの摂取が1日1杯増加するごとに、4年間の体重は-0.12kg、無糖カフェインレスコーヒーでは-0.12kgとなった。クリームや非乳製品コーヒークリームを加える習慣は、体重変化と有意な関連はなかった。ティースプーン1杯の砂糖を加えることは、0.09kgの体重増加と関連していた。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57517
【やっぱり!甘いのはダメ!?】
■ダニ咬傷におけるダニの除去
~ケアネットニュース2023.11.13~
肉眼的に、10mm台のおそらくマダニが刺さっている、どうやって除去しよう。答え:「鑷子で真上に引っこ抜き、アルコールかせっけん、水道水で洗浄する」昔は、ダニ除去の前にクロロホルム、エーテル、アルコール度数の高い酒を脱脂綿や綿棒などを使用してダニに塗っていた。塗布後数分〜30分程度おいてから除去していたようである。ワセリン法も同様に刺傷部とダニをワセリンで被覆し、30分ほど放置してから除去していた。いまは、前処置は不要とされている。先端の細い鑷子にてなるべく皮膚に近い位置でつかみ、潰さないように気をつけながらゆっくりと一定の速さで真上に引っこ抜く。この際にひねる、動かすなどしてはいけない。除去後は、アルコールやせっけんと水道水などで洗浄するとよい。
https://www.carenet.com/series/beforeafter/cg003455_092.html?
【そのまま鑷子で真上に引っこ抜く!】
■低体重のままの人や体重が減った人、死亡リスク高い
~ケアネットニュース2023.11.7~
20歳以降のBMIの変化と死亡リスクとの関連を調べたところ、低体重のままの人と体重が減少した人では、正常体重の範囲内で体重が増加した人よりも死亡リスクが高いことがわかった。調整後ハザード比:1.10~1.27(Japan Public Health Center-based Prospective Study)。本研究の結果、日本人集団では成人後に低体重のままの人や体重が減少した人では死亡リスクが高いという独特な結果だった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57469
【小太り維持するのが、程よいみたい?!】
■50歳未満で帯状疱疹が増加、なぜ?
~ナショナルジオグラフィック2023.11.6~
1995年に水痘ワクチンが米国で接種されるようになると、水ぼうそうの発生件数が減少し、子どもも大人も水痘・帯状疱疹ウイルスにさらされる機会が減った。定期的にウイルスにさらされていないと、体はウイルスに対する抗体を維持しなくなる。その結果、体内で休眠していたウイルスが目を覚ます確率が上がってしまうと、米クリーブランドクリニックの内科医ダニエル・M・サリバン氏は説明する。「子どもたちの健康を守るためのワクチンが、残念なことに若い成人の間で帯状疱疹の発症率を高めてしまいました」とサリバン氏は言う。ストレスが水痘・帯状疱疹ウイルスを再活性化させるという説もある。普段から高いレベルの心理的ストレスを感じている人は、帯状疱疹を発症するリスクが高かったことが示された。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/102600552/
【ワクチン打ち続けるか、定期的に罹患するか・・・嫌な渡世だなぁ~】
■死亡リスクを低下させる睡眠のとり方、睡眠時間よりも〇〇!?
~ケアネットニュース2023.10.26~
睡眠時間と睡眠の規則性はいずれも全死亡リスクの予測因子であることが示されたが、睡眠の規則性のほうがより強い予測因子であった(オーストラリア・Monash UniversityのDaniel P. Windred氏ら研究グループ)。睡眠の規則性の第2~5五分位群は、最小限の調整をしたモデルおよび完全調整モデルのすべての群で全死亡リスクが有意に低下した(20~48%低下)。同様に、がん死亡リスク(16~39%低下)、心代謝性疾患による死亡リスク(22~57%低下)もすべての群で有意に低下し、その他の原因による死亡リスクも完全調整モデルの第2五分位群を除くすべての群で有意に低下した。一方、睡眠時間の第2~5五分位群も、同様にすべての群で全死亡リスクが有意に低下したが(18~31%低下)、がん死亡リスクとの関連はいずれの群でも認められなかった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57373
【睡眠時間よりも規則的に就寝する習慣を・・・】
■「一日2600歩」だけ歩いても「死亡リスク」↓…最適な歩数?
~ギズモードジャパン11.1~
死亡リスクを下げるには一日2600歩だけ歩いても効果があるという研究結果が発表され、注目を集めている。また、一日に8800歩程度を歩けば、死亡リスクを最も効果的に下げること(60%程度低下させる)ができ、早く歩くほど死亡リスクが低くなることが分かった(オランダ、ネイメーヘン・ラドバウド医学大学)。また、心血管疾患による死亡率を最も大きく下げることができる1日の歩数は7126歩だった。約51%も死亡率を低下させた。1日の歩数は8763歩以上歩いた場合には、死亡リスクは大きく減少しなかった。
https://gangnamnews.jp/lifestyle/article/51441/
【1日8千歩?!】
■1日3,000歩の追加は高齢者の高血圧を改善する?
~ヘルスデーニュース2023.11.1~
1日当たりの歩数を3,000歩増やすことで、高齢の高血圧患者の血圧が有意に低下する可能性があるとする研究結果が報告された(米コネチカット大学)。対象者の1日当たりの平均歩数は、試験開始時の3,899±2,198歩から、その10週間後には6,512±2,633歩、20週間後には5,567±2,587歩へと有意に増加していた。また、試験開始から20週間後には、収縮期血圧の平均値が137±10mmHgから130±11mmHgへ、拡張期血圧の平均値が81±6mmHgから77±6mmHgへ、それぞれ有意に低下していた。
https://www.carenet.com/news/general/hdn/57302
【やっぱり!7~8千歩がいいみたい。】
■糖尿病は心血管疾患イベント発生を12年早める
~ケアネットニュース2023.10.24~
新たに診断された2型糖尿病患者における心血管疾患の10年間のリスクを一般集団と比較した結果、2型糖尿病患者では年齢や性別にかかわらず心血管疾患リスクが有意に高く、発生が12年早まっていた(デンマーク・オーフス大学病院)。一般集団の男性の10年心血管疾患リスクが5%となったのは55歳(女性は61歳)であったのに対し、2型糖尿病群の男性では12年早い43歳(女性は51歳)であった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57328
【2型糖尿病の多い日本】
■お腹の脂肪が多い人ほど脳の体積が小さく。認知症に?!研究
~magmagニュース2023.10.20~
10,001人の中年期健常者(平均52.9歳、47.2%女性)が対象。腹部の内臓脂肪・皮下脂肪量と脳の部位ごとの体積との関連を調べました。結果、内臓脂肪が多いと脳の多くの部位での体積が減少していました。内臓脂肪量増加の影響は女性の方が、男性よりも大きくなっていました。皮下脂肪に関しても、脂肪量の増大は脳体積の減少と関連を示していました。
https://www.mag2.com/p/news/586151
【男女ともメタボ防止にがんばりましょう!】
■ベジタリアン食で、胃がん罹患リスク6割減
~ケアネットニュース2023.10.19~
ベジタリアン食の消化器がん罹患リスクは、非ベジタリアン食と比較して低かった(相対リスク:0.77)。サブグループ解析では、ベジタリアン食は胃がん(相対リスク:0.41)および大腸がん(相対リスク:0.85)のリスク減少と関連を示した。一方、胃を除く上部消化器がん(相対リスク:0.93)のリスクとは相関しなかった(中国・香港中文大学)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57338
【菜食多くして胃がんを減らそう!】
■人生をエンジョイする人は認知症発症リスクが低い
~ケアネットニュース2023.10.19~
順天堂大学の田島 朋知氏らは、日本の地域住民における人生のエンジョイレベルと認知症発症との関連を調査した。人生のエンジョイレベルは、認知症リスクとの反比例が認められた。エンジョイレベルが低い人と比較し、中程度の人でハザード比:0.75、高い人でハザード比:0.68であった。人生のエンジョイレベルの増加と認知症リスク低下との関連性は、低~中程度の精神的ストレスを抱えている人で最も強かった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57332
【いつまでもエンジョイできる心身を・・・】
■死亡率と相関する肥満の指標、BMIではなく…
~ケアネットニュース2023.10.6~
全死因死亡および原因別(がん、心血管疾患、呼吸器疾患、またはその他原因)の死亡率とBMI、FMI(脂肪量指数)、WHR(ウエスト/ヒップ比)の関連性を調査した。その結果、WHRはBMIに関係なく、死亡率と最も一貫性を示した(カナダ・Vascular and Stroke Research Institute)。遺伝的に決定付けられていたWHRは、BMIよりも全死因死亡と強い関連を示した(WHRのオッズ比:1.51、BMIのオッズ比:1.29)。この関連は女性よりも男性のほうが強かった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57282
【極端な肥満はまさに「命取り」!】
■欧州の65歳以上人口、来年には15歳未満上回る WHO予測
~AFP通信2023.10.12~
世界保健機関(WHO)は11日、欧州の65歳以上人口が来年には15歳未満人口を上回ると発表した。WHOは「この傾向は社会・経済・健康面で新たな課題が生じることを意味しており、高齢化の影響を緩和するためには、健康的な老い方に焦点を当てる必要がある」と警鐘を鳴らした。欧州全域において平均寿命の延びは、しばしば健康状態の悪化と同義となっている。
https://www.afpbb.com/articles/-/3485884
【日本では15歳未満15%、65歳以上29% 健康な高齢者も多い】
■肥満につながる炭水化物の種類は?
~ケアネットニュース2023.10.5~
長期的な体重管理において、とくに過体重や肥満の人では、摂取する炭水化物の品質と供給源が潜在的に重要であることがわかった(米国・ハーバード公衆衛生大学院)。男女共に、血糖値上昇指数と血糖負荷の増加は体重増と関連しており、でんぷんや添加糖の摂取量100g/日の増加は、4年間でそれぞれ1.5kg、0.9kgの体重増と関連していた。一方で、食物繊維の摂取量10g/日の増加は、0.8kgの体重減と関連していた。摂取量の増加と体重減の負の相関関係が認められたのは、全粒穀物からの炭水化物(摂取量100g/日の増加につき体重0.4kg減)、果物(同1.6kg減)、非でんぷん質の野菜(同3.0kg減)だった。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/57274
【全粒穀物と非でんぷん質の野菜ですね】
■男性へのHPVワクチンについに助成か
~ケアネットニュース2023.10.5~
海外では男性のHPVワクチン接種率は高く、アメリカでは半数以上の男性が接種しています。HPVワクチンは、日本では9歳以上の女性のみが長らくその対象でしたが、2020年12月に4価HPVワクチンが9歳以上の男性へ適応となり、国内でも男性に対してHPVワクチンが接種できるようになっています。それでもまだまだ接種が少ない状況です。その足かせの1つに、全3回で5~6万円かかる費用的な問題もありました。東京都議会において、小池 百合子知事が「子宮頸がんの主たる原因となるHPVワクチンについて、女性だけでなく男性への接種が進むよう、行政への支援を検討する」という方針を示しました。
https://www.carenet.com/hihyothu2/065.html
【災禍の元凶は男性か】
■豆乳の摂取が認知症リスク低下と関連
~ケアネットニュース2023.10.2~
各種ミルクの摂取と認知症リスクとの関連を調査した。その結果、豆乳(soy milk)の摂取と認知症リスク低下との関連が認められた(中国・中山大学)。ハザード比:0.69
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57252
【マメな人は豆】
■中国女性研究者が発見した抗マラリア薬の秘話
~AFP通信2023.9.27~
マラリアとは、原虫をもった蚊(ハマダラカ属)に刺されると感染する病気。熱帯・亜熱帯地域の100か国以上で流行しており、世界保健機関の推計によると、2021年には約2億4700万人が感染し、61万9000人が死亡している。抗マラリア薬を開発するために、中国全土から集められた優秀な研究者の中に屠さんがいた。彼女は、中国の伝統薬に着目し、古文書を読みふけったという。ある古文書に、中国では紀元前2世紀には、ヨモギの仲間である青蒿(セイコウ、和名:クソニンジン)がマラリアの特効薬として使われていたとの記述があった。試行錯誤を繰り返して、その成分を抽出することに成功したのだ。
https://www.afpbb.com/articles/-/3483195
【古代人の知恵はスゴイ】
■睡眠の質を高めるため、多くの医師がしていること
~ケアネットニュース2023.9.14~
「睡眠状況、睡眠への意識について」のアンケートを実施。回答結果を診療科別、年代別、病床数別に抽出した。「医師自身が睡眠時において気にしていること」を尋ねたところ、回答者の2/3が睡眠中の悩みを抱えており、最も多かったのは中途覚醒で、50代以上の回答が多かった。そのほか、いびき、入眠障害も年齢層問わず悩みの種として挙げられた。睡眠の質向上のため、マットレスや枕にこだわる今回のアンケートでは医師が睡眠のためにこだわっている物事、活用している物も聞いてみた。その結果、枕と回答した人が最も多く(397人)、オススメ商品として「テンピュール」「じぶんまくら」を多数が挙げていた。次にマットレス/布団(317人)と回答した人が多く、「エアウィーヴ」「コアラマットレス」「シモンズ」などが選ばれていた。また、睡眠のために、「ヤクルト1000」などの乳酸菌飲料やサプリメントの摂取、就寝時間や食事時間など時間管理を挙げる人も多かった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57157
【物理的のモノに頼る傾向が・・・】
■適切な運動でがん患者の死亡リスク25%減
~ケアネットニュース2023.9.25~
前立腺がん、肺がん、大腸がん、卵巣がんのスクリーニング研究を対象。追跡期間中央値16年時点において、死亡が認められたのは4,665例であった。内訳は、がん死亡が1,940例、非がん死亡が2,725例であった。全生存期間中央値は、適切な運動群が19年であったのに対し、非運動群は14年であった。多変量解析の結果、適切な運動群は非運動群と比べて、全死亡リスクが有意に25%低下した(ハザード比:0.75)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57191
【適切な運動をコツコツと・・・】
■「味」を変える箸にイグ・ノーベル賞、日本人の受賞17年連続に
~朝日デジタル2023.9.4~
人々を笑わせ、考えさせた研究に贈られるイグ・ノーベル賞の栄養学賞に、東京大の中村裕美特任准教授と明治大の宮下芳明教授が輝いた。日本人の受賞は17年連続。2人は、箸やストローに電気を流すと、食べ物の味が変わることを明らかにした。電気で味を感じることは昔から知られており、舌に電気を流すと金属っぽい味がすることなどが報告されていた。舌などにある味覚を感じる受容体が、電気刺激を受けたことで生じる感覚だという。
https://www.msn.com/ja-jp/news/other/%E5%91%B3-%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E7%AE%B8%E3%81%AB%E3%82%A4%E3%82%B0-%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%8F%97%E8%B3%9E%E3%81%AF17%E5%B9%B4%E9%80%A3%E7%B6%9A%E3%81%AB/ar-AA1gJsyN
【電池をなめた時の味!】
■食事の質は片頭痛にも影響
~ケアネットニュース2023.9.18~
食事の質の改善は、片頭痛の頻度、重症度、関連する問題などの片頭痛アウトカムの改善と関連している可能性が示唆された(イラン・Isfahan University of Medical Sciences)。Healthy Eating Index スコアが最も高い群(第3三分位)と最も低い群(第1三分位)との間において、片頭痛頻度の逆相関が認められた(β:-4.75。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57172
【バランスよい食事を・・・】
■日本人高齢者の歩行速度と軽度認知障害リスク
~ケアネットニュース2023.9.11~
歩行速度の低下と認知機能低下との関連が示唆されている。慶應義塾大学の文 鐘玉氏らは、年齢、性別の影響を考慮し、軽度認知障害と歩行速度との関連について調査を行った。多変数調整モデル2ロジスティック回帰分析では、歩行速度が最も遅い群と最も早い群との比較におけるMCIのオッズ比は、女性で2.02、男性で1.75であった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57135
【関西人は認知症になりにくいかも?】
■人類の祖先は約90万年前に約98.7%減少し絶滅しかけていた
~ギガザイン2023.9.1~
約90万年前のこの時期は、更新世前期から中期にかけての移行の時期だったとのこと。この期間は地球が寒冷化するなど、激しい気候変動が発生し、アフリカでは長期間の干ばつにつながりました。リー氏は「激しい気候変動が人間の祖先の大量減少につながり、ホモ・サピエンスへと続くデニソワ人やネアンデルタール人の共通の祖先が誕生した可能性があります」と述べています。約90万年前に大量に減少した人類の祖先は、その後約81万3000年前に再び人口の拡大を開始。
https://gigazine.net/news/20230901-human-ancestor-extinction/
【苦難を乗り越えた先祖に感謝!】
■各がん種の治療推奨度を、ハイパーサーミア診療ガイドライン発刊
~ケアネットニュース2023.8.21~
欧米では標準治療のハイパーサーミア。ハイパーサーミアとは39~45℃の熱を用いた温熱療法のことで、主に放射線治療や化学療法の治療効果を高める目的で用いられている。その歴史は意外にも古く、1980年代に放射線治療の補助療法として導入、1990年代には電磁波温熱療法として保険収載され、その臨床実績は30年以上に及ぶ。本治療は、生体では腫瘍のほうが正常組織よりも温度上昇しやすい点を応用した“43℃以上での直接的な殺細胞効果”が報告されているほか、抗がん剤の細胞膜の透過性亢進、熱ショックタンパク質を介した免疫賦活などの生物学的なメリットなどが示されているが、認知度がまだまだ低い治療法である。そこで日本ハイパーサーミア学会では2017年にガイドライン作成委員会が発足し、約7年の時を経てガイドラインの発刊に至った。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56937
【標準化を目指す試み】
■ビタミンD、p53免疫反応性の消化管がんの再発/死亡を抑制
~ケアネットニュース2023.8.29~
p53免疫反応性を有する消化管がん患者において、ビタミンD補充が再発/死亡リスクを低下させることが明らかになった(東京慈恵会医科大学)。p53免疫反応性の80例の5年無再発生存率は、ビタミンD群がプラセボ群より有意に高かった(ハザード比:0.27)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57036
【運動や日光浴もよろしく・・・】
■若年マウスと高齢マウスをつなぐと高齢マウスの寿命が10%延伸
~ギガザイン2023.8.9~
生後3カ月のマウスと生後2年のマウスを結合して循環系を共有させたところ、高齢のマウスの寿命が10%延長されたことが分かりました。12週間にわたり結合状態を維持し、2匹は同じ血液や細胞を共有しました。12週間という期間は、人間でいえば8年に相当するそうです。
https://gigazine.net/news/20230809-old-mouse-rejuvenated/#google_vignette
【寄らば・・・若者!?】
■HIVはコンドーム無しのセックスでもうつりません
~臨床研究適正評価教育機構2023.8.21~
HIVはセックスでうつるので、コンドームで予防しましょう。これは、わが国で40年間言われ続けている予防法である。「HIVが感染したのは、コンドームの使い方が悪かったからだ」と、使い方まで事細かに指導されてきた。しかし、感染は減らなかった。HIV感染予防に有効なのは、コンドームではなく「治療でウイルス量を下げることだ」ということが、多くの臨床研究から明らかになってきた。ウイルスを半年以上検出限界以下に抑えていたカップル間では、最も感染リスクが高いといわれているコンドーム無しの肛門性交を7万6,088回行っても感染はゼロであった。この結果は、治療でウイルスを抑えれば、パートナーにHIVを感染させることはないことを証明し、感染者を大いに勇気づけた。
https://www.carenet.com/news/clear/journal/56989
【予防の前に、既感染者の治療が先・・・。】
■1日3.4分の高強度の身体活動で、がんリスク17%減
~ケアネットニュース2023.8.10~
日常生活中の高強度の断続的な身体活動を継続することで、がん発症のリスクを大幅に低下させる可能性があることが、新たな研究で明らかになった(オーストラリア・シドニー大学)。最低3.4分の高強度の断続的な身体活動を毎日行うことで、行わない場合と比較して、全がん発生率の17%減少、1日4.5分で肺がん、腎臓がん、膀胱がん、胃がんなど、がんの発生率の31%減少につながることが示された。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56920
【毎日、4~5分運動で・・・】
■小青竜湯に含まれるドーピング禁止物質
~日経オンライン2023.8.15~
漢方薬においては、2023年1月時点で禁止物質として特定されている生薬は、マオウやハンゲ(エフェドリンを含有)、ブシ、チョウジ、サイシン、ナンテンジツ、ゴシュユ(ヒゲナミンを含有)、ホミカ(ストリキニーネを含有)等が記載されている。代表的な方剤には、マオウ、ハンゲ、サイシンを含有する小青竜湯の他に、葛根湯(マオウ含有)、六君子湯(ハンゲ含有)がある。何らかの基礎疾患があり、症状を抑えるために服薬を継続しなければならない場合、またはけがのため服薬が必要な場合には治療使用特例を申請することができる。治療目的で、使用しないと健康に重大な影響が出るもので、他に代替するものがない場合など、幾つか条件を満たす場合のみ、大会30日前までに申請することができる。ただし、TUEは物質名での申請となるため、漢方薬のように天然由来で複数の成分が含まれ、全ての有効成分が特定できないものでは、申請できない。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/diquiz/202308/580666_2.html
【されど漢方薬。。。】
■睡眠中のアロマセラピー、高齢者の記憶を200%超改善
~ケアネットニュース2023.8.14~
高齢者が睡眠中にエッセンシャルオイルの香りに曝露することで、記憶力が大幅に改善したという研究結果が報告された(米国・カリフォルニア大学)。認知機能障害や認知症のない60~85歳の男女43人を対象に睡眠時にエッセンシャルオイルの香りに曝露する群(嗅覚刺激群)と、微量の匂い物質の香りに曝露する群(対照群)に1対1の割合で無作為に割り付け、6ヵ月間嗅覚刺激を実施した。嗅覚刺激群は、7種類のエッセンシャルオイルを用いて、毎晩1種類ずつ2時間曝露した。対照群は、同様に微量の匂い物質の香りに曝露した。ベースライン時と6ヵ月後において、神経心理学的評価と機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いた脳機能の解析を行った。6ヵ月後におけるベースライン時からのRAVLTスコア(第5試行)の変化量(標準偏差)は、対照群が-0.73点(1.74)であったのに対し、嗅覚刺激群は0.92点(1.31)であり、嗅覚刺激群は対照群と比較して226%の有意な改善が認められた。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56961
【認知症予防に・・・どうぞ!】
■花粉症患者が豆乳でアレルギー症状、避けるべきは豆腐?納豆?
~ケアネットニュース2023.8.14~
今後の生活指導として適切なものはどれか?1.納豆や味噌は食べてもよい
2.豆腐やモヤシは食べてもよい 3.すべての大豆加工製品は避けたほうがよい 正解:1 大豆のGly m 4は30分以上の加熱処理をしないと抗原性が損失しないため1)、製造過程に十分な加熱処理のない豆乳や、豆乳をにがりで固めた豆腐を十分な加熱なしで摂食するとアナフィラキシーを起こしやすい。また、モヤシは大豆の発芽食品だが、30分以上の加熱処理をする調理法がまずないので、モヤシ料理にも注意が必要である。一方、納豆や味噌は大豆を長時間加熱してさらに数ヵ月発酵させる加工食品であり、Gly m 4の抗原性はまず問題にならない。
https://www.carenet.com/series/immu/cg004116_007.html
【伝統食は偉大なり!】
■亜鉛補給でコロナ死亡率低下
~ケアネットニュース2023.7.28~
亜鉛の補給によって、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の死亡リスクが有意に低下することが明らかになった(米国・Patel College of Allopathic Medicine)。亜鉛を投与されたCOVID-19患者と、投与されなかったCOVID-19患者を比較して、死亡リスクは(0.63)、症状については、亜鉛を投与されたCOVID-19患者と、亜鉛を投与されなかった患者で差はなかった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56836
【症状同じで、死亡率は低下!?】
■認知機能維持に重要なのは?運動vs睡眠
~ケアネットニュース2023.8.3~
身体活動と睡眠時間の組み合わせと10年間の認知機能の推移の関連を調査した結果、高頻度・高強度の運動を行っていても、睡眠時間が短い場合では認知機能の低下が速かったことが明らかになった(英国・University College London)。ベースライン時の年齢が50代および60代の身体活動量が多く睡眠時間が6時間未満のグループは、身体活動量が少なく睡眠時間が6時間未満のグループと同程度の低い認知機能スコアを示した。70歳以上の場合は有意ではなかった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56891
【早寝早起き適運動】
■ウイルス感染時の発熱による重症化抑制、腸内細菌叢が関係か
~ケアネットニュース2023.7.21~
東京大学医科学研究所の研究グループは、さまざまな温度条件で飼育したマウスに対し、ウイルスを感染させた場合の重症度を解析した。その結果、体温の上昇によりウイルスに対する抵抗性が高まり、血中胆汁酸レベルが上昇した。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の血液についても解析した結果、軽症患者は中等症患者と比較して血中胆汁酸レベルが高かった。これらのことから、発熱により腸内細菌叢が活性化し、2次胆汁酸産生(腸内細菌によって産生)を介してウイルス感染症の重症化が予防されることが示唆された。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56793
【ウイルスには発熱で対抗!】
■双極性障害女性患者における抗精神病薬使用後の乳がんリスク
~ケアネットny-ス2023.7.24~
双極性障害女性患者における抗精神病薬使用と乳がんリスクとの関連を調査し、統合失調症との比較を行った。その結果、統合失調症女性患者では、第1世代抗精神病薬と乳がんリスクとの関連が認められ、双極性障害女性患者では、第1世代および第2世代抗精神病薬のいずれにおいても、乳がんリスクとの関連が認められた(香港大学)。第1世代抗精神病薬と乳がんリスクとの関連は、統合失調症(オッズ比:1.49)または双極性障害(オッズ比:1.80)の女性患者のいずれにおいても認められた。第2世代抗精神病薬は、双極性障害女性患者のみで乳がんリスクと関連していた(オッズ比:2.49)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56837
【・・・なぜ?】
■「夜中に尿意で目が覚める」は早死のサイン
~プレジデントオンライン2023.7.~
夜中に尿意で目が覚める「夜間頻尿」にはどんなリスクがあるのか。医師の平澤精一さんは「夜間排尿の回数が一晩に2回以上ある高齢者は、1回以下の高齢者に比べて、死亡率が1.98倍になる。夜間頻尿に悩む人は、年齢が上がるほど多く、日本排尿機能学会が2002年に行った調査によると、60代では39.7%、70代では62.0%、80代では83.9%の人が夜間排尿の症状を抱えており、予備軍を含めると、40歳以上の約4500万人が夜間頻尿を患っていることがわかりました。夜間排尿の回数が一晩に2回以上あると死亡率が29%増加し、3回以上になると46%増加するという結果が出ています。
https://president.jp/articles/-/71627
【より良い睡眠を・・・】
■排便回数と便の硬さが認知症リスクと関連
~ケアネットニュース2023.7.12~
男女とも少ない排便回数および硬い便が高い認知症リスクと関連することが示された(国立がん研究センター中央病院)。排便回数について、1回/日と比較した多変量調整ハザード比は男性、女性の順で以下のとおり。2回/日以上:1.00、1.14 5~6回/週:1.38、1.03 3~4回/週:1.46、1.16 3回/週未満:1.79、1.29 便の硬さについて、正常な便と比較した調整ハザード比は男性、女性の順で以下のとおり 硬い便:1.30、1.15 非常に硬い便:1.84、2.18
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56742
【毎日、柔らかくてモリモリお通じを希望します!】
■腸内細菌の分析でアルツハイマー病がより簡単にわかる可能性
~magmagニュース2023.7.5~
腸内細菌叢の構成を調べることによって、まだ症状の出現していない初期の段階でアルツハイマー病の指標が得られるのではないか、という内容の研究。検便により腸内細菌叢の構成を調べたところ、次のような内容が示されました。他の生物学的な指標でアルツハイマー病が確認されている場合とそうでない場合では、腸内細菌叢の構成が異なっている。腸内細菌叢の変化は、アルツハイマー病の原因物質とされるβ-アミロイドやタウ蛋白の蓄積と関連していました。
https://www.mag2.com/p/news/579536
【腸内細菌が悪いからアルツハイマー?その逆も?】
■イルカも「母親語」で子に話す
~ナショナルジオグラフィック2023.7.6~
どんなに気難しい人間でも、赤ちゃんに話しかけるときには、そのふっくらした頬を見て、思わず顔が緩んでしまうものだ。そして、短い文で、言葉を強調して、全体的に歌を歌っているようなリズムで話しかけてしまう。「赤ちゃん言葉:マザリーズ(母親語)」などと呼ぶ。海洋生物学者であるレイラ・サイーグ氏はフロリダ州で集められた30年分のデータを基に、ハンドウイルカがマザリーズを使って子どもに話しかけているという分析結果をまとめた。人間以外では極めて珍しい例だ。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/062900335/
【そうでちゅか!】
■女性と50歳未満、睡眠不足が夜間頻尿リスクに
~ケアネットニュース2023.6.22~
夜間頻尿と睡眠不足の相互の関連を調べたところ、夜間頻尿は男女とも睡眠不足発症に関連していたが、睡眠不足は女性と50歳未満でのみ夜間頻尿発症と関連していた(筑波大学)。睡眠不足は夜間頻尿の発症と正の相関があり(オッズ比:1.26)、男女別、年代別にみると、完全調整後に女性(オッズ比:1.44)および50歳未満(オッズ比:2.82)でのみ有意な相関がみられた。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56640
【健やかな睡眠が得られますように・・・】
■豪、MDMAと幻覚キノコの医療目的での使用を承認
~AFP通信2023.7.1~
オーストラリアは特定の精神疾患の治療薬として、合成麻薬「MDMA」と幻覚作用のあるキノコ「マジックマッシュルーム」の医療目的での使用を承認した。 認定を受けた精神科医は心的外傷後ストレス障害(PTSD)や一部のうつ病の治療に「エクスタシー」の名で知られる「MDMA」や、麻薬成分サイロシビン(シロシビン)を含むマジックマッシュルームを処方できる。
https://www.afpbb.com/articles/-/3470658
【日本では、まだ先か?】
■辛い食物摂取とアルツハイマー病関連の認知機能低下
~ケアネットニュース2023.6.21~
辛い食物摂取は、アルツハイマー病関連の認知機能低下(エピソード記憶)の予測因子であり、とくに身体活動量の低い高齢者では悪化する可能性があることを報告(韓国・順天郷大学校)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56628
【甘い食べ物では・・・記憶力よくなるか?】
■「タウリン」は老化防止に役立つ可能性、マウスやサルなどで判明
~2023.6.23ナショナルジオグラフィック~
魚介類などに含まれるアミノ酸に似た物質「タウリン」を中年期の動物に毎日摂取させると寿命が延び、骨量など健康度を示す数値が改善された(米コロンビア大学)。タウリンはタンパク質が分解される過程でできるアミノ酸に似た物質で、貝類やイカ、タコなどの魚介類に多く含まれる。人間にも体重の約0.1%あり、心臓や肺、肝臓、脳などの臓器や組織に含まれる。生命維持に必要な成分で、消化器管でコレステロールの吸収を抑えるなどの働きが知られている。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/062200315/
【イカタコ貝類】
■炭水化物摂取量と死亡リスク、日本人は男女で逆の関係に
~ケアネットニュース2023.6-16~
炭水化物、脂質の摂取量と死亡との長期的な関連について検討した。その結果、男性では炭水化物の摂取量が少ないと死亡リスクが高くなり、女性では炭水化物の摂取量が多いと死亡リスクが高くなる傾向がみられた。本研究結果について「炭水化物の摂取量が比較的多い日本人成人では、脂質の摂取量が多い女性の死亡リスクが低下する可能性がある」とまとめた。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56615
【日本人男性はもう少し炭水化物を、女性はもう少し脂質をとるとよいかも】
■動画:「世界最大の腎臓結石」を摘出、スリランカ
~AFP通信2023.6.15~
スリランカ軍の病院でこのほど、62歳の退役軍曹から世界最大の腎臓結石が摘出された。結石の重さは801グラムで、男性の平均的な腎臓の重さの約5倍。長さも平均的な腎臓が約10~12センチであるのに対し、13.37センチあった。今回の結石は新記録として正式に認定された。
動画:https://players.brightcove.net/5615997992001/default_default/index.html?videoId=6329457496112
出典:https://www.afpbb.com/articles/-/3468384
【こんなものがお腹に入っていたとは???】
■“子ネコカワウソクマ”の化石、新種として記載
~ナショナルジオグラフィック2023.6.9~
新しい化石種「Eoarctos vorax」。約3200万年前、現在の米国ノースダコタ州の川辺に暮らしていた。現存するどの哺乳類にも似ていない。知られている限り、殻をもつ動物を食べた最古の哺乳類で、アライグマのような体格とネコのような爪をもち、古代の湿地で木を登ったり降りたりしていたようだ。「私たちは“子ネコカワウソクマ”と呼んでいました」とボイド氏は振り返る。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/060800287/
【猫なのかカワウソなのかクマなのか?】
■大腸がんを予防するコーヒーの摂取量は?
~ケアネットニュース2023.6.5~
コーヒー摂取により大腸がんのリスクが11~24%低減(報告数5件)、結腸がんは9~21%の低減(2件)、直腸がんは25%の低減(1件)であった。
1件のレビューでは1日6杯以上のコーヒー摂取で大腸がんのリスクが7%低減し、別のレビューでは1日5杯で8%、1日6杯で12%低減していた。カフェインレスコーヒーは、3件のレビューで有意なリスク低減と関連していた。これらの結果より、研究グループは「カフェイン入りコーヒー摂取と大腸がんリスク低減のエビデンスは一貫していないが、用量依存関係分析によると、コーヒー摂取による大腸がんのリスク低減効果は1日5杯以上の摂取で生じると考えられる」とまとめた。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56516
【日本茶は?】
■ストレスでつい食べたくなる? 対処法
~ナショナルジオグラフィック2023.5.29~
ストレス過食は、自分の抱えている問題から気をそらせる効果がある。「それ自体は悪いことではありませんが、対処法がそれだけだったり、不安や健康上の問題が引き起こされたりしてしまっては意味がありません」 ストレス過食の解決策は、まずパターンを認識することです。自分の場合は何が過食を引き起こすのかを特定してください。パターンが見えたら、事前にそれに気づいて対処することができます。キッチンに行く前に、何か別のことができないかを考えてみてください。例えば、食べる代わりに散歩に出たり、友人に電話したり、本を読んだりして、気を紛らわせると良いだろう。ストレスに対処する方法を複数用意すること。例えば、マインドフルネス瞑想、運動、ヨガのほか、自己批判せずに自分の感情を書き出すなどの方法がある。そのうち最低3つ用意しておくといい。「1つだけでは足りません。今日うまくいった方法が、明日の自分にも使えるとは限りませんから」
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/052500262/
【ストレスが減る方向で・・・生活したい】
■脳と脊髄をワイヤレスで「デジタルブリッジ接続」麻痺の男性、歩く
~ギガザイン2023.5.25~事故で首の脊髄を損傷したゲルト・ヤン・オスカム氏。事故により足と腕の一部がまひしてしまいました。オスカム氏の頭蓋骨へインプラントを挿入し、すでにオスカム氏の体内にあった脊椎インプラントと組み合わせ、脳の信号を送受信させる実験を開始。挿入されたインプラントは脚の動きを制御する脳の領域の上に設置され、オスカム氏が「歩こう」と思ったときに発生する電気信号を解読。この信号はオスカム氏が装着したコンピューターによって無線で送信・復号され、脊髄インプラントに情報が送信されます。こうして送信された一連の電気信号が正しい順序で脚の筋肉を刺激し、歩けるようにするとのことです。YouTube動画:https://youtu.be/wsUyZSRyJIk
https://gigazine.net/news/20230525-brain-spine-paralysed-man-walk/
【思っただけで・・・動く!、犯罪に使われたらどうなる!?】
■砂糖代替品に体重減少効果はなく、むしろ疾病リスク高/WHO
~ケアネット~ニュース2023.5.24~
世界保健機関は、非糖質系甘味料に関するガイドラインを公開し、体重コントロールや非伝染性疾患のリスク低減を目的として非糖質系甘味料を摂取しないよう勧告する、と発表した。この勧告は、新たな研究のシステマティックレビューの結果に基づいたもので、非糖質系甘味料の使用は、成人および小児の体脂肪を減らすうえで長期的な利益をもたらさないことを示唆している。さらに成人の2型糖尿病、心血管疾患、死亡率のリスク増加など非糖質系甘味料の長期使用による望ましくない影響の可能性が示唆されている。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56473
【やっぱり!甘い話にのらないように・・・】
■光合成による水の分解、「最大の疑問」をついに解明、定説覆す
~ナショナルジオグラフィック2023.5.19~
「あらゆる高等生物にとって不可欠な酸素は、まさに光合成の副産物なのです」米ローレンス・バークレー国立研究所のジャン・カーン氏は、「光化学系II(PSII)」と呼ばれる、水を分解するタンパク質の複合体をバクテリアから抽出し、そのふるまいを観察した。水分子の分解における、これまで観察されていなかった様子が初めて捉えられた。水分子を分解する目的は電子の放出であり、その電子が光合成におけるその後のプロセスの動力源となる。「これは光合成全体を動かすエンジンなのです」とカーン氏は言う。光合成は太陽光を利用して二酸化炭素と水を糖に変え、廃棄物として酸素を放出する。この仕組みは25億年以上前に単細胞のバクテリアにおいて進化した。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/051700243/
【光と水で走る車の開発も間近か!?】
■mRNA万能インフルエンザワクチン実用化へ!?
~ギガザイン2023.5.16~
アメリカ国立アレルギー感染症研究所の研究者が開発したインフルエンザウイルスのmRNAワクチン「H1ssF-3928 mRNA-LNP」の、第1相臨床試験の被験者登録がスタートしました。従来のような株を予測する必要がない「万能インフルエンザウイルスワクチン」となり、従来のインフルエンザウイルスワクチンよりも長期的な免疫と高い有効性を提供できるとNIHは述べています。季節性インフルエンザウイルスワクチンを毎年開発する必要もなければ、患者は毎回インフルエンザの予防接種を受ける必要もなくなる可能性があります。
https://gigazine.net/news/20230516-influenza-mrna-vaccine-crinical-trial/
【日本でのコロナワクチンは現在第7回目接種がすすめられています】
■男性の平均寿命、市区町村で10年以上の差
~ケアネットニュース2023.5.19~
厚生労働省は「令和2年市区町村別生命表」を発表。本結果によると、平均寿命が最も長い市区町村は、男女ともに神奈川県川崎市麻生区で、男性84.0年、女性89.2年であった。一方、平均寿命が最も短かったのは、男女ともに大阪府大阪市西成区で、男性73.2年、女性84.9年であった。平均寿命の最も長い市区町村と最も短い市区町村との差は、男性10.8年、女性4.2年であった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56441
【ここにも格差社会か!?】
■Ca拮抗薬とグレープフルーツ、他の柑橘系果物は?
~ケアネットニュース2022.4.25~
降圧薬治療の第1選択の1つであるCa拮抗薬は、グレープフルーツが禁忌とされている。他の柑橘系果物はどうなのか?柑橘類がCYP3A4酵素を阻害し、薬物動態に影響を起こすことが知られているが、原因物質としてフラノクマリン類が考えられている。柑橘類に含有するフラノクマリン量を調べた。温州ミカン、デコポンからは果汁、皮ともに検出されていない。
https://www.carenet.com/series/beforeafter/cg003455_012.html
【よかった!】
■早食いは身長が縮みやすい?
~ケアネットニュース2023.5.12~
早食いは体重増加の独立したリスク因子であり、また先行研究で過体重が身長低下の独立したリスク因子であることが報告されている。では、早食いと身長低下は関連するだろうか。研究の結果、早食いが過体重と関連し、過体重は身長低下と関連していたが、早食いと身長低下については、過体重の人とそうでない人で異なっていた。すなわち、過体重でない人は食べるのが速い人が、過体重の人では食べるのが遅い人が、身長が低下する確率が高かった(大阪健康安全基盤研究所)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56385
【ゆっくりよく噛んで食べれば、摂取総量は少なくなり、吸収も良いはず】
■WHO、コロナ緊急事態宣言を解除
~AFP通信2023.5.6~
世界保健機関(WHO)は5日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言を解除すると発表した。WHOは2020年1月30日、最高レベルの警告であるPHEICを宣言。だがWHOの緊急委員会は、宣言を継続するメリットがなくなったとの結論に達し、「COVID-19のパンデミックの長期的管理に移行する時がきた」と勧告した。
https://www.afpbb.com/articles/-/3462806
【緊急事態宣言が発令されていたんだ!?】
■2型DM患者、砂糖入り飲料多飲で死亡リスク2割増
~ケアネットニュース2023.4.27~
砂糖入り飲料の多量摂取が全死因死亡およびCVDの発症・死亡と関連し、一方でコーヒー・紅茶・淡水・低脂肪乳の摂取は、摂取量と全死因死亡が逆相関であるという(米国・ハーバード大学公衆衛生大学院)。プール解析ハザード比は、砂糖入り飲料では1.20だった。一方で、コーヒーでは0.74、紅茶0.79、淡水0.77、低脂肪乳0.88だった。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/56335
【何も入っていない水分が安心。】
■睡眠薬にアルツハイマー病「抑制」の可能性
~magmagニュース2023.5.6~
睡眠薬であるスボレキサント(商品名:ベルソムラ)に睡眠を促す以外のしくみで、アルツハイマー病を抑制するかもしれないという内容の研究をご紹介します。認知機能低下のない45~65歳の38人が対象。13人が10mg、12人が20mgのスボレキサントを服用し、残りが偽薬を飲みました。その後、2時間おきに脊髄に挿入したカテーテルから採取した脊髄液中のアミロイドβ(アルツハイマー病の原因となる物質)を測定したところ、20mgのスボレキサントを服用した場合にはアミロイドβが低いレベルに留まっていました。要約:『スボレキサントを一定量内服した場合には、アルツハイマー病の原因物質の濃度が低下する可能性がある』
https://www.mag2.com/p/news/574966
【たくさん寝よう!でも、寝すぎで寝ボケは大丈夫!?】
■上海、市民のがん罹患率トップ3
~AFP通信2023.4.22~
上海市では、新たに発生したがんの症例は9万1400人、罹患率は「10万人に623人」で、罹患率上位3位は肺がん、大腸がん、甲状腺がんでした。また市内ではがんによる死亡者の数は3万8300人、死亡率は「10万人に261人」で、がんは上海市民の死亡原因の第2位となっています。上海市では、がん患者の5年生存率は56%に達し、十数年間にわたって着実に増加の勢いを見せています。
https://www.afpbb.com/articles/-/3460589
【大気汚染や食環境の影響あるかも・・・】
■腎臓のリスクを上げない飲酒量は?
~ケアネットニュース2023.4.27~
大量飲酒が腎臓に及ぼす影響を評価した研究は少なく、これまで一定の見解が得られていなかった。そこで山本 陵平氏(大阪大学)らの研究グループは、これまでに報告された疫学研究の結果を統合し、アルコール摂取量と腎臓病リスクの関係を解析した。その結果、1日60g程度(日本酒約3合)以上のアルコール摂取はタンパク尿リスクとなることを明らかにした。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56332
【適量であれば・・・百薬の長】
■閉経移行期に運動量が増えた女性は骨量減少が緩やか
~日経メディカル2023.4.18~
閉経移行期の女性を対象として、余暇時間の運動量と骨密度減少の関係を検討したところ、運動量が増加していた女性では、大腿骨頸部の骨密度減少が少なかった(米国California大学)。順序スケールが1上昇当たり、大腿骨頸部の骨量は0.015g/cm2大きく、椎骨の骨量は0.017g/cm2大きくなっており、METが1hr/週上昇当たりにすると、それぞれ0.001g/cm2と0.002 g/cm2大きくなっていた。
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/lancet/202304/579262.html
【運動!・・・コツコツと!】
■人はなぜ老いるのか、若さを保つにはどうすればいいのか
~ナショナルジオグラフィック2023.3.16~
明確な答えはまだ出ていないが、大きく分けて2つの学説がある。1つ目は、体の組織に長年かけて蓄積された傷みや摩耗のせいで老化が進むという説。細胞に老廃物がたまり、バックアップシステムが壊れ、修復のメカニズムが徐々に崩壊し、古い自動車のようにガタが来るだけのことだという。2つ目の説は、遺伝子が老化を促しているというものだ。生物にはそれぞれ種によってタイムテーブルの異なる分子時計があるという。進化が選り好みするのは、たいていその生物が若い時期に有利な遺伝子だ。体が持てる資源を繁殖になるべく投入したほうが有利なら、長期的なメンテナンスに残される分はおろそかになる。・年を取ることの利点もある。その一つは、アレルギーが減ることだ。・運動すると神経の強い結合が維持されるため、年取った脳には運動がおすすめだ。・86歳以上の人は、74~85歳と比較して特に不健康だというわけでもない。・最近の研究で、女性は一生涯新しい卵子を作り出すことのできる幹細胞を持っていることが示唆された。・父親が高齢であればあるほど、子どもに突然変異が起こる確率が高まる。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/021500081/
【年齢並みに過ごせれば・・・】
■「老化細胞を除去する薬」で若返り、実用化へ高まる期待
~ナショナルジオグラフィック2023.3.6~
年老いても心臓や脳、体のあちこちを若返らせることができたら──。それが、長寿研究における主役のひとつ、「セノリティクス」(老化細胞除去薬)の将来に寄せられる熱い期待だ。細胞分裂を停止した「老化細胞」は、まるで腐ったリンゴから他のリンゴ全部に腐敗が広がるように、周辺の細胞まで老化に引きずりこむ。だからこそ、老化細胞を除去するセノリティクスに大きな期待が寄せられているのだ。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/030300114/
【周囲まで老化させる細胞を取り除く、2026年にも米国で承認か】
■いまだ多い「しゃっくり」の謎?
~ナショナルジオグラフィック2023.4.13~
大抵の場合、しゃっくりは横隔神経や迷走神経が刺激されることで起きる。いずれの神経も人類の祖先であった魚類や両生類で発達したものだ。原型は人類の祖先だった魚類で初めて出現した。しかし、その時の横隔神経は、横隔膜ではなく、脳のすぐ隣にある鰓(えら)につながっていたため短かった。現代の哺乳類にはさまざまな神経があるため、横隔神経は刺激を受けやすくなっている。魚類の一部が陸でも過ごすことができる両生類へ進化していく過程で、しゃっくりが役に立った可能性はある。陸上の肺呼吸と水中の鰓呼吸を切り替える際、「しゃっくり」をすることで喉頭蓋に当たるものが閉じられ、水が肺ではなく口から鰓へ流れるようにしていたと考えられる。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/041000174/
【説明されても、謎のまま!】
■日本における若年性認知症の初期症状とは
~ケアネットニュース2023.4.6~
若年性認知症はサブタイプにより初期症状の頻度に違いがあることが明らかとなった。著者らは、本結果が若年性認知症の初期症状に対する一般の人々の意識向上に貢献し、早期診断や社会的支援が促進されるだろうと述べている(東京都健康長寿医療センター研究所)。アルツハイマー病では、記憶障害がより頻繁に認められた。血管性認知症では、失語障害がより一般的であった。前頭側頭型認知症では、意欲低下、職場や家庭でのミスの増加、それ以外の異常な行動や態度が高率に認められた。女性では記憶障害が、男性では易刺激性がより多く観察された。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56199
【心当たりが・・・】
■尿酸値が上がりにくいアルコールは?
~ケアネットニュース2023.4.6~
日本人7万8,153人の健康診断データを用いて横断研究を実施した結果、飲酒量をエタノール含有量で統一した場合、ビールでの血清尿酸値上昇は大きく、ワインでは中程度の上昇、日本酒での上昇はわずかで有意ではなかったことが示された(聖路加国際病院)。
【飲酒量も注意!】
■ピロリ菌感染、がん治療には良い影響か
~ケアネットニュース2023.4.4~
Helicobacter pylori(HP)感染は胃がんの原因と考えられているが、逆にHP陽性の進行胃がん患者の生存率がHP陰性患者よりも高いことがさまざまな国の研究で報告されている。「本研究では、HP陽性者は陰性者よりがん発生率が高かったが、がん死亡率には差がなかったことから、HP陽性者においてがん診断後の死亡リスクが低下したことが示唆される。ほぼすべてのがん患者は最初の診断後に治療を受けることから、HP陽性者のほうが治療による効果が高い可能性がある。この結果は、HP感染ががん診断後の死亡リスクを低下させる可能性を示唆しているかもしれない」としている。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56182
【さらなる研究が必要かも!?】
■肥満や男性だけでない、いびきをかく人の1/4は睡眠時無呼吸症候群
~ケアネットニュース2023.4.4~
睡眠中に大きないびきと共に呼吸が止まったり、弱くなったりするという症状を呈する睡眠時無呼吸症候群。いびきをかく人の25%(男性:3人に1人、女性:5人に1人)は睡眠時無呼吸を発生していたという報告。「夜に大きないびきをかく」「日中に強い眠気がある」「ときどき呼吸が止まる」「起床時に頭痛やだるさがある」といった症状があったら要注意とのことである。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56201
【ドキッ!】
■新型コロナの脅威、今年中にインフルエンザ並みに、WHO
~AFP通信2023.3.18~
世界保健機関は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威は今年中にインフルエンザ並みに落ち着く可能性があるとの見解を示した。記者会見で、新型コロナの流行は世界中で以前よりはるかに落ち着いていると指摘。「季節性インフルエンザ並みに扱える段階に近づきつつある」と述べた。
https://www.afpbb.com/articles/-/3456213
【現実は、ほとんど「インフル扱い」!?】
■「老いるのはいいこと」と思うほうが健康で長寿に、米国
~ナショナルジオグラフィック2023.3.23~
米ブリガムヤング大学の研究チームが、1900年以降に行われた148の研究を分析したところ、社会的つながりが強い人はそうでない人に比べて、追跡期間終了時に生存していた確率が50%高かったことが明らかになった。分
析によると、充実した社会生活を送ることは、長生きという点では禁煙と同等の効果があり、さらには運動や肥満の解消よりも重要な役割を担っている可能性があるという。社会的つながりが健康にいいというのは、いわゆる「ストレスの緩衝」によるのかもしれない。周りの人たちからの支えは、病気や身近な人の死、そのほか歳を取るにつれて増えていく困難な問題に対処するうえで助けになる。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/031600133/
【何事も前向きに・・・】
■日本人の認知症タイプ別死亡リスクと死因
~ケアネットニュース2023.3.22~
医薬基盤・健康・栄養研究所の小野 玲氏らは、日本における認知症のサブタイプ別の死亡率、死因、予後関連因子を調査するため、クリニックベースのコホート研究を実施した。その結果、日本における認知症サブタイプ別の死亡リスクや死因の重要な違いが明らかとなった。対象患者3,229例を6つの認知機能タイプ(認知機能正常[NC]、軽度認知障害[MCI]、アルツハイマー病[AD]、血管性認知症、レビー小体型認知症[DLB]、前頭側頭型認知症)に分類した。NC群と比較し、すべての認知症サブタイプおよびMCI群の死亡率は高かった(ハザードリスク:2.61~5.20)。最も多かった死因は肺炎であり、次いでがんであった。MCI、AD、DLB群における予後因子は、高齢、男性、認知機能低下であり、アポリポ蛋白Eℇ4対立遺伝子との関連は認められなかった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56110
【忘れられない事実!】
■ガラパゴス諸島に不妊化した蚊10万匹放出
~AFP通信2023.3.11~
南米エクアドルはガラパゴス諸島に不妊化させた雄のネッタイシマカを10万匹放出する計画を発表した。デング熱、ジカ熱、チクングニア熱などの感染症を媒介するネッタイシマカの繁殖を抑制する目的。国立衛生研究所
は、同国初の取り組みとしている。不妊化した雄の蚊を大量に放すことで、蚊の個体数を減らし、病気の感染率を下げる効果があるとされる。
https://www.afpbb.com/articles/-/3455149
【我が家の裏庭にも・・・お願い!?】
■動脈硬化リスクが上昇しやすい睡眠の取り方
~ケアネットニュース2023.3.13~
睡眠時間や就寝タイミングとアテローム性動脈硬化との関連性を調査し、45歳以上の場合に睡眠不足や不規則な睡眠であるとアテローム性動脈硬化の発症リスクを高めることを示唆した(米国・ヴァンダービルト大学)。
規則的な睡眠時間(SD≦60分)の参加者と比較したところ、睡眠時間の不規則性が大きい(SD>120分)参加者は、冠動脈カルシウム負荷が高く、有病率:1.33 、足首上腕指数が異常値であった(有病率:1.75)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56056
【規則的な生活を・・・】
■体外受精と自然妊娠、生まれた子に違いは?
~ケアネットニュース2023.3.3~
体外受精で授かった子供の学齢期の発達と教育の成果は、自然妊娠の子供と同等である(オーストラリア・メルボルン大学)。自然妊娠の子供と比較して、4~6歳の発達上の脆弱性のリスクに対する体外受精の因果関係はなく、調整リスク差は-0.3%、調整リスク比は0.97であった。https://www.carenet.com/news/general/carenet/55998
【子どもの明るい将来!】
■化学療法、女性は午後に受けると効果が高い
~ケアネットニュース2023.3.7~
体内時計機能を勘案し、投薬時間を調節するクロノセラピー(時間治療)の考え方は以前より提唱されており、大腸がんなどにおいて一定の効果が報告されている。今回、造血器腫瘍の成人患者におけるクロノセラピーの効果を検討した(韓国科学技術院)。研究者らは、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫患者を2つのコホートに分け、午前または午後に化学療法を行った。無増悪生存期間は、女性患者において、午前投与群は午後投与群に比べ有意に短かった(ハザード比0.357)。女性患者において、午前投与群は午後投与群に比べ病勢進行の頻度が高かった(比較33.3 %vs.13.9%)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56000
【治療は午後に・・・】
■世界一黒い至高の暗黒シートを開発、産総研など
~ナショナルジオグラフィック202.2.10~
可視光を99.98%以上吸収しほとんど反射しない「至高の暗黒シート」を産業技術総合研究所と量子科学技術研究開発機構の研究グループが開発した。カシューナッツの殻から抽出したポリフェノール類の「カシューオイル」の樹脂を利用。同じグループが2019年に開発した「究極の」シートを超えた黒さで、耐久性も良く、触れる素材では世界一の黒さとなった。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/020700066/
【真っ黒!という真実が潔白】
■長寿効果、1日5000~7000歩で十分?歩数と死亡リスク
~時事通信2023.2.20~
歩くことで得られる長寿効果は、高齢者では1日5000~7000歩で頭打ちになるとの調査結果を、早稲田大の渡辺大輝助教らの研究チームがまとめた。1日1時間程度の歩行に該当するが、これが最適な長さという。研究チームは2013年、京都府亀岡市の65歳以上の男女4165人を対象に、1日の歩数と死亡リスク増減の関連を調べた。最大約4年間追跡調査し、その間に113人が亡くなった。その結果、5000歩未満の場合、1000歩増えると死亡リスクが23%低下した。これは、9~10カ月の寿命延長に当たるという。ただ、5000~7000歩の人ではさらに歩数が増えても効果はなかった。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023022000112
【近場の外出はなるべく徒歩で…】
■食物繊維の摂取とうつ病・不安との関係
~ケアネットニュース2023.2.22~
食物繊維の総摂取量は、成人のうつ病オッズ比の10%低下および青少年のうつ病オッズ比の57%低下と関連していた(イラン・テヘラン医科大学)。用量反応メタ解析では、成人において食物繊維の総摂取量とうつ病オッズ比との間に逆線形関係が認められ、食物繊維の総摂取量が5g増加するごとに、うつ病リスクが5%減少することが示唆された。野菜からの食物線維の摂取、水溶性食物繊維の摂取とうつ病ORとの間に、有意な逆相関の関連が認められた。穀物および果物からの食物繊維、不溶性食物繊維とうつ病リスク低下との関連は、わずかであった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55947
【野菜を食べよう!】
■水は1日にどれくらい人体を出入りするのか、初の計算式
~ナショナルジオグラフィック2023.2.1~
私たちの体のおよそ半分は水。一般的な成人男性で体の53%、成人女性で45%、乳児では60%を占めるという。この量を維持するため、私たちは飲んだり、食事や呼吸をしたりして水分を取る。ここでストック、つまり体に含まれる水分の量は分かっていたが、フローである1日の出入り量は正確な把握が難しかった。研究の結果、1日に体を出入りする水分の量は、男性では20~35歳、女性では30~60歳が最も多く、それぞれ平均4.2リットル、3.3リットルと分かった。成人では体の全水分の10%、乳児では25%が、わずか1日で失われていた。水分を3日間取らないと、命の危険にさらされるという。これは従来、経験的に言われてきたことだが、今回の調査で科学的に裏付けられた。高齢者は水の出入りが少なかった。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/013100050/
【平均尿量の2~3倍もある!】
■がんと共に生きる人々を支えるために、医師ができること
~ケアネットニュース2023.2.14~
具体的には「治療場所の選択」「治療選択の迷い」「住居、食べ物、日常生活や移動手段などのニーズ」「子供の世話」「雇用や学校の問題」「医療費負担」「残される家族の生活の再設計」など、さまざま。「がん患者がどのような困難に直面しているのかを聞いたうえで、日々の臨床に生かすことが重要」
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55897
【心のケアの重要性】
■昼寝とうつ病リスク
~ケアネットニュース2023.2.13~
昼寝はうつ病の予測因子であることが示唆された(中国・江西科技師範大学)。昼寝をしている人は、抑うつ症状のリスクが高かった(オッズ比:1.15)。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55906
【昼寝は20分までに。。。】
■韓国医療AIの開発活発、がんやパーキンソンなど診断で着々
~AFP通信2023.2.9~
医療AIソリューション企業ビューノはAI基盤を用いて胸部CT映像の判読を補助し、肺がんの初期段階の可能性がある肺結節を検出・分析する提供するソリューションを開発した。医療AIは学界でも活発に研究されている。高麗大学安岩病院神経科のイ・チャンニョン教授らのチームは、病院の心電図検査だけで特発性パーキンソン病を鑑別できるAIディープラーニングアルゴリズムを開発した。パーキンソン病の危険群選別は容易ではないが、研究チームはパーキンソン病が心臓にも影響を及ぼす点に着目して成果につなげた。また、韓国科学技術院の研究チームは、3次元空間で非常に速く動く赤血球の映像で赤血球の形態をリアルタイムで復元することに成功。がん診断で重要な生体から組織の一部を採取する映像の復元にも成功した。この技術は細胞を染色する過程や数千万ウォンに達する顕微鏡を必要とせず、速度と費用を大幅に改善できると期待されている。
https://www.afpbb.com/articles/-/3450599
【やがてあらゆる病が予知可能に・・・】
■慢性腎臓病を抑制、植物油よりも魚油
~ケアネットニュース2023.2.8~
魚介由来の3種のオメガ3系多価不飽和脂肪酸の総量の値が高いほど、慢性腎臓病発症のリスクが低いのに対し、植物由来のオメガ3系多価不飽和脂肪酸にはこのような作用はなく、魚介由来オメガ3系多価不飽和脂肪酸値が最も高い集団は最も低い集団に比べ、推算糸球体濾過量の≧40%の低下のリスクが低いことが明らかとなった(オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学)。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/55889
【♪サカナ、さかな、魚を食べると…腎臓が良くなる!?】
■宿主をゾンビ化する寄生菌、ヒトに感染する可能性は?
~ヘルスデーニュース2023.1.25~
そのアリは、もう自分の意志で体を動かすことはできない。ふらふらと巣から離れ、葉にしがみついて、そこで死ぬのを待つだけだ。やがて菌が体を食い尽くし、頭を破って現れて、空中に胞子をまき散らす(米セントラルフロリダ大学のイアン・ウィル氏)。米フロリダ州では、このようにゾンビ化したアリが見つかる。もし、このような菌が人間にも寄生することがあるとしたら?昆虫をゾンビにする真菌類は、特定の種の昆虫に適応するように進化してきた。そのため、その種以外の生物にはほぼ寄生できない。例えば、タイにいるアリに寄生するように進化した種は、フロリダにいる別の種のアリには寄生できない。「違う種のアリに寄生することもできないのですから、ヒトに寄生するのはSFの世界でしか考えられません」とウィル氏は言う。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/012300033/
【恐ろしやぁ~・・・】
■ウイルスは「悪者」だけではない、微生物のエサにも、研究
~ナショナルジオグラフィック2023.1.26~
ウイルスは宿主に新しい遺伝子を挿入することで進化を促すこともある。人間の全ゲノムのうち8%は、内在性レトロウイルスで占められているが、これははるか昔私たちの祖先に感染した古代ウイルスの名残だ。そのなかでも最も有名なシンシチンというウイルスの残骸は、人間を含む多くの哺乳類が妊娠するために必要なたんぱく質を作る助けをする。ほかにも、がんを予防したり、胚の成長を助けたり、皮肉にも感染症を撃退したりするものがある。また、微生物がウイルスにやられるのではなく逆にこれを食べて繁殖しているとすれば、話はだいぶ変わってくる。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/012500038/
【御ひいきに・・・】
■日米共同世論調査
~アンケートによると2022.12.22~
読売と米ギャラップの「11月・日米共同世論調査」によると、
☆信頼している国内の組織や公共機関、15項目から複数選択
《日本》
1.病院 78%
2.自衛隊 72%
3.裁判所 64%
《米国》
1.軍隊 79%
2.病院 76%
http://questionnaire.blog16.fc2.com/page-1.html
【政治や宗教の信頼度が壊滅】
■鳥インフルのヒトへの感染、初確認、エクアドル
~AFP通信2023.1.15~
エクアドル保健省は、鳥インフルエンザウイルスA(H5)型のヒトへの感染が、初めて確認されたと発表した。鳥インフルは世界的に流行しており、同国でも数週間前に養鶏場の鶏から検出されていた。感染したのはボリバル州の9歳の少女。感染した鳥と直接接触したことにより感染したと推定されるという。保健省は、少女以外のヒトへの感染はこれまでのところ報告されていないとしている。
https://www.afpbb.com/articles/-/3446578
【鳥インフル発見即、全鳥殺処分。ヒトへの感染即、???】
■アセトアミノフェン含有製剤、添付文書改訂、重大な副作用追加で
~ケアネットニュース2023.1.19~
改訂内容は『重大な副作用』の項への「薬剤性過敏症症候群」の追記で、薬剤性過敏症症候群の国内症例を評価した。専門委員の意見を聴取、本剤と薬剤性過敏症症候群との因果関係の否定できない国内症例が集積したことから。該当医薬品は、アセトアミノフェン(経口剤、坐剤、注射剤)/トラマドール塩酸塩・アセトアミノフェン/サリチルアミド・アセトアミノフェン・無水カフェイン・クロルフェニラミンマレイン酸塩/サリチルアミド・アセトアミノフェン・無水カフェイン・プロメタジンメチレンジサリチル酸塩/ジプロフィリン・ジヒドロコデインリン酸塩・dl-メチルエフェドリン塩酸塩・ジフェンヒドラミンサリチル酸塩・アセトアミノフェン・ブロモバレリル尿素。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55767
【クスリはリスク。】
■最新の平均寿命と悪性新生物の死亡確率/厚労省
~ケアネットニュース2022.12.23~厚生労働省発表「令和2年都道府県別生命表」。2020年の全国の平均寿命(0歳の平均余命)は、男性が81.49年、女性が87.60年で、2015年よりも男性では0.72年、女性では0.60年延びていた。また、死因別死亡確率では、男女ともに最も多かった死因は、悪性新生物(腫瘍)であり、男性で28.13%、女性で20.05%を占めていた。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55713
【寿命が延びても、がん死が多い日本】
■「人々の命を奪う」食物依存症、糖と脂肪の甘くなめらかな罠
~ナショナルジオグラフィック2023.1.10~
食物依存症、それは成人の14%、子どもの12%が患っている依存症。脂肪と糖で私たちを誘惑するぜいたくな料理は、がまんできないほど魅力的に感じられる。こうした食品は、体にある脂肪と糖のセンサーに働きかけ、ドーパミンを放出させるように最適化されていることが多い。すなわち、私たちの生物学的特性を利用して、もっと食べたいと思わせるように作られている。「私たちは昔から自家製のケーキやクッキーやピザを食べてきました。しかし、1980年代に超加工食品の生産が増えてから、食生活に関連する死亡や病気が増えたのです」と言う。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/010600007/
【甘い罠には近づかないこと。】
■性への関心が薄れると死亡率は高くなる
~ケアネットニュース2023.1.4~
性的関心の欠如と全死因死亡率との関連性について、山形県内の40歳以上の被験者2万969人を対象に行った。性的関心を持たなかった男性では、全死亡率およびがん死亡率が有意に上昇した。ハザード比は1.69だった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55655
【老若男女で・・・】
■コロナ死亡例、脳を含む広範囲に長期ウイルスが存在
~ケアネットニュース2023.1.5~
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡者の体内には、呼吸器をはじめ非呼吸器、脳に至るまで広く長期に渡ってSARS-CoV-2が存在していることが、新たな研究で判明した(米国国立衛生研究所)。中枢神経系組織からSARS-CoV-2 RNAが検出された(10/11例、検出不能を除く)。ここには、230日目の死亡例を含んだ後期症例のすべてが含まれ(5/6例、検出不能を除く)、脳におけるウイルスの持続性が確認された。高いウイルス負荷にもかかわらず、脳における病理組織学的変化はほとんど認められなかった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/55641
【治った人も・・・まだ体内にいるかも!?】