#974 日本人の海藻摂取と脳・心血管リスク
~ケアネットニュース2019.9.24~
筑波大学の村井 詩子氏らが海藻摂取と脳卒中および虚血性心疾患リスクとの関連を調査。虚血性心疾患リスクとの逆相関が認められた一方、脳卒中とは有意な関連はみられなかった。男性では、海藻をほとんど摂取しない群に対する、ほぼ毎日摂取する群のハザード比は、虚血性心疾患で0.76、心血管疾患全体で0.88。女性では、虚血性心疾患で0.56、心血管疾患全体で0.89であった。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/48701
【やっぱ!海藻いいんやね!】
#973 ベジタリアンは肉食より脳卒中リスク増/BMJ
~ケアネットニュース2019.9.27~
魚食や菜食主義(ベジタリアン)の人は、肉食の人と比較して虚血性心疾患の発生率は低かったが、ベジタリアンでは脳出血および全脳卒中の発生率が高いことが示された(オックスフォード大学)。魚食群および菜食群の虚血性心疾患の発生は、肉食群と比較してそれぞれ13%(ハザード比:0.87)および22%(ハザード比:0.78)低下した一方、菜食群では、全脳卒中の発生が肉食群より20%増加した(ハザード比:1.20)。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/48750
【何でもバランスよく食べた方が、いいみたい!】
#972 現役医師が解説する最新の研究結果、自閉症と加工食品の関係
~magmagニュース2019.9.23~
フロリダ州のセントラル・フロリダ大学の研究結果。ヒトの神経幹細胞を1年半にわたり大量のプロピオン酸に曝露するという実験を行なった結果、プロピオン酸は脳細胞を損傷することが示唆されたのです。それだけでなく、神経細胞が減少し、その一方でグリア細胞が過剰に生成され、脳内のバランスが崩れたのでした。妊婦や母親がプロピオン酸を摂ると胎児や乳児の腸内に蓄積します。自閉症の子に見られることが多い行動が引き起こされる可能性があります。
https://www.mag2.com/p/news/415442
【どうやってプロピオン酸を曝露させたの!?】
#971 11秒に1人、妊産婦か新生児が死亡、国連統計
~AFP通信2019.9.20~
21世紀に入って5歳未満で死亡する子どもの数はほぼ半減し、2018年は世界で約530万人だった。一方、妊娠・出産の際に死亡した女性の数は、2000年には45万1000人だったのが2017年には約29万5000人と、3分の1以上減少した。これは大きな改善と言えるが、2017年時点でも1日当たり約800人の妊産婦が死亡している。推計で年間280万人の女性と新生児が予防可能な要因で死亡していることが明らかになった。
https://www.afpbb.com/articles/-/3245509
【・・・】
#970 5歳児の唾液でイグ・ノーベル賞=日本人、13年連続
~時事通信社2019.9.13~
人を笑わせ、考えさせる独創的な研究を表彰する「イグ・ノーベル賞」の授賞式が米東部マサチューセッツ州のハーバード大学で行われ、自らの子供3人も含む5歳児の1日当たりの総唾液分泌量を数年がかりの研究で突き止めた明海大学保健医療学部の渡部茂教授らの研究グループが化学賞を受賞した。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は13年連続。「途中で嫌になって逃げる子供もいて大変だった。数年かけて少しずつデータをためていった」と振り返った。自らの子供3人も「嫌がるなどしたが、ご褒美をあげて(実験を)やった」という。渡部氏は受賞に「自分としては、まじめな生理学的な研究と思ってやっていたが…」と語った。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091300247&g=int
【何事も、たゆまぬ努力が必要!】
#969 ダンゴムシのふんに抗カビ効果、研究10年の高2が発見
~朝日デジタル2019.9.15~
島根県立出雲高校2年生の片岡柾人さん(17)が、全国高校総合文化祭「2019さが総文」で最高賞に輝いた。発表した研究タイトルは「ダンゴムシの研究Ⅸ~カビを抑えるフン常在菌を探る!~」。ダンゴムシのふんに含まれる菌がカビの繁殖を抑えるというもの。ダンゴムシ研究を始めて10年。成果が実を結んだ。
https://www.asahi.com/articles/ASM9444QTM94PTIB009.html
【たゆまぬ努力が実を結ぶ!】
#968 中高年の早期死亡リスクに座位時間が影響/BMJ
~ケアネットニュース2019.9.5~
若年死亡のリスクは、強度を問わず身体活動度が高いほど低く、また、座位時間が短いほど低いことが明らかにされた(ノルウェー・Norwegian School )。死亡に関するハザード比は、身体活動度の最も低い第1四分位群(参照群、1.00)に比べ、身体活動度が最も高い第4四分位群は0.27だった。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/48632
【運動しよう!】
#967 高用量ビタミンD、骨強度に影響せず/JAMA
~ケアネットニュース2019.9.5~
健康な成人において3年間毎日高用量(4,000または1万IU/日)のビタミンD3を服用しても、400 IU/日服用との比較において、橈骨の骨密度が統計的に有意に低いという結果が認められたという。骨強度は、橈骨および脛骨ともに有意差は認められなかった。橈骨のvolumetric BMDは、400IU群と比べて、4,000IU群、1万IU群とも低下した。各群の橈骨volumetric BMDのベースラインからの平均変化率(%)は、400IU群-1.2%、4,000IU群-2.4%、1万IU群-3.5%だった。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/48633
【やっぱ運動したほうがいいみたい。。。】
#966 脳振とう多いと勃起不全リスク上昇
~AFP通信2019.8.27~
NFLの元選手3400人以上を対象に聞き取り調査を実施(米ハーバード大学)。過去に脳振とうを起こしたことがあると、その後、男性ホルモンのテストステロン値の低下や勃起不全(ED)を発症する危険性が高いことが分かったとの研究論文が発表された。脳振とう症状が「非常に多い」グループは、脳振とう症状が最も少ないグループに比べて、低テストステロンとEDの症状を訴える確率が約2倍高いことが明らかになった。
https://www.afpbb.com/articles/-/3241537
【激しすぎる運動は控えめに・・・。】
#965 安価で安全ながん治療「コータック」 臨床治験で目覚ましい効果
~ライブドアニュース2019.8.27~
増感放射線治療「コータック」とは、高知大学名誉教授で高知総合リハビリテーション病院院長の小川恭弘医師が2006年に開発した療法のことだ。乳がんや臓器や骨にできる固形がんの放射線治療を行う際に、オキシドールとヒアルロン酸の混合液をがんに注射することで、放射線の効き目を飛躍的に増大させる効果がある。がん治療薬というと、ノーベル賞受賞で有名になった「オプジーボ」など「費用が1回数千万円もする」という高価なイメージがあるが、コータックの治療費は「1回わずか500円ほど」だという。「今回の臨床治験の患者さんはすべて局所進行乳がん、あるいは再発乳がんで、つまり『ほかに治療法がない』という重度の患者さんばかりでした。乳がんの病巣としても直径5センチ以上の大きなものばかり。そんななか、45%にあたる5人が『部分寛解』でした。これは、がん細胞は完全に死滅しても、がんの病巣が残っているという状態も含みます。手術で切除するわけではないので病巣は残っていますが、がん細胞はありません。『蜂の巣はあっても、蜂はいない』のと同じことです。そして55%にあたる6人が『病状不変』という報告でしたが、これは、効果がなかったという意味ではありません。治療後もがんが残っていたとしても、短期間で必ず増大するところをコータック治療12カ月後でも『不変』だったという報告なのです。つまり、治験を受けた患者さん全員の局所進行がんが、コータック治療によって『休眠状態』になったか、あるいは『死滅して繊維組織だけ残った状態』になったという結果が発表されたのです」
https://news.livedoor.com/article/detail/16989664/
【「1回500円」激安なのにこの効果!!!】
#964 心血管リスク、禁煙後何年で低下するのか/JAMA
~ケアネットニュース2019.8.29~
ヘビースモーカー(20パック年以上喫煙)の心血管疾患リスクは、禁煙後5年未満で、現喫煙者と比較して約4割減少するが、非喫煙者との比較では禁煙から5年以上を経過しても有意に高いままであることが示された。現喫煙者と比較して5年以内の禁煙者のCVD罹患率は現喫煙者11.56/1,000人年に対し、禁煙5年未満者で6.94/1,000人年だった(ハザード比:0.61)。一方で非喫煙者の同罹患率は5.09/1,000人年で、それと比較すると喫煙者のCVDリスクは、禁煙後10~15年で6.31/1,000人年になり、禁煙から10年以降でその関連が有意ではなくなったが、リスクとしては高いままであった。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/48595
【早く止めないと取り返しつかない、ということか!?】
#963 カレーはなぜ「おいしい」?
~日経ビジネス2019.9.2~
そもそも、人が食事中に感じる嗅覚には2種類のルートがある。鼻から直接嗅ぐ香りと、口に入れて飲み込むときに喉から鼻に抜ける香りの2つ。これまでも直接食品の香りを分析する取り組みはされていたが、実は後者の影響が大きいと分かってきた。食品が噛み砕かれて唾液と混ざり、口の中で揮発して喉から鼻に抜けていく空気こそが「おいしさ」に直結しているからだ。テイラー教授が研究したミント味のガムを例にとろう。ガムのミント味は通常5分程度しかもたず、より長く楽しむためにはどうすればいいか、メーカー各社は頭を悩ませていた。ミントを口に含んだときのスーッとした感覚はメンソールによるため、メンソールを多く含ませればいいとも思えるが、実際にメンソールを増量しても持続時間はほとんど変化しなかった。そこで、テイラー教授がエムエスノーズを用いて鼻腔中の空気の変化を測定したところ、「味を感じなくなるタイミング」はメンソールが切れたときではなく、糖分が切れて甘味がなくなったときだと判明。ミント味を感じるにはメンソールと甘味の2つが必要だったのだ。実際にメンソールの量を変えずに甘味成分を増やしたところ、持続時間は30分程度まで大幅に延びた。ニチレイは味をそのままに脂肪分を減らしたカレーの開発を進める。カレーの「おいしさ」は脂肪分とスパイスが複雑に絡み合うため、ただ脂肪分を減らすとコクがなくなり、味も変化してしまう。ニチレイはクミンなどのスパイス量を調整することで、「おいしさ」はそのままに、10%あった脂肪分を2.5%まで減量することに成功した。カレーをなぜ美味しいと感じるのか、そのポイントを押さえたからこそできた事例と言えるだろう。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/090200648/
【インド人もビックリ!】
#962 妊娠による子宮内膜がんリスク低下、中絶でも
~ケアネットニュース2019.8.23~
妊娠が受胎後早期で終了しても40週で終了しても、子宮内膜がんのリスクは顕著に減少することが明らかにされた。人工妊娠中絶で妊娠終了に至った場合と出産で妊娠が終了した場合とで、リスク低下との関連性は類似しており、妊娠による子宮内膜がんのリスク低下は妊娠初期に生じる生物学的なプロセスによって説明できる可能性も示唆されたという。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/48564
【子どもを授かると病気も逃げ出す!?】
#961 飲料水中のマイクロプラスチック「現状では人体に危険ない」 WHO
~AFP通信2019.8.22~
世界保健機関は、飲料水に含まれるマイクロプラスチック(プラスチック微粒子)について、現状では人体に危険はないと発表した。ただし、将来的な潜在リスクに関してさらなる研究が必要だとしている。「世界中の飲料水利用者を安心させるメッセージだ。われわれの分析結果に基づけば、リスクは低い」と述べている。飲料水のマイクロプラスチック含有量に関するデータは現状では限られており、信頼できる研究も少ないため、リスク分析は困難だという。
https://www.afpbb.com/articles/-/3240893
【あくまでも現在の分析結果。】
#960 2019年発表、日本の平均寿命、男女とも過去最高
~ウーマンズラボ2019.7.31~
厚生労働省が2019年7月30日に公表した簡易生命表によると、2018年の日本人の平均寿命は男性81.25歳、女性は87.32歳で過去最高を更新したことがわかった。国際比較で見ると、日本女性の世界ランキングは香港(87.56歳)に続いて第2位、男性は香港(82.17歳)、スイス(81.4歳)に続いて第3位。平均寿命は男女ともに年々伸びている。1960年~2018年までの推移を見てみると、58年間の間で男性は15.93歳、女性は17.13歳伸びており、女性の方が寿命が長く伸び率も大きいことがわかる。内閣府公表の高齢社会白書「平均寿命の将来推計」によると、平均寿命は今後も伸びると予想され、2060年には男性は84.19歳に、女性は90.93歳になるという。
https://womanslabo.com/news-201703060-4
【健康で長生きしましょう!】
#959 米国の平均寿命は低下傾向
~アメリカウォッチ2019.3.5~
連邦政府が2018年11月に公表した報告によると、米国の男性の寿命は76歳で、女性の場合 81歳。米国の2017年の総体的な寿命は78.6歳まで減少した。寿命の低下は、自殺や薬物乱用での死亡増加が主要因である。また、米国の悲劇の一つである20代から30代の若い世代の死亡率が増加していることが寿命の低下に起因している。疾病対策予防センターによると、米国での2017年の最大10の死因は、心臓病、癌、腎臓疾患、脳卒中、糖尿病、自殺、アルツハイマー病、インフルエンザ/肺炎、慢性下気道疾患、意図しない外傷など2016年と同じであるが、その中で、癌の死亡率だけが2017年に減少。一方、自殺、脳卒中、糖尿病、アルツハイマー病、インフルエンザ/肺炎、慢性下気道疾患、意図しない外傷など、7つの分野で死亡の増加が見られた。根本的な要因は、最大の死因である心臓病による死亡率が減少したことである。過去数年間、心臓病による死亡は他の種類の死亡の増加を相殺するのに十分であったが、現在は同じ状況ではないと報告されている。
【病める国か?】
#958 50歳以上は要注意!亜鉛不足が脱毛の原因に
~ケアネットニュース2019.8.6~
亜鉛が欠乏すると、味覚異常をはじめ、皮膚炎や口内炎のほか、脱毛や傷が治りにくいなどの症状が出現する。また、亜鉛濃度は日内変動と加齢変化を起こすことから、50歳以上で潜在的な亜鉛欠乏に陥っている可能性が高い。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/48436
【今晩夕食から魚介類のおかずを加えてください。】
#957 「元気をもらう」の正体は心臓から出る電磁場
~AI新聞2018.11.29~
最近は脳と身体の共同作業を通じて、認識や思考、感情といったものを生成しているという考え方が主流になりつつある。特に心臓が、感情の生成において重要な役割を果たしていることを示す実験結果が幾つか登場しているようだ。最近の神経心臓学では、「心臓は感覚器官であり、大脳皮質が関与しない学習や記憶、決定を可能にする、高度な情報のエンコーダーとプロセッサーの中心的な役割を担っている」と結論づけているという。大脳皮質は、知覚、随意運動、思考、推理、記憶などの高次機能を司っているが、大脳皮質が関与しない脳の活動に関しては、心臓が中心的な役割を果たしているということだ。心臓が出す電磁波、音圧、血圧のリズムは、身体中の全ての細胞によって感知される。つまり心臓が体の細胞、臓器の同調シグナル発信機の役割を果たしているという。ちょうどオーケストラにおける指揮者の役割を、心臓が担っているようなものかもしれない。最近の研究では、心臓が発信するリズムの中に情報が込められており、特に神経やホルモン、電気などの低周波の振動の中に、感情に関する情報が込められている可能性があると指摘されているという。
https://aishinbun.com/clm/20181129/1855/
【脳と心臓と心】
#956 「がんを栄養不足に」 食事が治療の助けに
~AFP通信2019.8.1~
赤身の肉や卵などに含まれるアミノ酸の摂取を制限することで、マウスのがん治療効果が著しく向上し、腫瘍の増殖が減速することが研究で明らかになった(米デューク大学医学部)。准教授は「非常に強力な効果がある。有効に作用する薬剤で確認されるのと同じくらい強力な効果だ」と話す。今回の研究では、アミノ酸の一つ、メチオニンの摂取制限に焦点を当てた。メチオニンは、がん細胞の増殖を助ける「一炭素代謝」と呼ばれるプロセスで重要な役割を果たす。「非常に基本的なレベルで、がん細胞を特定の栄養素の欠乏状態に陥らせる」という。
https://www.afpbb.com/articles/-/3237900
【がんになる前に粗食のすすめ】
#955 放射線と細菌で蚊を根絶、中国
~AFP通信2019.7.18~
米ミシガン州立大学などの研究チームは、次の二つの個体群制御技術を利用した。蚊を実質的に不妊化する放射線と、蚊の卵を生存能力のない状態にする「ボルバキア」と呼ばれる細菌株だ。中国・広州はヒトスジシマカが原因でデング熱の感染率が中国国内で最も高くなっている場所だ。ふ化した蚊の卵の数が94%減少し、生存可能な卵が一つも記録されなかった期間も最長13週間に上った。また、捕虫器で捕獲される雌の数が83~94%減少し、6週間にわたって一匹も雌が検出されないこともあった。
https://www.afpbb.com/articles/-/3235723
【キンチョウの夏~でなくなる日が・・・。】
#954 ベビーフードに過剰な糖分、WHOが警告
~AFP通信2019.7.16~
国連は市販されているベビーフードの多くには糖分が過剰に含まれており、その原材料リストも混乱を招くような表示になっているとする報告書を発表した。調査対象製品の約半数ではカロリーの30%以上が全糖類に由来しており、また約3分の1の製品に添加の糖類や他の甘味料が含まれていた」。糖分摂取量が多いと、過体重や虫歯のリスクが高くなる恐れがあり、幼児期にこうした製品に接することで、生涯にわたって糖分の多い食べ物を好むようになる恐れもある。調査対象となった食品の最大60%において、生後6か月未満の乳児向けとの表示を確認したとしている。しかしWHOは、「乳児は生後6か月まで母乳のみで育てる」と勧告しているため、こうした表示はWHOの考えとは相反するものだ。
https://www.afpbb.com/articles/-/3235310
【母乳が一番!】
#953 2型糖尿病、食事の脂肪の質が死亡リスクと関連/BMJ
~ケアネットニュース2019.7.12~
2型糖尿病患者において、多価不飽和脂肪酸(PUFA)の摂取量増加は炭水化物または飽和脂肪酸の摂取と比較して、全死亡および心血管死の低下と関連していることが認められた(中国・浙江大学)。摂取量のハザード比は、PUFAで0.76、海産物由来のn-3系PUFAで0.69、α-リノレン酸で1.13、リノール酸で0.75であった。全死亡についても、PUFA、n-3系PUFA、リノール酸で同様の関連が確認されたが、植物性ではなく動物性の一価不飽和脂肪酸は全死亡のリスク増加と関連していた。飽和脂肪酸からのエネルギーの2%を、総PUFAまたはリノール酸からの同等のカロリーに置き換えると、13%、15%、それぞれ心血管死のリスクが低下した。また、飽和脂肪酸からのエネルギーの2%を総PUFAに置き換えると、全死亡のリスクが12%低下した。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/48326
【食事の油モノに注意!】
#952 砂糖入り飲料の摂取、がん発症リスクと関連
~AFP通信2019.7.12~
炭酸飲料やフルーツジュースなど砂糖入り飲料の摂取と一部のがんの発症リスクの上昇には関連があるとの研究(英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)。 調査によると、砂糖入り飲料を1日当たりわずか100ミリリットル多く摂取するだけでがん発症リスクは18%上昇、乳がんに関してはリスクが22%上昇した。砂糖入り飲料とフルーツジュースの摂取でも同様に、がん発症リスクの増加との関連がみられた。
https://www.afpbb.com/articles/-/3234801
【なぜ女性だけ?】
#951 全粒穀物、食物繊維の摂取が肝がんリスクを低下?
~ケアネットニュース2019.7.8~
全粒穀物や食物繊維の摂取量増加が、肝細胞がんの素因として知られるインスリン抵抗性、高インスリン血症および炎症のリスク低下と関連していることから、その関連性を米国の2つのコホート研究を基に解析した。その結果、全粒穀物および、おそらくシリアル繊維とふすまの摂取量増加は、米国成人の肝細胞がんのリスク低下と関連していることが示された。(最高三分位vs.最低三分位ハザード比:0.63)
https://www.carenet.com/news/general/carenet/48283
【ベジタリアンに肝がんは少ない!?】
#950 身体活動が活発な中高年者ほど、寿命は長い/BMJ
~ケアネットニュース2019.7.9~
心血管疾患やがんの患者を含む中高年者では、過去の身体活動の程度や確定したリスク因子(食事、体重、血圧、コレステロール値など)の変化にかかわらず、身体活動が活発なほど死亡リスクが低く、実質的に寿命が長くなることが研究で示された(英国・ケンブリッジ大学)。ベースラインの身体活動と、身体活動の変化の過程の統合解析では、一貫して身体不活動の集団と比較して、身体活動が経時的に増加した集団は、全原因死亡のリスクが、ベースラインの身体活動が低い集団で24%、中等度の集団で38%、高い集団では42%、それぞれ有意に低下した。住民集団レベルでは、少なくとも最小限の身体活動の推奨(中強度:150分/週)を達成し、これを維持することで、身体不活動に関連する死亡の46%が予防可能と推定された。
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/48313
【今日から、運動習慣!】
#949 30人中4人のがん消える 光免疫療法、治験結果を公表
~朝日デジタル2019.7.2~
光をあててがん細胞を壊す「光免疫療法」について、楽天メディカルは、都内で事業説明会を開き、新たな臨床試験の結果を公表した。手術や抗がん剤などの治療で効果がなかった米国の30人の頭頸部がんの患者を対象にした第2a相の治験の結果、4人はがんが消え、9人は縮小していた。この治療法と関連があるとみられる重篤な有害事象は3人にあったという。この治療法は、米国立保健研究所(NIH)の研究員が開発した。近赤外光をあてると反応する化学物質と、特定のがん細胞に結びつく性質があるたんぱく質(抗体)を結合させた薬を注射。抗体はがん細胞とくっつく。それに近赤外光をあてると、がんに集まった薬と光が反応し、がん細胞を壊し、これをきっかけに免疫細胞は活性化する。
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%ef%bc%93%ef%bc%90%e4%ba%ba%e4%b8%ad%ef%bc%94%e4%ba%ba%e3%81%ae%e3%81%8c%e3%82%93%e6%b6%88%e3%81%88%e3%82%8b-%e5%85%89%e5%85%8d%e7%96%ab%e7%99%82%e6%b3%95%e3%80%81%e6%b2%bb%e9%a8%93%e7%b5%90%e6%9e
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【温熱療法ですね。】
#948 成人の8割が感染、歯周病予防に効く「菌」とは
~ケアネットニュース2019.6.14~
国内の歯周病(歯肉炎および歯周疾患)患者数は330万人を超え、30~50代の約8割が罹患するなど、最も罹患率の高い疾患とされる。「バクテリアセラピーにはロイテリ菌が有用である」と提唱。ロイテリ菌は、バクテリアセラピー研究で有名なスウェーデンのカロリンスカ研究所・医科大学と特許を持つBio Gaia社が研究を進めている。ロイテリ菌は1980年代にペルー人の母乳から発見されたもので、日本人は7人に1人が保有するが、そのほかの先進国のヒトから検出されることは少なく、米国人はまったく保有していない。ロイテリ菌とプラセボをそれぞれ30日間摂取した群を比較したところ、ロイテリ菌摂取群は、プラーク有りの患者数、歯茎の出血有りの患者数などが減少し、プラセボ摂取群に対し有意差が認められた。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/48137
【ロイテリ菌入り○○○〇・・・は売っているらしい。】
#947 超加工食品の高摂取で死亡リスク増大/BMJ
~ケアネットニュース2019.6.12~
ファストフード、揚げ物、加工肉、砂糖入り飲料などの超加工食品を1日4サービング以上摂取すると、死亡のハザードが相対的に62%増加し、1日1サービング増えるごとに死亡リスクが18%増加することが調査で示された(スペイン・ナバラ大学)。「超加工食品の摂取を抑制し、製品への課税や売買制限を目標とし、新鮮な最小限の加工食品(地中海食の重要な側面)の摂取を促進することは、世界の公衆衛生の改善において重要な健康施策の一環と考えるべきである」としている。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/48136
【食事は材料から手作りがよろしいようです。】
#946 人間の耐久力、絶対的な限界は「胃」で決まる?アスリート研究
~AFP通信2019.6.7~
人間の身体的耐久力の絶対的な限界値を推定した。霊長類の中で人間の耐久力は真に並外れているという点だ。これはおそらく人類が200万年にわたる狩猟採集生活の中で受け継いできた特性だろう。簡潔に言えば身体的限界に迫られたとき、人間はサルをはるかに上回る。米国横断レースに参加した究極のランナーたちは最初の1週間、毎日8リットルの水を飲み、1日当たりの燃焼カロリーは6000カロリー。だが、レースの最初から最後まで体重は減り続け、摂取カロリーと燃焼カロリーが均衡することは一度もなかった。「1日当たり4000カロリーを超える摂取はほとんど不可能だ。それ以上に燃焼することはできるが、すると毎日体重が減っていく。つまり、永遠に持続可能な状態ではない。数日や数週間は可能だが、永遠には続けられない」人間の耐久力の限界はおそらく筋肉や心臓よりも、消化活動に関連しているのではないかと指摘。サイクリングやランニング、トライアスロンで使う筋肉は異なるが、共通しているのは胃、つまり消化活動だ。ポンツァー氏は人間と動物の重要な違いを指摘する。「他の動物は非常に賢く、人間のような尋常でないことはせずにいるのだ」
https://www.afpbb.com/articles/-/3228860
【お年寄りに聴くと、朝のラジオ体操で風邪ひかなくなったとのこと。】
#945 成人の8割が感染、歯周病予防に効く「菌」とは
~ケアネットニュース2019.6.14~
国内の歯周病(歯肉炎および歯周疾患)患者数は330万人を超え、30~50代の約8割が罹患する。歯磨き・歯科定期検診に続く第3の歯周病予防策として注目される「バクテリアセラピー」。ロイテリ菌はペルー人の母乳から発見されたもので、日本人は7人に1人が保有するが、そのほかの先進国のヒトから検出されることは少なく、米国人はまったく保有していない。世界100以上の国と地域で使用実績があり、200以上の臨床研究が発表される一方、副作用の報告は1件もないという。ロイテリ菌は体内で「ロイテリン」という有害な菌を抑える物質を生成し、歯周病菌の増殖を抑制する効果が期待できる。ロイテリ菌関連商品としては、ヨーグルト・サプリメントが市販されている。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/48137
【歯磨きしっかり、その次に・・・】
#944 高齢女性、1日4,400歩でも死亡率低下、強度は関連せず
~ケアネットニュース2019.6.5~
健康のためには1日1万歩を目標に歩くことが必要と一般的に考えられている。1日当たりの歩数にかかわらず、歩行強度が強いほうが健康ベネフィットがあるのかどうかも不明である。ハーバード大学医学大学院の前向きコホート研究の結果、高齢女性において、約4,400歩/日という少ない歩数でも約2,700歩/日に比べ、全死亡率が41%低いことが示された。また、1日当たりの歩数の増加につれて全死亡率は減少するが、約7,500歩/日を超えると平坦化した。歩行強度については、1日の総歩数を考慮すると全死亡率低下との明らかな関連は認められなかった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/48092
【前向きに生きよう!】
#943 うつ病や不安と居住地の標高との関連
~ケアネットニュース2019.6.11~
米国・ユタ大学は、医学生を対象に、うつ病や不安と居住地の標高との関連について検討を行った。低地から高地への移住は、PHQ-9合計スコア(OR:1.47)、不安症状スコア(OR:1.40)、自殺念慮スコア(OR:1.10)と有意な関連が認められた。低地から高地への居住地の移動は、うつ病、不安、自殺念慮の増加と関連していることが示唆された。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/48116
【山間部生まれ、育ちの人は?】
#942 食塩摂取と肥満の関連~日本と中国・英国・米国
~ケアネットニュース2019.5.29~
食塩摂取が過体重や肥満の独立した危険因子である可能性が、いくつかの研究で報告されている。エネルギー摂取量を含む潜在的な交絡因子を調整した場合、食塩摂取量が1日当たり1g多いとBMIは日本で0.28、中国で0.10、英国で0.42、米国で0.52高かった。同様に、過体重/肥満のオッズは日本で21%、中国で4%、英国で29%、米国で24%高かった。
https://www.carenet.com/news/48051
【食塩なのか、それともそれ以外の食物、または総量なのか?】
#941 妊娠初期の母体のストレス、男性の精子数低下に関係か
~AFP通信2019.5.30~
妊娠初期に離婚や失業など強いストレスを感じる経験をした母親から生まれた男性は、精子の数が少なくその運動率も低い傾向にあるという調査結果が発表された。妊娠18週までに強いストレスを感じる経験が3回以上あった母親から生まれた男性は、同じ年の他の男性に比べて精子数が3分の1少なく、運動率も12%低いことが明らかになった。また、男性ホルモンのテストステロン値も10%ほど低かったという。
https://www.afpbb.com/articles/-/3227621
【夫婦・・・仲よく一致協力してください。。。】
#940 話題沸騰「ペニシリン以来の大発見」脊髄損傷を直す新治療
~文春オンライン2019.5.11~
この札幌医大の間葉系幹細胞を用いた脊髄損傷への医療は、すでに安全性も有効性も国から認められたものだ。この春からは急性期に限ったものではあるが、公的医療保険も認められた。動画は、病室のベッドで48歳の男性患者が寝ている場面から始まる。兵庫県在住の男性はプールに飛び込んだ際、額を底に打ち付け、その衝撃で首の頸椎を損傷した。「右手動きますか、左足動きますか」と医師が問いかけるが、男性の体はほとんど反応がない。全身麻痺で寝たきりの状態だ。その問いかけのあと、男性は点滴を受けた。
翌日、再び医師が撮影しながら尋ねる。右手動きますか――。
すると、男性の右手はいきなり動いた。手を握ったり開いたりとグーパーの動作をし、肘も曲げる。足に目を移せば、膝を屈伸し自分で寝返りし、車椅子にも乗り始める。 男性自身、驚いている。「こんなことあるんですね」
https://bunshun.jp/articles/-/11881
【医学の発展!】
#939 「ソーダ税」導入で清涼飲料の売り上げ急減、米都市
~AFP通信2019.5.15~
2017年に導入を決定した砂糖や人工甘味料を含む飲料への課税により、これら製品の売り上げが38%減少したとする調査結果が発表された。フィラデルフィアでは2017年1月1日以降、「ダイエット」炭酸飲料を含むすべての清涼飲料に対し、1オンス(約29.6ミリリットル)当たり1.5セント(約1円64銭)の課税額が上乗せされている。あらゆる種類の飲料製品の価格がスーパーマーケットでは平均で24セント(約26円)、大規模小売店では平均50セント(約55円)、それぞれ増加した。
https://www.afpbb.com/articles/-/3225044
【砂糖と病気の関係か!?】
#938 アメリカ海軍「UFOを報告するためのガイドライン」の作成
~ギガザイン2019.4.25~
アメリカ海軍が、軍施設に侵入したUFOの目撃報告とその対処を定めた新しいガイドラインを作成していると報じています。しかしアメリカ海軍はパイロットが本当に異星人と遭遇すると考えているわけではないとのこと。高度な訓練をパスした信頼性の高い軍人が、「任務中に奇妙なものを目撃した」と報告したことは公式に記録され、綿密に調査されるため、このようなガイドラインを作成する必要があるというわけです。「近年、未許可もしくは未確認の航空機が軍事管理区域や指定区域に侵入したという報告が何件かありました。安全性とセキュリティの観点から、アメリカ海軍とアメリカ空軍はこれらの報告をとても真剣に受け止め、すべての報告について調査を行っています」
https://gigazine.net/news/20190425-us-navy-guidelines-reporting-ufo/
【未知との遭遇。。。】
#937 マンモスの細胞核、死んでなかった 近大「復活」に前進
~産経新聞2019.3.11~
シベリアの永久凍土で2万8千年間眠っていたマンモスの化石から採取した細胞の核が「死んでいなかった」ことを、近畿大などのチームが世界で初めて確認した。細胞から、生命の設計図であるDNAを含む核を取り出し、マウスの卵子に移植した。すると、マンモスの細胞核は卵子に含まれるタンパク質を利用して、細胞分裂直前の状態まで変化した。さらに一部がマウス卵子の細胞核に取り込まれる現象も確認した。近畿大によると、化石から細胞レベルの生命現象が再現されたのは世界初。
https://www.sankei.com/life/news/190311/lif1903110039-n1.html
【♪死んだはずだよお富さん~生きていたとはお釈迦様でも!?】
#936 閉経後のホルモン補充療法でアルツハイマー症リスク増加か/BMJ
~ケアネットニュース2019.3.20~
閉経後女性への全身ホルモン補充療法では、エストロゲンと併用する黄体ホルモン製剤の種類や開始年齢にかかわらず、長期の投与によりアルツハイマー病のリスクが増大する可能性が、フィンランド・ヘルシンキ大学のHanna Savolainen-Peltonen氏らの検討で示された。ただし、膣内エストラジオール療法ではこのようなリスク上昇はなかった。アルツハイマー病群は対照群に比べ、全身ホルモン補充療法を受けている女性の割合が有意に高く(18.6% vs.17.0%)、膣内エストラジオール療法を受けている女性の割合は有意に低かった(12.7% vs.13.2%)。両群間で、全身ホルモン補充療法の施行期間に有意な差はなかった。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/47687
【日本人体型も欧米化しているというので、今後が心配。】
#935 中年期の食事内容は認知症リスクと関連するか/JAMA
~ケアネットニュース2019.3.22~
中年期の食事内容とその後の認知症発症リスクに、関連は認められないことが示された(フランス・モンペリエ大学)。多変量解析において、11項目の食事内容の質スコアを示す代替健康食指数AHEIスコアの1標準偏差増加による認知症発症の補正後ハザード比は、1991~93年、1997~99年、2002~04年それぞれで、0.97(95%CI:0.87~1.08)、0.97(同:0.83~1.12)、0.87(同:0.75~1.00)で、有意性は認められなかった。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/47699
【食べ物と認知症というより、薬と認知症か?】
#934 認知症の7つの危険因子
~ケアネットニュース2019.3.14~
認知症発生の主要な危険因子として、糖尿病、高血圧、肥満、身体不活動、重度の精神的苦痛、喫煙、低学歴がある。これらの7つの危険因子の総数で人口寄与割合を推定した(東北大学)。その結果、危険因子総数を減らすことが認知症発生リスクの減少に有意に寄与することが示唆された。ハザード比は危険因子がなかった群と比べ、危険因子が1つの群で1.25、2つの群で1.59、3つ以上の群で2.21であった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/47658
【健康的な生活するに限るということか!?】
#933 梅干し、酢の物、柑橘系。スッパイものでイライラ解消
~magmagニュース2018.9.18~
東洋医学では味覚の好みで体調やメンタル面の不調が推測できるそうなんです。イライラしていうときにはソレナリの体調になってしまっているので、酸っぱいモノを食べてその不調を緩和するとイイと言われています。梅干し、柑橘系の果物、はもちろんOKですが、なんといっても手っ取り早いのは酢を使った食事。酢の物(醸造酢、黒酢、白ワインビネガーなど)
https://www.mag2.com/p/news/370761
【まず、身体の不調をなくしましょう!】
#932 下半身まひの患者、埋め込み型機器で歩けるように 米
~AFP通信2018.9.25~
5年前にスノーモービルの事故で脊髄を損傷し、下半身不随になった米国人男性(29)が、埋め込み型の医療電子機器の助けを借りて再び歩けるようになった。男性は事故によって脳からの信号を下半身に伝える神経が完全に遮断されていたが、この機器は電気パルスによってその神経を刺激する仕組み。下半身まひの患者が埋め込み型機器によって歩行したのは初めてとされる。
http://www.afpbb.com/articles/-/3190757
【他にも応用がききそう!】
#931 痩せている人がやっている生活習慣6つ
~ALLAbout2018.9.14~
1:体重の増減よりも健康を重視
理想の体型を維持できている人たちには、共通の思考パターンがあります。それは、体重を落とすことよりも「心身に健康的な生活を送ること」を重視していることです。
2:主食はご飯
太りやすい人に共通しているのが、「パンや麺類を頻繁に食べる」点です。一方で、理想の体型を維持できている人は、基本的に主食はご飯とし、パンや麺類は週1~2回、月数回などたまに食べる程度という特徴がみら
れます。お米は太る、と思っている人は多いですが、油脂や砂糖を含むパンや麺類と異なり、ご飯は比較的ヘルシーな主食と言えます。
3:お菓子を食事代わりにしない
お腹が空いている時に、ついお菓子を食べてしまうことはありませんか? これが習慣化していると、いくらヘルシーな食事にしてダイエットを頑張っていても、なかなか効果が出ません。太らない人たちはお腹が空いた
時に、おにぎり、ドライフルーツ、ナッツなどを選んでいます。いずれも、決してカロリーが低いものではないのですが、スナック菓子などのような悪い油や砂糖などが少なく結果ヘルシーなのです。
4:こまめな水分摂取を怠らない
ダイエットにおいて、意外と軽視されているのが、水分摂取です。
太りやすい・痩せにくい人は水を飲む習慣が少ない一方で、太りにくい人たちはこまめに水分を摂っています。体に十分な水分がないと、体は、食べ物から水分を得ようとするために食欲を増大させます。
5:こまめな運動習慣が定着している
運動習慣とは、必ずしもハードなランニングや筋トレを指しているわけではありません。1日の中でこまめに歩く機会を作って体を動かすなどの軽度の運動も含んでいます。太らない人に共通しているのは、軽度の運動を
毎日の生活の中に取り入れていることです。
6:良質の睡眠にこだわる
睡眠の質が悪いと疲労をきちんと回復できないため、ホルモンバランスや自律神経のバランスが乱れてあちこちに不調が出てきます。これが痩せにくい体質を作る原因にもなっています。また、睡眠不足は老化を早める
こともわかっています。
https://www.msn.com/ja-jp/health/healthy-lifestyle/%E7%97%A9%E3%81%9B%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E7%94%9F%E6%B4%BB%E7%BF
%92%E6%85%A36%E3%81%A4/ar-BBNkboZ#page=2
【やっぱりね!】
#930 欧州のがん、罹患率増の一方で死亡率は減少 WHO報告書
~AFP通信2018.9.12~
WHOが「欧州地域」に分類する53か国で全人口の約2.4%が2014年にがんに罹患し、2000年から50%増加した。また、乳がんの罹患率は欧州地域全体で女性10万人当たり110人となり、2000年から2014年にかけて30%増加。
地域ごとでばらつきや例外もみられるものの、気管腫瘍、気管支腫瘍、肺がんの死亡率は欧州全体では減少傾向にあり、2000年から13%減少した。
http://www.afpbb.com/articles/-/3189360?cx_part=search
【日本の数字と大きく違うのはなぜ?】
#929 運動不足の成人、世界14億人余 WHO「病気の主要リスク」と警鐘
~AFP通信2018.9.5~
世界168か国・地域の190万人を対象に2016年の運動量を追跡調査。その結果、世界の成人の4人に1人に当たる14億人余りが運動不足であることが判明した。世界の女性の3分の1、男性の4分の1が運動不足を原因とする心臓病や糖尿病、がんなど、命にかかわる病気にかかるリスクにさらされている。各国が豊かになり、快適な座りがちのライフスタイルが広がっていることが背景にある。
http://www.afpbb.com/articles/-/3188441
【体を動かす生活を・・・】
#928 睡眠時間の変化と認知症発症リスクとの関連
~ケアネットニュース2018.9.10~
対象者を睡眠時間の変化に応じて5群に分類した。睡眠時間の変化がなかった対象者と比較し、睡眠時間が1時間増加した対象者の多変量ハザード比は1.31、2時間以上増加した対象者の多変量ハザード比は2.01であった(東北大学)。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/46656
【寝る古はボケる!?
#927 7つの生活習慣、心血管にも認知機能にも好影響/JAMA
~ケアネットニュース2018.8.31~
米国心臓協会が推奨する7つの生活習慣(ライフ シンプル7)を用いて定義した心血管の健康レベルと、高齢者の認知症および認知機能低下のリスクとの関連性を検証する65歳以上の地域住民を対象としたコホート研究において、ライフ シンプル7の実行項目数の多さと心血管健康スコア高値は、認知症リスクおよび認知機能低下率の低さと関連していることを明らかにした(フランス・ボルドー大学)。ライフ シンプル7:非喫煙、BMI<25、運動習慣あり、魚を週2回以上および野菜や果物を1日3回以上摂取、コレステロール値<200mg/dL、空腹時血糖<100mg/dL、血圧<120/80mmHg)
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/46614
【健康生活習慣】
#926 片眼が緑内障なら、他眼も緑内障が進行
~ケアネットニュース2018.9.4~
開放隅角緑内障患者の事後解析を行い、患者のほぼ半数は両眼に割り付けられた最初の治療を受け、7年後には全体の約3分の2が双方の治療を受けていたことを明らかにした(米国・ミシガン大学)。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/46643
【・・・そうでしょう。】
#925 米国の性感染症、昨年の症例数が過去最高の約230万件
~AFP通信2018.8.29~
米国で昨年、性感染症と診断された症例数が過去最高の約230万件を記録した(米疾病対策センター発表)。急増の理由については現時点では不明だが、過去の調査に基づき、貧困や差別、薬物使用などの要因が感染率を高めると指摘している。
http://www.afpbb.com/articles/-/3187741?cx_part=search
【社会病か!?
#924 目の検査でアルツハイマー病早期発見の可能性、米研究
~AFP通信2018.8.24~
目の検査により、アルツハイマー病の症状が現れるかなり前にわかる日が来る可能性がある(米国医師会:JAMA Ophthalmology)。研究では、年齢が70歳代半ばでアルツハイマー病の表だった症状がみられないこの30人に、PET検査や髄液抽出などの検査を受けさせた。検査の結果、アルツハイマー病に関連するタンパク質のアミロイドやタウの濃度上昇が、参加者全体の約半数で確認された。これは、このグループの人々がゆくゆくは認知症を発症すると考えられることを示唆している。
http://www.afpbb.com/articles/-/3187130
【目の検査、同時にアルツハイマー病検査。で、どうしたらいい?】
#923 インコも顔を赤らめる? 鳥の感受性理解に道筋 仏研究
~AFP通信2018.8.23~
ルリコンゴウインコは、頬の一部に羽が生えていない。研究者たちは、ルリコンゴウインコが飼育員と触れ合っている時に、この羽が生えていない皮膚の部分が赤くなることに気付いた。研究チームはインコの様子を映像と写真に記録した。この結果、そのような人間と接していると、インコの目の周りが赤くなったことが分かった。「インコが肯定的な感情を持っているのかどうかは分からない」。だが、「鳥の感受性についての理解を深める」ためのさらなる研究への道筋をつけたといえる。
http://www.afpbb.com/articles/-/3186933
【「一寸の虫にも五分の魂」ならぬ話】
#922 気持ちが若い人たちは、脳も本当に若かった
~WIRED2018.8.8~
気持ちのうえでの「主観年齢」と実際の脳年齢は、思いのほか関連していることが明らかになった。高齢者でも気持ちが若い人たちは、MRIスキャンで見た脳においても老化の特徴が少ない傾向にあったのだという。実年齢よりも気持ちが若いと答えた人たちは、記憶テストでより高得点をとる傾向にあり、健康状態も良好で、鬱の症状を報告する可能性も低かったという。彼らが心身ともに活発な生活を送っているのは、おおかた事実だろう。
https://wired.jp/2018/08/08/brain-young-at-heart/
【心も体もさわやかに・・・】
#921 パーキンソン病の病因は腸か!?
~ケアネットニュース2018.8.10~
治療薬ターゲットに「腸」の可能性。パーキンソン病のリスク逓減因子であるカフェインには、進行予防効果、運動症状改善効果があるとされている。そして、パーキンソン病患者ではカフェイン代謝産物が吸収不全により低値であることが判明した。パーキンソン病発症と関係があるとされるαシヌクレインの伝播について、動物実験段階だが腸内細菌叢から神経炎症が脳に伝播し、脳全体に広がるというPD発症の仮説も説明され、今後の治療薬開発に腸がターゲットとなる可能性も示唆された。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/46489
【自然食のすすめ】
#920 小児期のストレスと将来の認知症発症との関連
~ケアネットニュース2018.8.10~
人口ベースの42~61歳の男性2,682例のデータを使用。小児期イベントの記録から、保護施設や児童養護施設での生活、小児期の危機的な経験、教師による問題、戦争による移住など、複合的な小児ストレス変数を作成した。主な結果は以下。小児期のストレスは、認知症リスクの増加と関連が認められた(ハザード比:1.86)。年齢、教育、所得およびその他の共変量で調整した後でも、この関連は統計学的に有意であった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/46488
【ストレス・・・嫌な思い出は忘れる⇒「忘れろ!」なのか?】
#919 30~50代で非飲酒でも認知症リスク上昇
~ケアネットニュース2018.8.13~
中年期に飲酒しなかった集団および中年期以降に過度な飲酒を続けた集団は、飲酒量が適度な場合に比べ認知症のリスクが高まることが示された(フランス・パリ・サクレー大学)。中年期に飲酒していない群は、飲酒量が1~14単位/週の群に比べ認知症のリスクが高かった(ハザード比:1.47)。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/46530
【認知症予防薬としての・・・「ぼけ防酒」】
#918 高齢高血圧患者での起立性低血圧と認知症リスク
~ケアネットニュース2018.8.6~
80歳以上の高血圧患者において調査した結果、起立性低血圧(座位から立位への体位変換後2分以内に収縮期血圧が15mmHg以上低下および拡張期血圧が7mmHg以上低下と定義)は認知症や認知機能低下リスク(21%増加)と関連することが示された(オーストラリア)。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/46467
【血液循環・造血力、弱いとイイことなし?】
#917 ALS治療薬の開発基盤となりうる化合物を発見−東大ら
~医療NEWS2018.7.24~
変異型SOD1がDerlin-1と結合するとDerlin-1が正常に機能できなくなり、異常な構造のタンパク質が小胞体内に蓄積した結果、運動神経細胞死が引き起こされることが明らかとなっていた。今回見出した化合物が100種類を超える変異型SOD1とDerlin-1の結合を全て阻害できたことから、非常に多くの変異型SOD1の毒性を抑えることができ、ALS病態の改善に繋がることを示唆している。
http://www.qlifepro.com/news/20180724/therapeutic-drug-base-based-on-onset-mechanism-of-als.html
【超難病がそうでなくなる!?】
#916 妊婦にバイアグラ投与する臨床試験、新生児11人死亡で打ち切り
~AFP通信2018.7.25~
胎児が子宮内で正常に発育していない妊婦を助けるため、男性機能不全治療薬バイアグラの使用を模索する革新的な研究が、臨床試験での新生児11人の死亡を受け中止となった。バイアグラは、より一般的には勃起不全のある男性の治療に用いられている。この薬剤には血管を拡張させる効能があるため、胎盤への血流を促進し、子宮内で発育が遅れている「胎児の成長を活性化させる」可能性があると医師らは考えていた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3183632
【コドモ二バイアグラ・・・ちょっとキツイ気が。。。】
#915 医学界が震撼。がんや脳梗塞を迅速に発見できる画期的な診断法
~magmagニュース2018.7.31~
最近発展が目覚ましい人工知能がこの分野に導入されてきています。脳梗塞診療サポートの人工知能システムが、アメリカの食品医薬局によって認可。この人工知能システムは、Deepラーニングによって機械学習されたもの。病院で撮られた脳のCT画像を自動解析し、緊急の治療が必要な場合には、スマートフォーンでメッセージを直接送ることで脳梗塞治療チームに招集連絡をすることが、平均約6分間で可能となりました。また、皮膚がんを皮膚科医より正確に診断。人工知能に何十万枚もの皮膚病変の写真を機械学習させることによって、ほんの数日間でベテラン皮膚科医のレベルを超えるシステムが出来上がるようになりました。皮膚がんの診断率は、皮膚科専門医が87%であったのに対し、人工知能が95%でした。
https://www.mag2.com/p/news/366535
【未来のお医者さんは、コンサルタント業になるかも・・・】
#914 赤ワインの認知症リスクへの影響、男女で逆!?
~ケアネットニュース2018.7.11~
赤ワインの摂取頻度が高いと、男性ではアルツハイマー型認知症リスクが低下するが、女性では逆にリスクが上昇することが、スイス・チューリッヒ大学の研究で示唆された。赤ワインのみが摂取頻度が高いとアルツハイマー型認知症発症率が低かった(ハザード比0.92)。興味深いことに、これは男性のみ当てはまり、女性では赤ワイン摂取頻度が高いと発症率が高く(ハザード比1.15)、白ワイン摂取頻度が高いと、時間とともに顕著に記憶が低下した(ハザード比-0.13)。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/46347
【食前酒程度がいいようで・・・】
#913 ランチに食べたい定食
~タニタ食堂「働く男女のお昼ごはんに関する調査2018~
☆ランチに食べたい定食
1.ハンバーグ定食
2.生姜焼き定食
3.唐揚げ定食
4.とんかつ定食
5.焼肉定食
☆理想的だと思うランチ
1.おかずの種類が豊富 47.1%、女性57.4%
2.安いけど豪華 43.6%、
3.ガッツリだけどヘルシー 43.4%、男性45.4%
【お弁当が理想かも?】
#912 40代以上で夏風邪をひきやすい人に共通する生活習慣
~magmagニュース2018.7.16~
40代から70代までの年齢層の約4万人の日本人男女を調査研究。肥満、運動不足、睡眠不足、大量飲酒、お菓子をよく食べること、などの生活習慣が、風邪をひきやすい人に共通していたことがわかりました。太っている人が風邪を引きやすいのは、糖尿病や呼吸器のリスクが高いことと関係していると思います。睡眠不足は免疫の機能を弱くします。リンパ球のうち、ナチュラルキラー細胞と呼ばれる、ウイルスと戦うのに必要な細胞の機能が睡眠不足になると落ちることがわかっています。大量飲酒でも睡眠の質が低下します。
https://www.mag2.com/p/news/365128
【粗食のすすめ。早寝早起きの励行。】
#911 アニサキス症に正露丸 大幸薬品が痛み緩和で特許
~yahooニュース2018.7.9~
木クレオソートは、ブナやマツなどの原木から得た木タールを精製した液体。腸内細菌のバランスに影響を及ぼすことなく、腸の調子を整えることができる。同社は木クレオソートについて、アニサキス症の予防・症状改善のための薬剤としての活用に関する特許(特許第5614801号)を取得している。特許には、木クレオソートを用いたアニサキス症回復例を明示。関本貢嗣氏ら「木クレオソート含有医薬品(正露丸)が効果を示したアニサキス症の2症例」によると、アニサキス症が疑われた患者が服用すると、鋭い腹痛は1~2分で消失した。患者から動きがないアニサキス幼虫が見つかり、アニサキス症と診断。処方箋なく回復した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180709-00010000-minatos-bus_all
【ラッパのマークの正露丸】
#910 世界初、ニオイ見える化チェッカー「Kunkun body」
~コニカミノルタ~
「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」の3大体臭を測定。成分を検知し強度を測定したニオイを、独自のシステムによって定量化。今まで測ることができなかった「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」の種類と強さを測定します。
https://kunkunbody.konicaminolta.jp/?a8
【自分初の発見に繋がるか!?】
#909 がん「領地」拡大の仕組み解明、正常細胞死なせ割り込む
~朝日新聞2018.7.4~
前がん細胞は、正常な細胞より速く分裂し、その結果がんをつくる。だが、細胞同士は満員電車のようにぎゅうぎゅう状態で隣り合っているため、好き勝手に領地を広げられない。前がん細胞がどうやって領地を広げるのかは分かっていなかった。ショウジョウバエのサナギを使った実験で、前がん細胞は周辺の正常細胞が死ぬように促した後、「空き地」になった場所を獲得するため、自身の細胞のサイズを大きくし、正常細胞との間に割って入ることがわかった。割り込みやすくするため、細胞の形を巧妙に変化させていることも確認できた。その後、細胞分裂を進め、さらにがんを大きくしていくとみられるという(大阪大などの研究チーム)。
https://www.asahi.com/articles/ASL6G6CTHL6GPLBJ00M.html
【満員電車でも、ときどきこういう人がいる・・・】
#908 未解決事件の犯人逮捕が相次ぐ、DNA系図サービスの活用で
~MITテクノロジー2018.6.27~
米国で「未解決」殺人事件が記録的な速さで解決されている。容疑者はすべて白人男性。捜査官は未解決の古い性的暴行殺人事件に関する遺伝学的証拠を、一般人がアクセスできるDNAプロファイルのデータべースに入力している。そうすれば系図学者は遠い親戚を遺伝学的に照らし合わせ、容疑者を探し出せる可能性がある。警察の捜査はDNAや出生記録、ソーシャル・メディアのプロフィールを組み合わせて進められている。これまで逮捕された容疑者のリストの例では、系図データべースの大部分が北ヨーロッパを祖先に持つ人であることを反映しているという。同じようなルーツを持つ殺人者はこうした方法で最も簡単に特定できるのだ。
https://www.technologyreview.jp/nl/a-dna-detective-has-used-genealogy-to-point-police-to-three-more-suspected-murderers/
【犯罪者の系図があるというのか?】
#907 精子の数と質、ナッツ類の摂取で「著しく改善」 研究
~AFP通信2018.7.5~
科学的な実験において若い男性にナッツ類を摂取させたところ、精子の数と質が「著しく」改善したと明らかにした。18~35歳の男性119人を2つのグループに分け、1つ目のグループにはアーモンド、ヘーゼルナッツ、ウォルナッツを一般的な「欧米風」の食事に毎日60グラムかけて食べさせ、もう一方のグループにはナッツ類のない食事を取らせた。14週間続けた結果、ナッツ類を摂取していたグループの精子は男性の生殖能力と関連があるとされる「数、活力、動き、形に著しい改善があった」という。また、ナッツ類を摂取していたグループの被験者は男性不妊と密接に関連している精子DNA断片化の度合いが著しく減少していたという。
http://www.afpbb.com/articles/-/3181347
【目指せ!ナッツ王子】
#906 過剰ストレスは百害あって一利なし
~ケアネットニュース2018.6.29~
スウェーデンの大規模コホート研究で、ストレスに関連した精神疾患(PTSDなど)と診断された人は、後に自己免疫疾患と診断されるリスクが高いことが報告されている。なぜ自己免疫疾患なのだろうか。東大免疫学教室元教授の故多田富雄が『免疫の意味論』の中で、身体的に「自己」を規定しているのは免疫系であって脳ではないと述べた。自己と他者の境界が揺らぐことで自己免疫疾患が生じることもあるかもしれない。
http://www.carenet.com/news/clear/journal/46287
【自己免疫疾患…「頭」では理解するが、「身体」が拒否する状態!?】
#905 厚労省の「人口動態統計」によると
☆2017年の出生数――94万6060人、3.2%減、過去最少
☆合計特殊出生率――1.43、0.01ポイント減の2年連続マイナス
最低は東京1.21、最高は沖縄1.94
☆死亡数――134万0433人、2.5%増、戦後最多
☆人口の自然減――39万4373人、過去最大。
☆婚姻――60万6863組、2.2%減、戦後最小
☆離婚――21万2262組、2.1%減
☆平均初婚年齢――夫31.1歳、妻29.4歳、前年とほぼ同じ。
【赤ちゃん増加政策がまだまだ不足。結婚した3分の1強が離婚】
#904 大気汚染が糖尿病の発症リスクに
~AFP通信2018.7.1~
糖尿病の7例に1例は大気汚染が原因であるという研究結果(米セントルイスのワシントン大学医学部)。わずかな大気汚染レベルでも糖尿病の発症リスクにつながるという。研究論文によると、2016年に全世界で新たに発症した糖尿病の14%にあたる、320万症例が大気汚染に起因していたという。大気汚染によって体内のインスリン産生が低下するため、健康維持に必要な血糖のエネルギーへの変換が妨げられるとしている。
http://www.afpbb.com/articles/-/3180713
【大気汚染でも生活習慣病?】
#903 ゲーム依存は「疾病」とWHO認定
~magmagニュース2018.6.22~
世界保健機構(WHO)はこのほど、極度のゲームへの依存状態を「ゲーム障害」なる疾患として認定したことを公表しました。正式決定は来年5月のWHO総会となるが、ゲーム障害が疾患となることで、治療には間違いな生活習慣の正常化を目指すものとなるから、医療現場と福祉的支援の連携がより必要となってくるだろう。厚生労働省の調査では、成人の約421万人、中高生の約52万人がゲームなどのネット依存症の恐れがあると推計。ゲーム依存の方々を見る限り、その度合いを調整する機能がなくなりつつある状態だから、やはり画面から目を離して人と話し、空気を吸って生きることに自覚的になる必要があるだろう。ゲームを少し自重して、ちょっとした思索をしてみることを呼びかけてはいけないだろうか。
https://www.mag2.com/p/news/362889
【他人とお話するのも楽しいよ~】
#902 50歳での収縮期血圧が認知症リスクと関連
~ケアネットニュース2018.6.22~
50歳での収縮期血圧が130 mmHg以上だと認知症リスクが高く(ハザード比:1.29)、この過剰リスクは心血管疾患に関わらないことが、フランス国立保健医学研究機構のコホート研究で示唆された。なお、60歳や70歳では関連はみられなかった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/46227
【若年の血圧も気をつけよう!】
#901 性同一性障害、精神疾患から除外、WHOが分類見直し
~AFP通信2018.6.20~
世界保健機関(WHO)は最新の疾病分類で、心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)を精神疾患から外すべきとの判断を示した。国際疾病分類(ICD)で、性同一性障害を示す「性別不合」を、「精神・行動・神経発達障害」ではなく「性の健康に関連する状態」に分類。性別不合の定義を「個人の経験する性(ジェンダー)と、指定された性(セックス)の間での、顕著かつ持続的な不一致」としている。分類の見直しによってこうした個人の社会的受容に向け、スティグマ(汚名)を減らすことができると指摘。疾病分類は医師や保険会社によるサービス提供範囲の判断に使われているため、精神疾患から外されたことで医療を受けやすくなる可能性もある。
http://www.afpbb.com/articles/-/3179182?cx_part=search&cx_position=5
【病気ではなく「個性」】