極薦メディカル通信⑨

#900 認知症リスクが高い睡眠時間は?
~ケアネットニュース20186.13~
自己申告による1日睡眠期間を、5群(5.0時間未満、5.0~6.9時間、7.0~7.9時間、8.0~9.9時間、10.0時間以上)に分類し、1日睡眠期間と認知症および死亡リスクとの関連を判定した。睡眠時間5.0時間未満の認知症ハザード比:2.64、死亡ハザード比:2.29。睡眠時間10時間以上認知症ハザード比:2.23、死亡ハザード比:1.67。睡眠薬の使用が認知症や死亡リスクに及ぼす影響を調べたところ、睡眠薬を使用している参加者は、睡眠薬を使用しない1日睡眠時間5.0~6.9時間の参加者に比べ、認知症リスクが1.66倍、死亡リスクは1.83倍であった。

【睡眠時間7~8時間がいいみたい。。。】

#899 【進化】どうしてヒトの脳はこんなに大きくなったのか
~Nature Japan 201835.24~
ヒトの脳が進化によって異常に大きくなった理由を巡る論争は、研究者の間で数十年間も続いている。新しい予測モデルによれば、ヒトの脳の大きさは、いくつかの異なる要因に応答して進化したものであり、それらの要因のうちの60%が生態学的課題に、30%が協力行動に、10%が集団間の競争に関連しており、個人間の競争は比較的重要でないとされている。この新知見は、社会的複雑性がヒトの大型の脳が進化した原因ではなく結果である可能性が高く、人間性の本質が社会的駆け引きではなく、生態学的課題の解決と文化の蓄積である可能性が高いとする。
http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/12525

【文化的集団として生きる・・・そうして、今日がある!】

#898 DNAバーコード解析、「新種に進化するか絶滅するか」の2択
~AFP通信2018.5.30~
大規模な個体群を持つ生物種は、時間がたつほど遺伝的多様性が増すという定説に?が点灯。今回の研究の最も驚くべき結果は、今日地球上に生息する生物種のうち、ヒトを含む全体の9割が20万年前~10万年前に出現したことが明らかになったこと。細胞内ミトコンドリア「COI」遺伝子が、DNAバーコード解析を行うために利用されている。「進化においては常に、その時点で生きている動物が比較的最近出現した可能性の方が高い」この観点から考えると、一つの種は一定の期間しか持続せず、その後は新種に進化するか、絶滅するかのどちらかだ。
http://www.afpbb.com/articles/-/3176567

【人類も間もなく・・・!?】

#897 末期乳がん、免疫療法で完治 世界初
~AFP通信2018.6.5~
進行性の乳がんを患い、化学療法が効かずにがん細胞が他の臓器に広がっていた女性患者に対し、免疫系に働きかける実験的治療を施したところ、がんが完治したとの研究結果(米国の研究チーム)。当時49歳だった患者の女性は、従来型の治療が何度も失敗したことを受け、臨床試験に参加。研究チームは、女性の腫瘍から取り出したリンパ球を調べ、がん細胞に反応するリンパ球の種類を特定。特定されたリンパ球は研究室で再活性化され、別の種類のがんに対する治療で効果が示されている免疫治療薬「免疫チェックポイント阻害剤」と共に体内に戻された。この方法により、個人に合わせた抗がん治療を実現し、完全な腫瘍の退縮につながったと研究チームは述べている。ここまで進行した乳がんとしては前代未聞。
http://www.afpbb.com/articles/-/3177222

【前代未聞なぐらいに現在のところ、末期乳がんは治っていない】

#896 「脳のスイッチ」を操作、甘味の誘惑絶つ、マウス研究
~AFP通信2018.6.5~
甘いものをまずく、苦いものをおいしく感じさせるように脳を操作する方法を発見したとする研究が発表された。これは今のところ、マウスの場合に限られる。へんとう体には大脳皮質の味覚野と同様に甘味を感受する部位と苦味を感受する部位がそれぞれ独立して存在することが分かった。実験では、へんとう体の甘味部位や苦味部位につながるニューロン(神経細胞)接続を人工的に活性化するためにレーザー光による刺激を用いた。「これらの脳部位を個別に操作した結果、生じる行動の変化を観察することができた」と説明する。
http://www.afpbb.com/articles/-/3177332

【脳の欲望の部位にアクセスすると・・・無欲になる!?】

#895 アルコール摂取量削減のための器のサイズ変更で効果
~ケアネットニュース2018.6.8~
研究:標準サービングサイズまたは25%減らしたサービングサイズによる飲酒セッションにランダムに割り付けられた。結果:サービングサイズが25%減ると、アルコール摂取量が20.7~22.3%減少した。モデリング結果によると、一般的なアルコール飲料のサービングサイズを25%減少させると、年間アルコール関連入院数を4.4~10.5%、年間アルコール関連死亡数を5.6~13.2%減少させる可能性があることが示唆された。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/46100

【ジョッキよりも小さなグラス、さりげなくサイズダウン願います】

#894 現代女性は低体温、基礎体温36℃未満が4割近くも
~ケアネットニュース2018.6.1~
高温期と低温期のすべての体温を平均した平均基礎体温は、36.53±0.22℃。また、日本人女性の平均的な低温期の基礎体温は36.197℃、高温期では36.763℃と推計した。平均基礎体温を0.5℃刻みで見ると、35.0℃未満0.1%、35.0℃以上35.5℃未満1.9%、35.5℃以上36.0℃未満36.8%、36.0℃以上36.5℃未満60.2%、36.5℃以上37.0℃未満0.9%、37℃以上0.1%。平均基礎体温が36℃に満たない女性が38.8%にも上った。低温期の基礎体温を、過去(1972年)の報告と条件を整えて比較したところ、0.32度低くなっていた。さらに、低温期の平均基礎体温について、低値群(36.1℃未満)と高値群(36.1℃以上)に分け、その特徴を調べたところ、低値群で、タンパク質摂取量、運動実施率が有意に低く、朝食欠食率、月経異常の割合は有意に高かった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/46083

【いかんよ~】

#893 長年の論争に決着? 卵1日1個で病気リスク減
~AFP通信2018.5.23~
中国と英国の研究チームは、1日1個の卵の摂取が心臓病や脳卒中のリスクを減少させる可能性があるとの研究論文を発表した。調査期間中、対象者の間で心血管疾患が約8万4000件発症し、およそ1万人が同病で死亡したが、卵を食べる人は出血性脳卒中になるリスクが26%低く、さらに毎日の卵の消費は心血管疾患と出血性脳卒中の死亡リスクがそれぞれ18%と28%低いことと関連していたことが分かったという。
http://www.afpbb.com/articles/-/3175671

【1個がいいみたい・・・】

#892 握力が5kg低いと全死亡リスクが2割高い/BMJ
~ケアネットニュース2018.5.21~
筋機能が低下するほど、死亡率や罹患率が増加することが多くの研究で示されている。データを解析し、握力は全死因死亡のほか、心血管疾患、呼吸器疾患、慢性閉塞性肺疾患、がんの発生やこれらの疾患による死亡と関連(英国・グラスゴー大学)。握力が5kg低下するごとに、全死因死亡のハザード比は男女とも有意に上昇(女性:1.20倍、男性:1.16倍)。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/46031

【健康診断に握力計が必要!?】

#891 日本人は身長が高いと脳血管死亡リスク低い
~ケアネットニュース2018.5.23~
成人での身長が高いと、男女共に脳血管疾患死亡リスクが低く、逆に男性のがん死亡リスクが高いことが示唆された。男性では、成人での身長が高いと脳血管疾患死亡リスク0.83倍~0.95倍。一方、全がん死亡率1.17倍~1.04倍と高かった。女性においても、成人での身長が高いと脳血管疾患死亡リスクが低かった(0.84倍~0.92倍)。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/46018

【なぜ?】

#890 コーヒー豆は浅煎りを選んでがん予防
~ケアネットニュース2018.5.24~
浅めに焙煎されたコーヒー豆が、口腔および結腸がんのような、特定のがん予防に寄与する可能性が示唆された(米国・カリフォルニア州立大学)。がん細胞をコーヒー抽出液で72時間処理を行い、細胞生存率を、MTTアッセイを用いて定量した。結果、より浅い焙煎豆の抽出液が、深い焙煎豆の抽出液よりも細胞増殖を抑制した。浅い焙煎豆は高フェノール含量および抗酸化活性をもつ。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/46026

【味の違いもあるし、好みも問題!?】

#889 喫煙による難聴リスク
~ケアネットニュース2018.5.15~
ベースライン時に難聴を認めなかった20~64歳の労働者5万195人を最大8年間追跡。純音聴力検査を毎年実施し、1kHzおよび4kHzにおける難聴について調べた。追跡期間中、3,532人に高音域の難聴、1,575人に低音域の難聴が発症した。生涯非喫煙者と比較した現在喫煙者のハザード比は、高音域の難聴で1.6、低音域の難聴で1.2であった。高および低音域の難聴リスクは、どちらも1日喫煙本数と共に増加した。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45969

【西城秀樹さんも過去はヘビースモーカーだったらしい・・・】

#888 シナモンで関節リウマチ症状が緩和?
~ケアネット~ニュース2018.5.16~
わが国では人口の0.4~0.5%、30歳以上ではおよそ1%が関節リウマチにかかるといわれている。シナモン粉末500mgまたはプラセボが入ったカプセルを8週間連日投与し、開始時および終了時の空腹時血糖、脂質プロファイル、肝酵素、C反応性タンパク質(CRP)、TNF-α、赤血球沈降速度、血圧、臨床症状を測定した。プラセボ群と比較して、シナモン群のCRPおよびTNF-αの血清中濃度が有意に減少した。またプラセボ群と比較して、シナモン群は、臨床スコアであるDAS28(Disease Activity Score)、圧痛関節数および腫脹関節数を有意に減少させた。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45998

【もしかすると、しょうがやワサビもいけるかも・・・?】

#887 日本人高齢者の歩数と死亡率
~ケアネットニュース2018.5.8~
歩数計を用いて、歩数と全死因死亡率の関連を検討した(愛媛大学)。その結果、1日平均歩数が多いと全死因死亡率が低いことが示唆された。第1四分位:4,503歩/日未満、第2四分位:4,503~6,110歩/日、第3四分位:6,111~7,971歩/日、第4四分位:7,972歩/日以上の4つに分けた。1日平均歩数の各四分位における死亡のハザード比は、最低四分位から順に1.00(基準)、0.81、1.26、0.46であった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45923

【第3四分位が、なんとなく高く見えるのは・・・私だけ?】

#886 実は祝日の数は日本が世界最多?
~magmagニュース2018.5.11~
連邦政府が定める祝祭日
1月1日 ニューイヤーズ・デイ(New Year’s Day)
1月第3月曜 キング牧師デイ(Martin Luther King, Jr. Day)
2月第3火曜 ワシントン誕生日(Washington’s Birthday)
5月最終月曜 戦没将兵追悼記念日(Memorial Day)
7月4日 独立記念日(Independence Day)
9月第1月曜 レイバー・デイ(Labor Day)
10月第2月曜 コロンバス・デイ(Columbus Day)
11月11日 復員軍人の日(Veterans Day)
11月第4木曜 感謝祭(Thanksgiving)
12月25日 クリスマス(Christmas Day)
日本の祝祭日数は17日間もあり、世界1位なのだという。2位は香港で13日、3位はシンガポールで11日。アメリカは4位で10日。
http://www.mag2.com/p/news/358765

【へぇ~】

#885 身体能力低下の悪循環を断つ診療
~ケアネットニュース2018.5.4~
高齢者の亡くなる状態を概括すると、いわゆるピンピンコロリは1割程度であり、フレイル「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」と、サルコペニア「高齢期にみられる骨格筋量の低下と筋力もしくは身体機能の低下」が関連。治療に関しては両病態ともに、レジスタンス運動を追加した運動療法や、十分な栄養を摂る栄養療法が行われる。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45941

【きちんと食べて、しっかり運動!】

#884 米飲食チェーンでカロリー表示義務化、オバマケア規則発効
~AFP通信2018.5.8~
米国で飲食・食品チェーンに栄養情報の表示を義務付ける規則が発効した。オバマ前大統領が成立させた法律に盛り込まれていたもので、これにより全米の何千ものレストランや食料品店、映画館などで提供される食品にカロリーが表示され、米国民は「食は人を表す」という言葉を繰り返し思い浮かべることになりそうだ。「全米でメニューのカロリー表示を行うことにより、われわれが最も頭を悩ませている健康上の課題の一つである肥満率の大幅改善の一助になり得る」
http://www.afpbb.com/articles/-/3173731

【まず、健康に関心を持つこと・・・】

#883 1日1時間のウォーキングで認知症予防!
~ケアネットニュース2018.4.27~
10年以上継続して、1日当たりの歩行時間が1時間以上の人は、0.5時間未満の人に比べて、認知症の発症リスクが28%低かったというデータが報告されています。対象:日本人6,909例(65歳以上)歩行時間のアンケート調査:1994年と2006年。
http://www.carenet.com/slide/392

【何歳からでも遅くないので、今日から始めましょう!】

#882 男女の性行為は経時的にマンネリ化する
~ケアネットニュース2018.4.27~
今回紹介する研究は期間とともに男女の性行為の満足度が、どう変化するかをカップル2,814人集め調べたドイツの研究です。交際してから初年度の満足度はそれなりに高かったそうです。しかし、1年を経過するころからその満足度はグングンと低下。経時的にマンネリになっていくという絶望的な結果が示されたわけです。おそるべし、倦怠期。
http://www.carenet.com/report/series/internal/kurahara/cg002023_114.html

【満足度が上がるのは、そのほうが怖いかも!?】

#881 女性の顔のしわ、食習慣と関連
~ケアネットニュース2018.4.18~
オランダ・エラスムス大学医療センターは、地域の高齢者を対象とした集団ベースコホート研究において、食習慣が女性の顔のしわに影響していることを明らかにした。・オランダのガイドラインの高い遵守度は、女性の顔のしわの少なさと相関していた。・男性では、同様の相関はみられなかった。・女性は赤身の肉やスナック類の摂取が多い人にしわが多かった。一方で、果物の摂取が多い人は、しわが少なかった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45845

【菜食主義者のほうが、「若い」を維持か?】

#880 世界初、陰茎・陰嚢の移植手術 米負傷兵に実施
~AFP通信2018.4.24~
米ジョンズ・ホプキンス大学の医師らは、アフガニスタンで負傷した米軍人に対し、世界初となる陰茎と陰嚢両方の移植手術を実施したと発表した。移植により泌尿器機能と性機能は「ほぼ正常に回復」する見込みだと述べた。患者は数年前、アフガニスタンで即席爆発装置の爆発により重傷を負った。移植されたのは陰茎全体と、睾丸を除く陰嚢、腹壁の一部で、いずれも死亡したドナー1人が提供。
http://www.afpbb.com/articles/-/3172229

【喜べるような、そうでないような・・・!?】

#879 日本人若年者のピロリ菌除菌療法、第1選択は?
~ケアネットニュース2018.4.10~
若年者のピロリ菌感染に対する除菌治療は、胃がん予防に有効である。プロトンポンプ阻害薬ベースのトリプル療法(PACおよびPAM)について若年者での有効性を多施設無作為化比較試験で検討したところ、PAMによる除菌率がPACより有意に高いことが示された。除菌率は、PACで67.0%および66.7%、PAMで95.5%および96.3%であった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45811

【ピロリ菌もタイプ個性があるんやね!】

#878 治療1回1億円!新薬の高額化が止まらない理由
~日経メディカル2018.4.11~
2017年後半に、米国で革新的な医薬品の承認が相次いだ。リンパ球の1種であるT細胞の遺伝子を組み換えて、特定の抗原を細胞表面に有する癌細胞を攻撃するように設計したキメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法がその一例。これらの製品の革新性には疑いの余地が無い。小児および若年成人の再発性または難治性ALL(B細胞性急性リンパ芽球性白血病)を対象とした試験において、3カ月以上経過観察した75人の患者の全寛解率は81%を示し、60%が完全寛解を達成したと発表した。問題は価格だ。KYMRIAHは47万5000ドル(約5000万円)、YESCARTAは37万3000ドル(約4000万円)、Luxturnaは片眼42万5000ドル(両眼だと85万ドル、約9000万円)と、びっくりするような価格が付けられている。実はGilead社はYescartaが承認を取得する直前に、それまで開発を進めてきた米Kite Pharma社を119億ドル(約1兆3000億円)で買収して同製品を手に入れている。Kite社はYescarta以外にも幾つかの臨床開発品目を有してはいるものの、Gilead社にすれば1兆円を超える投資を回収するために、Yescartaを高額にせざるを得なかったという事情はありそうだ。
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/eye/201804/555574.html

【医薬品をマネーゲームにしないで!】

#877 「安全なアルコール摂取量」実は安全でないかも
~AFP通信2018.4.13~
1週間当たり100グラムを超えるアルコールを定期的に摂取している人では、男女ともに平均余命が短くなる傾向がみられたという。これはワインではグラス5~6杯、ビールでも中ジョッキ5~6杯分に相当する。イタリア、ポルトガル、スペインではアルコール摂取量の上限が100グラムを50%超過している。米国では男性の摂取上限が(100グラムの)ほぼ2倍だ」と研究者らは指摘している。分析結果によると、1週間に純アルコール100~200グラム相当の酒を飲んでいた人の平均余命は、飲酒量が100グラム相当を下回っていた人よりも約6か月短かった。また、1週間当たり200~350グラムのアルコールを摂取していた人の平均余命は1~2年短く、350グラム
以上になると最大5年も短かったという。
http://www.afpbb.com/articles/-/3171046

【お酒は・・・ほどほどよりも、もっと少なくへ。】

#876 79歳でも新しい脳細胞は生まれる、米研究
~AFP通信2018.4.6~
コロンビア大チームは、急死した14歳~79歳の28人の脳の検視解剖サンプルについて、「死亡直後に海馬全体で新たに作られた脳神経細胞と血管の状態」を調べた。若い人と同様に、高齢の人にも多数の新しい海馬神経細胞を前駆細胞から生成する能力があることが分かったという。また、年齢に関係なく海馬の量は等しいことも発見したとしている。高齢者の多くが認知能力や感情能力をこれまで考えられてきたよりも長く保持することができる可能性を示している。
http://www.afpbb.com/articles/-/3170267

【やっぱり!】

#875 指の関節なぜ鳴る、100年の謎解明
~AFP通信2018.3.30~
指の関節がポキッと鳴る原因は一体何か。科学者らが100年以上頭を悩ませ続けてきたこの謎の解明に成功したとみられる研究結果が発表された。指の関節音については、指の全ての関節を鳴らせるわけではないこと、一度鳴らした関節については20分待たないと鳴らせないことなどが、過去の研究で立証されていた。だが、音の発生源については謎のままだった。「指関節を鳴らした時に生じる音の原因は、関節内の液体中にあるキャビテーション気泡によるもの」と説明する。発表された論文では、特徴的な関節音の原因は気泡の崩壊ではなく、気泡の形成であることが示唆された。
http://www.afpbb.com/articles/-/3169308

【首ポキッも気泡か!?】

#874 アルコール以外の飲料摂取とうつ病リスク
~ケアネットニュース2018.4.10~
コーヒーの消費に関して、高消費群vs.低消費群のプールされたリスクは0.73。紅茶の消費に関して、高消費群vs.低消費群のプールされたリスクは0.71。ソフトドリンクの消費に関しては、高消費群vs.低消費群のプールされたリスクは1.36であった(韓国・慶煕大学校、2万572例のうつ病患者を含む34万7,691例が抽出。システマティックレビューおよびメタ解析)。コーヒーや紅茶の摂取が多いほど、うつ病リスクは低下し、ソフトドリンクの摂取が多いほど、うつ病リスクは上昇することが示唆された。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45794

【なぜ?トマトジュースもダメか?】

#873 簡単な便秘対策は、トイレを我慢しない
~ケアネットニュース2018.4.3~
便秘が日常生活に及ぼす影響として、放置により疾患の原因となる可能性があり、便秘が続くと腸内環境はどんどん悪化する。また、便秘はQOLを下げるので、日常活動性や労働生産性の低下を招く。便秘対策としては、食物繊維・運動・水分不足といった生活習慣の是正が重要であり、子供のころからトイレを我慢しない行動も大事だという。また、排便の姿勢について、和式トイレのしゃがんだ姿勢が理想だが、洋式トイレが主流の現代では、前かがみ35度の前傾姿勢で排便するのが望ましいとしている。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45767

【ロダン「考える人」のポーズが最適とか!?】

#872 受胎に有利な精子を泳ぎ方で選んで捕集する技術
~産総研2018.3.20~
日本では、家畜用の牛の繁殖の多くが人工授精によって行われている。近年、牛では人工授精の受胎率が低下傾向にあり、繁殖性の改善のため、雌牛の体調や飼育の管理も含め、幅広い角度からさまざまな試験研究が行われている。今回開発した器具による精液処理では、凍結ストロー精液を用いて30分間の操作で100万程度の数の運動性精子を捕集できる。液面の高さを変えることで送液の速度などを調整し、精子がマイクロ流路を通過する際の運動性(泳ぎの速さや形)を選択することができる。これによって、単に運動の速さだけでなく、「まっすぐ泳ぎ」「蛇行した泳ぎ」など、精子の運動の形で選別することができる。繁殖性向上や不妊治療の成績改善には、必ずしも「見かけ上まっすぐ速く泳ぐ精子を集める」ことが最良ではなく、むしろ泳ぎ方だけを見れば衰えているかのように見える精子を用いる方が、繁殖性の改善につながるということを示している。なお、今回開発した技術による受胎後、雌牛の妊娠経過や産まれた子牛の健全性は正常であった。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2018/pr20180320/pr20180320.html

【ちょいワル精子のほうが妊娠させやすい!?】

#871 ボトル入り飲料水、90%超でプラスチック粒子混入 米調査
米国を含む世界9か国で販売されている主要ブランドのボトル入り飲料水を調査したところ、90パーセント以上で微細なプラスチック粒子の混入が確認されたことが分かった。水をボトルに詰める過程で混入したとみられるという。調査対象はブラジル、中国、インド、インドネシア、ケニア、レバノン、メキシコ、タイ、米国で販売されているボトル入り飲料水250本。その中には、エビアン、サンペレグリノ、ネスレピュアライフなどの
主要ブランドが含まれ、全体の93%からプラスチック粒子が検出された。
http://www.afpbb.com/articles/-/3167485

【調査対象に日本がないのは、なぜ?】

#870 脳内のアミロイドβの量を減少させる光触媒を開発
~科学技術振興機構報2018.3.16~
アルツハイマー病発症につながると考えられるアミロイドβペプチド(Αβ)凝集体を短波長の光の照射により無毒化する光触媒。生体組織への透過性の高い近赤外光の照射によりΑβの凝集を抑える光触媒を開発し、アルツハイマー病モデルマウスの脳内においてΑβの量を減少させることに成功した。触媒反応を用いる新しいアルツハイマー病治療法の確立につながることが期待される。
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1306/index.html

【ウコンを食べて、日光浴・・・効くかも?】

#869 血中ビタミンD濃度、高いとがんリスク低下 日本人で研究
~AFP通信2018.3.8~
血液中のビタミンDの濃度が高いと、ある種のがんを発症するリスクが低下する可能性があるとの研究結果が発表された。日本の成人を対象とした研究。日光に当たると皮膚で生成されるビタミンDは、骨の健康に良いことが広く知られている。日本の共同研究チームは、国内の40~69歳の男女3万3736人の健康診断記録を分析。ビタミンDの血中濃度別に4グループに分け、アジア人においてもがんリスクが低下するかを調べた。平均16年間の追跡調査の結果について、全体として血中ビタミンD濃度が高いとがんリスクが男女とも20%低下することが分かった。
http://www.afpbb.com/articles/-/3166588

【木漏れ日程度、20分ぐらいがいいみたい。】

#868 バイキングよりハイキング、説明向け
~ケアネットニュース2015.2.23~
医師:体調はいかがですか?
患者:体調はいいのですが、なかなか体重が減らなくて・・・。友人にホテルのバイキングによく誘われて、困るんですよ。
医師:確かに、好きなものだけ少しだけ食べればいいのに、バイキングだと、目新しいものがあると、ドンドン取ってしまいますからね。
患者:そうなんです。新しいものに目がなくて・・・。
医師:ハハハ・・・。バイキングではなくて、ハイキングで身体を動かした方が、いいかもしれませんね。
患者:これからは、バイキングは、ほどほどにしておきます。
http://www.carenet.com/report/series/sakane/cg000968_78.html

#867 米国人の1日Na摂取量は何グラム?/JAMA
~ケアネットニュース2018.3.20~
米国疾病予防管理センターは、2014年のサンプルを調査し、少なくとも1回の24時間蓄尿検査を受けたことがある70歳未満の成人のデータを分析。その結果、推定平均ナトリウム摂取量は3,608mg/日であることが示された。性別にみた副次解析での平均Na値は、男性は4,2mg、女性は3,0mgであった。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/45697

【日本人はこの2~3倍!?】

#866 性行為中に死亡する確立?
~ケアネットニュース2018.1.30~
ドイツのヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学の法医学教室で行われた研究。1972年からの45年間におよそ3万8,000例の剖検で、性行為中に亡くなった人数は、99人(0.26%)です。ちなみに、この中には自慰中に死亡した30人も含まれています。同時期に発表された別の研究では、心停止4,557人中34人という報告があります。これだと、頻度は0.75%ということになります。全体の1%はいないけれど、思ったよりも結構いるもんだなというのが正直な感想です。さて、上記99人のうち、8人が女性で91人が男性でした。ほぼ男性に起こる現象と考えてよさそうですね。女性の平均年齢は45歳で、男性の平均年齢は57.2歳でした。死因は、28人が冠動脈疾患、21人が心筋梗塞、17人が再梗塞、12人が脳出血、8人が動脈瘤破裂、8人が心筋症、2人が急性心不全、1人が突然死、1人が心筋炎、1人が心筋梗塞+コカイン中毒でした。ほとんどの剖検例では、心重量が増加しており、BMIも標準より高かったそうです。つまり、メタボリックシンドロームを背景にした心臓血管系による死亡が多い、ということです。性行為中の死亡が多かったのは、主に春夏の暖かい季節で、場所は故人の家であることが多かったそうです。 性行為のパートナーが同定できたケースを見てみると、34人の男性が売春婦との性行為、9人が妻、7人が愛人、4人がライフパートナーという結果でした。
http://www.carenet.com/report/series/internal/kurahara/cg002023_107.html?

【死ぬほどの快感がないといけないのか?】

#865 人類の脳、3万年で1割縮小 進化か退化か?
~AFP~通信2011.2.7~
人類の脳の大きさが過去3万年で縮小しているとの研究結果が米科学誌ディスカバー(Discover)に発表された。科学者たちは、これは知能が低下しているのではなく脳がより引き締まり効率的になった「進化」ではないかと主張する一方、戸惑いも見せている。
http://www.afpbb.com/articles/-/2784679?pid=6783699

【人の脳にも・・・intel、入っている!】

#864 病院で薬剤耐性菌が多く潜んでいる場所とは?
~ヘルスデーニュース2018.3.2~
病院の排水が薬剤耐性菌の発生に関係している可能性が、米国立衛生研究所(NIH)のグループによる研究で示された。病院の排水のほか、カウンターの表面やドアノブ、パソコン、電話など人が触れる機会が多い場所からサンプルを採取し、遺伝子解析を実施した。その結果、下水道のパイプやマンホールから採取したサンプルのほとんどでカルバペネム系薬耐性遺伝子を複数の菌種に伝播させるプラスミドが陽性であることが分かった。カルバペネム系薬は多剤耐性菌に感染した患者に投与する「最後の手段」となる抗菌薬。一方、カルバペネム系薬耐性遺伝子を伝達するプラスミドの陽性率は、カウンターの表面やドアノブなどの人が接触する機会が多い場所から採取されたサンプル(計217サンプル)ではわずか1.4%で、シンクから採取されたサンプル(計340サンプル)でも3.2%だった。
http://www.carenet.com/news/general/hdn/45569

【病院が新たな病気の種をつくりだしている!?】

#863 低脂肪vs.低炭水化物ダイエット、体重減効果は?/JAMA
~ケアネットニュース2018.3.1~
健康的低脂肪(HLF)ダイエットと健康的低炭水化物(HLC)ダイエットについて、1年後の体重減を比較12ヵ月後の体重減効果は同等であることが示された(非糖尿病18~50歳を対象に無作為化試験、米国・スタンフォード大学)。12ヵ月時点の体重変化の平均値は、HLF群-5.3kg、HLC群-6.0kgだった。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/45592

【健康度チェックや充足度は?】

#862 日本人医師の飲酒量に関連する因子
~ケアネットニュース2018.3.2~
日本医師会会員の男女7,500人に飲酒習慣に関するアンケートを実施したところ、喫煙、運動、睡眠障害が、飲酒もしくは大量飲酒習慣と相関していることが示された(日本大学医学部公衆衛生学の大井田 隆教授ら研究グループ)。主な結果は以下のとおり。・大量飲酒の習慣がある医師は、60代男性および20~50代女性で最も多かった。・飲酒もしくは大量飲酒の傾向は、年齢が上がると減少した。・喫煙は大量飲酒と相関していた。・運動は男性の飲酒、女性の飲酒/大量飲酒と相関していた。・メンタルヘルスは飲酒習慣と相関していなかった。・睡眠障害は大量飲酒習慣と相関していた。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45558

【医師も人の子】

#8641南極棚氷の下に未知の海洋生態系、最大12万年潜む可能性
~AFP通信2018.2.22~
英南極調査所科学者チームが棚氷の下に最大12万年間隠れていた未知の海洋生態系の調査に出発。南極のラーセン棚氷の下で総面積は5818平方キロで、英ロンドン市の4倍近い広さに匹敵するという。「これは緊急のミッションだ。海底の生態系は数千年にわたって氷の下に隠れていた可能性が高く、太陽光が海の表層を変え始めるのに伴って生態系が変化してしまう恐れがある」。研究チームは今後、海底の動物、微生物、プランクトン、堆積物、海水などのサンプルを採取して調査を進める。さらに、この海域に移動した可能性のある海洋哺乳類や海洋鳥類を記録する予定。
http://www.afpbb.com/articles/-/3163605?pid=19858362

【南極地底人が住んでいるかも!?】

#860 コーヒーと大腸がんの関連
~ケアネットニュース2018.2.23~
わが国の「科学的根拠に基づく発がん性・がん予防効果の評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究」の研究班が、日本の8つのコホート研究のプール解析により、コーヒーと大腸がんの関連を検討した。その結果、女性において1日3杯以上のコーヒー摂取が結腸がんリスクを低下させる可能性が示唆された。男性ではこのような関連はなかった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45549

【日本茶では?】

#859 慢性疾患でがん罹患・死亡リスクが大幅増/BMJ
~ケアネットニュース2018.2.22~
糖尿病などの慢性疾患への既往や、血圧・コレステロールといった心血管疾患などのマーカーの異常は、がん罹患リスクが2.21倍増、がん死亡リスクが4.00倍増と明らかにされた。慢性疾患は、がん罹患の5分の1以上を、がん死亡の3分の1以上を占めることも示された。一方でこうした慢性疾患に関連したがんリスクは、適度な運動により、40%近く低下することも示された(米国・テキサス大学MDアンダーソンがんセンター)。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/45555

【食習慣、運動習慣、ストレス管理・・・よろしく!】

#858 トランスジェンダー女性が授乳可能に、初の科学的研究
~AFP通信2018.2.16~
乳の分泌を誘発するホルモンを使ってトランスジェンダー女性が授乳できるようになったとする初の科学的な臨床研究結果が、医学誌に発表された。男性として生まれた30歳のトランスジェンダー女性に関する研究報告(米マウントサイナイ・アイカーン医科大学)。このトランスジェンダー女性は6年間にわたって女性化ホルモン療法を受けていたが、性器や胸の手術は受けていなかった。パートナーの女性が妊娠したものの授乳する意思を示さなかったため、「生まれてくる乳児の最初の栄養源となる役割を自分が担いたいと希望し」医学的アドバイスを求めたという。研究報告によると、ホルモン療法の開始から3か月半後にパートナーが出産し、このトランスジェンダー女性は6週間にわたって自分の乳のみを乳児に与えた。その後「乳の分泌量が足りないとの懸念」から栄養補助として粉ミルクを併用するようになった。乳児の成長や摂食機能は全く正常だったという。
http://www.afpbb.com/articles/-/3162732

【父親が、乳親に・・・】

#857 「沈みゆく島国」ツバル、実は国土が拡大していた
~AFP通信2018.2.10~
気候変動に伴う海面上昇によって消滅すると考えられてきた太平洋の島しょ国ツバルは、実は国土面積が拡大していたとする研究論文が発表された。ニュージーランドのオークランド大学の研究チームは航空写真や衛星写真を使用し、ツバルの9つの環礁と101の岩礁について1971年から2014年までの地形の変化を分析した。その結果、ツバルでは世界平均の2倍のペースで海面上昇が進んでいるにもかかわらず8つの環礁と、約4分の3の岩礁で面積が広くなっており、同国の総面積は2.9%拡大していたことが判明した。波のパターンや嵐で打ち上げられた堆積物などの要因によって、海面上昇による浸食が相殺された可能性があるという。
http://www.afpbb.com/articles/-/3161922?pid=19799322

【???】

#856 アルツハイマー、微量血液で発見、判別、安価で簡易に
~東京新聞2018.2.1~
わずかな量の血液で、認知症の一種であるアルツハイマー病の原因物質が、脳に蓄積しているかどうかを調べられる検査法を開発したと、国立長寿医療研究センターや島津製作所などのチームが発表した。チームは、抗体と呼ばれるタンパク質を使って〇・五ミリリットルの血液からアミロイドベータ関連物質を分離し、ノーベル化学賞受賞者の田中耕一・島津製作所シニアフェローらが開発した質量分析技術を使って調べる検査法を開発した。関連物質は三種類あり、量の比率からアミロイドベータ蓄積の有無が分かるという。アルツハイマー病患者や健康な人を含む日本とオーストラリアの六十~九十歳の男女計二百三十二人を対象にこの手法を使って調べたところ、PETの検査結果と約90%一致した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018020102000129.html

【治療も進んでほしい。】

#855 1日1本のタバコでも心血管疾患リスク増大/BMJ
~ケアネットニュース2018.2.5~
1日1本であっても、喫煙は冠動脈疾患および脳卒中の発症リスクを予想以上に増大させることが、英国・ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのAllan Hackshaw氏らが実施した141件のコホート試験のメタ解析で示された。回帰モデルを用いて、非喫煙者と比較した、1日の喫煙本数が1本、5本、20本の場合の相対リスクを推算した。喫煙本数1日20本と比較した1日1本の相対リスクの変化率(過剰相対リスク)とした。たとえば、相対リスクが1日1本で1.4、20本で1.9の場合の過剰相対リスクは44%となる。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/45461

【やめる以外にないということか・・・!?】

#854 不妊化した蚊を大量放虫、感染症対策 米フロリダ州マイアミ
~AFP通信2018.2.10~
米フロリダ州マイアミの保健当局はデング熱などの感染症を媒介する蚊を減らすため細菌で不妊化したネッタイシマカを大量に放つ試みを進めている。放虫されるネッタイシマカは遺伝子操作されているわけではなく、同種の蚊の雄だけを不妊化する共生細菌「ボルバキア」に感染させてある。「生物学的な方法で、環境にも非常に優しく、他の昆虫や人体、ペットへの影響はない」と説明。
http://www.afpbb.com/articles/-/3161942

【安全に駆除。】

#853 妊婦のうつ病と子供の成長との関連
~ケアネットニュース2018.1.31~
米国・アメリカ国立衛生研究所のHyojun Park氏らは、母親のうつ病時期と子供の成長との関連について、性別および年齢別の体重、身長、身長体重比、BMIより測定した。出産前のうつ病は、男児の低体重(zスコア:-0.24)、低身長(zスコア:-0.26)と関連しており、出産後の抑うつ症状は、女児の身長体重比(zスコア:0.21)の高さと関連していた。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45408

【なぜ?・・・】

#852 COPD(慢性閉塞性肺疾患)を「食」からケアするポイントは“脂質”
~ケアネットニュース2018.1.31~
COPDは全身に炎症が波及し、骨粗鬆症や糖尿病、筋の障害といった全身併存症の頻度が高いことが知られている。嚥下筋を含めた筋力の低下に加えて、気流制限などによりCOPD患者の呼吸に伴う消費エネルギー量は健常者の約10倍にも増大する。さらに、日本人COPD患者の85%は痩せ型であり、栄養不良状態が多いといわれている。食事から摂取した炭水化物は体内でCO2とH2Oに分解されるため、呼吸によるCO2排出量が低減するCOPD患者にとって、炭水化物の過剰摂取は息苦しさの原因となる。効率的にエネルギーを確保しつつもCO2産生を抑制するために、体内で速やかにエネルギーに代わるMCTオイル(中鎖脂肪酸)などの脂質を活用してエネルギー摂取量を増やすことを、COPD患者に対する食事療法のポイントとして挙げた。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45427

【全体量が多すぎるのでは・・・】

#851 地中海式ダイエット、体外受精(IVF)の成功率高める可能性
~AFP通信2018.1.30~
この研究は、ギリシャ・アテネでIVFを申し込んだ35歳未満の女性244人を対象に実施。受精を行う前の6か月間、地中海式ダイエットを実践した女性のほうが、健康な赤ちゃんを出産する確率が高かったという。この食事法を実践したグループは最も忠実に実践しなかったグループと比べ、妊娠・出産に成功する確率が65~68%高かったと明らかにした。ギリシャやイタリア、スペインなどの国々でよく食べられている献立から着想を得た地中海式ダイエットは、心臓の健康を高めると以前から考えられてきた。この食事法では、赤身の肉は控え、果物や野菜、豆類、未精製の穀物、魚、植物油を中心に摂取する。
http://www.afpbb.com/articles/-/3160462

【体外受精だけでなく・・・いいはず!】

#850 長期の夜間シフトは女性のがんを増やす?
~ケアネットニュース2018.1.19~
女性の夜勤労働者と乳がんリスクとの関連を明らかにしようと、中国・四川大学では、長期にわたる夜間作業が、女性のがんのリスクを増加させるかを確認するためにメタ解析を行った。長期間の夜間シフト勤務により、乳がん(オッズ比:1.316)、消化器がん(オッズ比:1.177)、皮膚がんリスク(オッズ比:1.408)が増加した。夜間勤務5年ごとに、女性の乳がんリスクは3.3%増加した。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45357

【夜はなるだけおやすみください。|_・)】

#849 インテージリサーチの「夫婦の呼び方に関する調査」
~インターネット調査、17年3月30~31日)
☆親しい人の前で配偶者が自分のことを何と呼ぶか
(配偶者がいる女性3277人)
1.嫁 23.0%、20代~50代男性1位
2.奥さん 15.7%
3.名前呼び捨て 12.3%
4.家内 10.9%、60代1位31.3%、50代2位18.8%
5.妻 10.6%
☆同・どのように呼んでほしいか
1.妻 23.0%
2.奥さん 17.9%
3.嫁 12.1%
4.名前呼び捨て 11.8%
5.家内 11.4%

☆親しい人の前で配偶者が自分のことを何と呼ぶか
(配偶者がいる男性3037人)
1.主人 23.4%、50~60代女性1位
2.旦那 22.9%、20~40代女性1位
3.お父さん/パパ 17.6%
4.名前の敬称付き 11.0%
5.夫 7.3%
☆同・どのように呼んでほしいか
1.主人 29.0%
2.旦那 16.2%
3.お父さん/パパ 17.6%
4.夫 11.5%
5.名前の敬称付き 8.6%

【人生いろいろ~呼び方もいろいろ】

#848 高齢者のCaやビタミンD補給、骨折を予防せず/JAMA
~ケアネットニュース2018.1.12~
自宅で生活する高齢者について、カルシウム、ビタミンD、またはその両方を含むサプリメントの使用は、プラセボや無治療と比較して骨折リスクの低下と関連しないことが明らかにされた(中国・天津病院)。カルシウム、ビタミンD、またはカルシウム+ビタミンD併用は、非脊椎骨折、脊椎骨折または全骨折の発生とも有意な関連は確認されなかった。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/45324

【吸収率低下している方には無理あるかも・・・】

#847 「麻酔、なぜ効く」?植物反応で仕組み発見、宇都宮大
~下野新聞2018.1.11~
人類が麻酔を使い始めて150年以上たっても完全には解明されていないメカニズムを解く端緒になる可能性!?宇都宮大バイオサイエンス教育研究センターの陽川憲特任助教と蔭西知子研究員を含む研究グループは、植物が麻酔にかかるメカニズムを発見した。食虫植物などの実験により、麻酔が効くと細胞の内外を隔てる「細胞膜」がかく乱され、外部の刺激に細胞が応答できなくなる、などと結論付けた。
https://this.kiji.is/324010274666660961

【えッ!今まで解からずに使ってたの?】

#846 くしゃみ抑制すると脳血管や喉、鼓膜が破裂する恐れ
~AFP通信2018.1.16~
多くの人は、くしゃみが出そうになると、本質的にくしゃみの爆発力を抑え込もうとして口や鼻などをすべてふさぐ。だがこうした行為が場合によっていかに危険かということが、英レスターにある病院の救急外来を最近受診した34歳の男性の症例で明らかになった。この男性は、首の腫れと激痛を訴えていた。担当医師らは「患者は鼻をつまみ、口を閉じてくしゃみをこらえようとした後、首の辺りで破裂するような感覚を覚えたと話した」として詳細を説明。コンピューター断層撮影のスキャン画像を見ると、抑制されたくしゃみの力によって喉の後部が破裂していたことが確認できたと述べている。まれな症例ではあるが、くしゃみを抑制したことにより両肺の間に空気がたまってしまった例や、脳血管が膨張した状態にある脳動脈瘤の破裂が起きた例さえあるという。
http://www.afpbb.com/articles/-/3158716

【自然の摂理には従いましょう。。】

#845 毎日の2つの運動でロコモを防ぐ
~ロコモ チャレンジ!推進協議会2018.1~
ロコモにはいろいろなレベルがあり、それはどれくらい歩けるかによってわかります。十分に歩ける人と、よく歩けない人では、ロコトレのやり方も違います。自分に合った安全な方法で、まず「片脚立ち」と「スクワット」を始めましょう。
https://locomo-joa.jp/check/locotre/

【まず、毎日継続!】

#844 卵の摂取量、がん死亡率と関連、日本人女性
~ケアネットニュース2018.1.12~
NIPPON DATA80のデータ(14年間追跡)では、女性で卵の摂取量が年齢調整後の血清総コレステロールおよび全死亡と関連し、男性では関連しなかったことが報告された。卵の摂取量を減らすことが、少なくとも日本人女性にとっていくつかの明確な健康ベネフィットとなる可能性が示唆された。1日1個群に対する1日2個以上群のハザード比:全死亡では2.05、がん死亡では3.20。週1~2個群のがん死亡は1日1個群よりも有意に低かった( ハザード比:0.68)。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45316

【女性だけ!?なんでだろう?】

#843 寄生虫の卵のんで、皮膚や腸を治療 慈恵医大
~朝日デジタル2017.12.13~
東京慈恵会医科大は、寄生虫の卵をのませて免疫状態に変化を起こす治療法の臨床試験を始める。乾癬や炎症性の腸の病気の患者は、細菌に反応する免疫システムが過剰に働いているとみて、寄生虫にわざと感染させ、病気の症状を抑えようとするのがこの治療法のねらいだ。「豚鞭虫(ぶたべんちゅう)」と呼ばれる線状の寄生虫の卵を健康な男性にのんでもらう。卵からかえった虫は腸に寄生、約2週間後に便とともに排出されるという。
https://www.asahi.com/articles/ASKD85T23KD8ULBJ00P.html

【藤田紘一郎博士の説がようやく・・・】

#842 「うんちカプセル」のすご過ぎる効果
~ニューズウィーク2017.12.25~
抗生物質が効きにくいクロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)原因菌であるクロストリジウム・ディフィシル菌に感染するのは、多くの種類の細菌に効果がある抗生物質を使った結果、有害でない腸内細菌までいなくなってしまうせいだ。米疾病対策センター(CDC)によれば、アメリカでは年間50万人が感染、1万5000人が死亡する。「院内感染による下痢の最大の原因」だと言う。だったら腸が健康な人の便を移植して腸内環境を整えよう、というのが便移植療法だ。13年に実施された比較臨床試験では、便移植療法を受けた患者は予想を大きく上回る回復ぶりを示した。研究でも治癒率は約90%。「すご過ぎる。薬ではここまで効かない」と。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/12/post-9194.php

【これまた藤田紘一郎博士の研究が現実に・・・】

#841 四半世紀前に凍結保存された受精卵で女児出産
~AFP通信2017.12.21~
米テネシー州で約四半世紀前に凍結保存された受精卵を使い、米国人女性が健康な女の子を出産した。病院関係者によると、出産に成功した受精卵の凍結保存期間としては世界最長記録となるとみられる。この赤ちゃんがエマ・レン・ギブソンちゃんと名付けられたと明らかにした。受精卵は別のカップルのもので、1992年10月から凍結保存されていた。エマちゃんを出産した母親のティナ・ギブソンさんは1991年生まれで、使用された受精卵と母親のティナさんの年齢が1歳しか違わないという見方もできる。ティナさんは妊娠するまで受精卵が24年以上前に凍結されたものとは知らされていなかったという。
http://www.afpbb.com/articles/-/3156226

【ということは自分の受精卵を予め先に保存するのも可能!?】

#840 医師数、人口当たりで最も少ない県は?
~ケアネットニュース2017.12.20~
都道府県別にみた人口10万人当たりの医師数は、全国平均で240.1人であった。このうち、最も多かったのは徳島県で315.9人、次いで京都府314.9人、高知県306.0人などとなっている。一方、最も少なかったのは埼玉県160.1人で、茨城県180.4人、千葉県189.9人で、いずれも首都圏。今回の調査では、26都府県で平均を上回っていたが、最多の徳島県に比べて最少の埼玉県では約半数程度の医師数しか確保できておらず、依然として地域による偏在は大きいといえる結果となった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45241

【半分でもまわっている!?】

#839 日々の葉物野菜摂取で記憶力低下を抑制か
~AFP通信2017.12.21~
日々の食事に葉物野菜を取り入れることで、加齢による記憶力低下を抑制し、脳をより若々しく保てるとする研究論文が発表された(米シカゴ・ラッシュ大学医療センター)。調査の結果、野菜を最も食べていたグループの摂取量は、1日平均1.3皿だった。一方、摂取量が最も少なかったグループでは、1日平均0.1皿だった。野菜を毎日少なくとも1皿食べていた人では、全く、あるいはめったに食べなかった人と比べて、記憶力や思考力のテストでの成績が緩やかに下降する様子が見て取れた。今回の研究について英ロンドンの慈善団体アルツハイマー協会は、「認知症を直接調べてはいないので、症状の抑制や予防に効果があるかは分からない」としたが、「しかしビタミンKが豊富な食物を毎日1~2皿分食べていた高齢者は、食べていなかった高齢者に比べて記憶力テストの成績が良い」ことを指摘している。
http://www.afpbb.com/articles/-/3156198

【ボケ防止に葉野菜を・・・。】

#838 日本人2型糖尿病の冠動脈疾患発症、肉摂取量に関連
~ケアネットニュース2017.12.18~
全国コホート研究の一環として、HbA1c 6.5%以上の40~70歳の日本人2型糖尿病患者における食肉摂取量と心血管疾患発症の関連を調査した。平均食肉摂取量の四分位範囲は9.9~97.7g/日であった。交絡因子の調整後、第2、第3、第4四分位のハザード比は第1四分位と比較して、それぞれ2.84、3.02、2.99であった。食肉摂取量に応じた2群において、20g/日以上の食肉を摂取する患者は、20g/日未満の患者よりも冠動脈疾患発症リスクが2.94倍高かった。The Japan Diabetes Complications Study(JDCS)グループ調べ。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45196

【糖尿病の方・・・ご用心!】

#837 雨が降ると関節痛の受診は増えるのか/BMJ
~ケアネットニュース2017.12.25~
降雨と関節痛や背部痛による外来受診に関連はないことが明らかとなった(米国・ハーバード大学)。外来受診した週に関節痛または背部痛で保険申請をした割合とその週の降雨日数にも、統計学的に有意な関連は認められなかった。たとえば、雨の日が7日間すべてだった週と雨の日が1日もなかった週で、関節痛や背部痛の割合は類似していた。多くの人々が、とくに関節炎の患者において、気象条件の変化で関節痛や背部痛の症状が増悪すると考えている。気象パターンと関節痛の関連を検討した研究は、どれも症例数が少ないという。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/45259

【関節痛持ちは雨の日に外来に行かないだけかも?】

#836 その差は「手洗い」?男性より女性の平均寿命が長い納得の理由
~magmagニュース2017.12.12~
男性に比べて女性の平均年齢が高いのは、水仕事で女性が男性よりも手を洗う機会が多いから…という説。「家事は女性の仕事」の意識が強かった時代ならではの文章だなあと今は思いますが。手洗いは予防の第一歩。国立医療品食品衛生研究所のよると、手を洗わないでいたときに1,000,000個(100万個)のウイルスがついていたとして、流水で15秒手洗い 残存ウイルス 約10,000個。ハンドソープで10秒また30秒もみ洗い後、流水で15秒そそぎ 残存ウイルス 約数百個。ハンドソープで60秒もみ洗い後、流水で15秒そそぎ 残存ウイルス 約数十個。ハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒そそぎを2回繰り返す 約数個。
http://www.mag2.com/p/news/342512

【1分間流水で洗いましょう!】

#835 交通量の多い道路でウォーキング、心肺機能に悪影響/Lancet
~ケアネットニュース2017.12.14~
ウォーキングでもたらされる有益な心肺機能効果は、大気汚染度の高い商業街路を短時間でも通過すると阻害される(英国国立心臓・肺研究所)。慢性閉塞性肺疾患(COPD)や虚血性心疾患の患者、健康な人を問わず認められ、虚血性心疾患患者については、薬物の使用で高い大気汚染の有害作用を減じる可能性が示された。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/45200

【PM2.5だらけの国では・・・ウォーキング×】

#834 水深8千Mに新種深海魚=マリアナ海溝・米ハワイ大など
~時事通信社2017.12.7~
米グアム島に近いマリアナ海溝の深海底で採集した魚をクサウオ科の新種に分類した(米ハワイ大)。採集場所は水深7966メートルで、新種の名は19世紀後半にマリアナ海溝を調査した英探検船HMSチャレンジャー号の乗員にちなみ「スウィレイ」と名付けられた。新種はピンクがかった半透明の白色で、うろこがない。群れで生息し、小さな甲殻類などを食べる。全長は9.5~23.7センチで、成長途中の個体や卵がある雌も含まれていた。超深海でこの新種を食べる敵はいないと考えられる。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120700209

【どうやって水圧に耐える!?】

#833 コーヒーは有益か?有害か?/BMJ
~ケアネットニュース2017.12.4~
コーヒーの飲用は、一般的な量であれば全般に安全で、1日3~4杯の飲用でさまざまな健康転帰のリスクが大幅に低減され、有害性よりも利益が勝る可能性が高いことが明らかとなった(英国・サウサンプトン大学)。コーヒーをまったく飲まない集団に比べ1日3~4杯飲用する集団は、全死因死亡相対リスク:0.83、心血管死同0.81、心血管疾患同0.85など相対リスクが有意に低かった。
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/45133

【食事の度に・・・どうぞ!】

#832 親の行動、子どもの自殺リスクに関連 米研究
~AFP通信2017.12.6~
親が子どもの情緒面の健康にほとんど関心を示さないと感じている10代若者は、親が子どものことを自慢に思い、積極的に関わってくれると考えている若者に比べて、自殺を考える危険性がはるかに高いとの研究結果(米シンシナティ大学)。「子どもたちは誰かが自分についてくれていることを知る必要があるが、残念ながら子どもたちの多くはそれを知らないでいる。それが大きな問題だ。子どものことを自慢に思っていることをしっかりと伝え、取り組みを褒めること。そして子どもと積極的に関わって、宿題を手伝ってあげることだ」と。
http://www.afpbb.com/articles/-/3154313

【今日から宿題をご一緒に・・・】

#831 非喫煙女性の肺がんに飲酒が関連か
~ケアネットニュース2017.11.27~
生涯非喫煙者における肺がんリスクにおける飲酒の影響を検討したところ、ワインと蒸留酒の摂取が、とくに女性で、肺がんリスクを増加させる可能性が示唆された(スペイン・コルーニャ大学病院)。アルコール飲料の種類別のオッズ比は、ワインが2.20、蒸留酒が1.90、ビールが1.33であった。男性ではどのアルコール飲料でも明らかなリスクは認められなかった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45057

【なぜ!?】

#830 ののしりアバター、統合失調症患者の「声」との闘いに有効
~AFP通信2017.11.24~
「お前はクズだ、役立たずだ、いない方がいい」──統合失調症患者の若い女性が画面に向かうと、コンピューターのアバター(分身)が手加減せずに非難の言葉を浴びせる。「あっちへ行ってくれない?」と、最初はおどおど頼む女性。だが、しばらくすると勇気を得て力強く言い切る。「もうあなたの言うことなんか聞かない!」このやり取りは、「声が聞こえる」統合失調症患者のために英ロンドンとマンチェスターの研究者らが開発した革新的治療法の一幕だ。「アバター療法」では、中でも最も患者にとって苦痛となっている「声」と、その「声の主」だと患者が想像する顔を用いてアバターを作成。声音や口調、言葉遣いまで「声」を再現したアバターと患者を50分ずつ6回にわたって対面させた。治療が進むにつれ、患者は強く主張できるようになり、アバターはやがて患者の強さを認める。
http://www.afpbb.com/articles/-/3152838

【減感作療法?】

#829 日本の出生年別のピロリ菌感染率~17万人のメタ解析
~ケアネットニュース2017.11.30~
日本人のH. pylori感染率を報告した研究の系統的レビューを行い、17万752人のメタ回帰分析を実施した(愛知医科大学)。その結果、H. pylori感染率の明らかな出生コホートパターンが確認された。出生年別に予測されたH. pylori感染率(95%CI)は、1910年60.9%、1920年65.9%、1930年67.4%、1940年64.1%、1950年59.1%、1960年49.1%、1970年34.9%、1980年24.6%、1990年15.6%、2000年6.6%で、1998年以降に生まれた直近のコホートでは感染率は10%以下であった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45065

【激減!】

#828 砂糖の有害性、業界団体が50年隠す? 米研究者が調査
~朝日デジタル2017.11.22~
砂糖の取りすぎの有害性について指摘しようとした研究を、米国の砂糖業界が50年前に打ち切り、結果を公表しなかった。論文によると、でんぷんの炭水化物に比べ、砂糖は心臓に有害だとする研究発表が1960年代に出始めた。懸念した財団幹部が68年、英バーミンガム大の研究者に資金提供して、ラットで影響を調べたところ、砂糖の主成分のショ糖を与えると、動脈硬化と膀胱がんにかかわる酵素が多く作られることが分かった。腸内細菌の代謝により、コレステロールや中性脂肪ができることも確認できそうだった。研究者は確証を得るため、研究の延長を求めたが、財団は資金を打ち切り、成果は公表されなかったという。
http://www.asahi.com/articles/ASKCQ4JSZKCQUHBI02N.html

【砂糖は白い小判と評する人も・・・】

#827 ADHD児への運動効果は
~ケアネットニュース2017.11.23~
ADHD(注意欠陥・多動性障害)治療の主流は、薬物療法と行動および心理的な介入。治療戦略としての運動介入については、あまり注目されていない。運動介入についてシンガポール国立大学の研究では、ほぼADHDの認知、行動および身体的な症状は緩和された。混合運動プログラムで最大の介入効果が認められた。いずれの報告でも、身体活動による副作用は報告されておらず、運動介入は、忍容性の高い介入であることが示唆された。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45051

【他の精神疾患は!?】

#826 米高血圧ガイドライン改訂、基準値130/80に
~日経メディカル2017.11.22~
高血圧と診断する血圧値を140/90mmHgから130/80mmHgに引き下げる(米国心臓協会学術集会)。高血圧診療ガイドラインとしては実に14年ぶりの改訂。新しいガイドラインでは、正常血圧の定義は変わっていないが、高血圧前症を廃止。SBP 130~139mmHgまたはDBP 80~89mmHgを「ステージ1高血圧」、さらに今まではステージ1だった血圧範囲を含め、SBP 140mmHg以上またはDBP 90mmHg以上を「ステージ2高血圧」とした。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201711/553732.html

【複眼的に生活習慣病を観れる人・・・いませんか!?】

#825 体臭とセックスアピールの意外な関係
~ニューズウィーク2017.11.9~
スイスのベルン大学の研究者チーム。血液中のヒト白血球抗原と呼ばれるタンパク質に注目。ヒト白血球抗原は、体内に侵入した異物を免疫細胞が見分ける手助けをする。さらに私たちの体臭に影響し、遺伝子の違いも示す。セックスの欲求は遺伝子の型が違う人同士で高まることが分かっている。自分と遺伝子的に違う相手を選ぶことは、より丈夫な子孫を残す可能性を高め、生存競争で有利だからだ。女性は自分と型が違う男性の匂いを好むとされる。一方、研究者らは、ヒト白血球抗原が男性の好みに与える影響を調査した。すると、男性が魅力的と感じた香りはヒト白血球抗原と全く関係がないことが判明。恐らく男性にとって、遺伝子的に異なる女性を見つけることはあまり重要ではないのだろう。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/11/post-8875.php

【男は種をばら撒くことに熱心!】

#824 日本の喫煙者のがんリスク、禁煙何年で喫煙歴ゼロと同じに?
~ケアネットニュース2017.11.14~
日本人のがん罹患リスクは、男性で21年以上、女性で11年以上禁煙すれば、喫煙歴のない人と同レベルまで低下することが、東京大学の研究で明らかになった。男性では、20 pack-year以上のヘビースモーカーにおいても同様の結果であるという。※1 pack-yearは、1日1箱を1年、または2箱を半年吸った量に相当。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/44982

【期間が長過ぎでどれだけ正確か、わかるのかなぁ?】

#823 「奇跡の人」安藤忠雄氏、臓器5つの全摘を語る
~ライブドアニュース2017.10.13~
「私は2009年に胆嚢・胆管・十二指腸にがんが見つかり、すぐに全摘しました。厄介な手術を乗り越えひと安心していたら、5年後には膵臓と脾臓にがんが再発。これも全摘しました。5つも臓器がなくて平気なのはかなり珍しいようです。医者も『不思議なことがあるものだ』と言っています。幸い元気に仕事ができていますし、病気をしていいこともありました。最近、中国からの仕事が増えたんです。彼らが言うには、『臓器がなくても元気な安藤さんは縁起がいいので、設計をお願いしたくなる』と(笑)」
http://news.livedoor.com/article/detail/13741867/

【不思議・・・】

#822 夜間の傷は治りが遅い、体内時計に関連か
~AFP通信2017.11.9~
切り傷ややけどを昼間に負った場合、夜間に負った場合に比べて傷の回復が約60%速いことが分かったという。研究チームは、体内時計(概日リズム)が原因でこの差が生じているとしている。体内時計が睡眠、代謝、ホルモン分泌などを含む重要な生体プロセスを調節しているからだ。論文によると、夜間のやけどが95%回復するのに要する時間は平均28日だった。また、「人体は外傷が発生する可能性がより高い日中に最も速く回復するように進化してきたのかもしれない」と述べた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3149867

【ケンカは昼に・・・。】

#821 健康的な生活で平均寿命10年増 1位は日本の83.9歳
~AFP通信2017.11.11~
OECD加盟国35か国の平均寿命はこの50年で10年程度延びており、中でも健康的な生活を送り、所得が高い層ほどその傾向が強い。日本と大半の欧州諸国を含む加盟国では80.6歳に達している。平均寿命が最も長いのは日本とスウェーデンでいずれも83.9歳。同報告書は「より健康的な生活、より高い所得、より優れた教育はすべて、この数十年で寿命が延びている要因となっている」「より良い医療もその一助となっている」と指摘。喫煙率の低下と医療費の支出増加も貢献している。
http://www.afpbb.com/articles/-/3150166

【生きがいある老後であってほしい。】

#820 自宅で数滴の血液と尿を採取し郵送⇒がん・生活習慣病を検査
~PRタイムズ2017.11.1~
ハルメク・ベンチャーズ株式会社は、自宅で微量の血液と尿を採取し郵送することで、「がん」や「糖尿病などの生活習慣病」のリスクチェックができる、日本初の郵送検査キット「おうちでドック」を、2017年11月1日から発売致します。微量の血液と尿で、がんや糖尿病、動脈硬化、腎疾患、肝臓疾患などの病気の検査を行います。検査後のアフターフォローは医師による遠隔電話と対面でも可能。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000028690.html

【集団検診はどうなる?】

#819 肉体は死んでも魂は死なない、宇宙へ帰るだけ
~トカナ2017.10.31~
量子論を取り入れて“意識”の問題に迫っている2人の科学者がアリゾナ大学名誉教授のスチュワート・ハメロフ氏とロジャー・ペンローズ氏。我々の脳内で起きている「量子的重ね合わせ」の状態が意識を形成しているということだ。意識が量子論の世界の存在であるなら、肉体の死によって単純に消滅するとは言えなくなる。植物の光合成や鳥類が持つ“GPS機能”もマイクロチューブルの量子バイブレーションに由来するものであることが示唆されている。我々の意識もまたマイクロチューブルの量子バイブレーションの産物であることが指摘されることになったのだ。意識は実行中の“プログラム”であると説明している。そして肉体の死によって脳活動が止まるとマイクロチューブルの量子状態を保てなくなり、意識は肉体を離れていくということだ。意識が消滅することはなく、大きな宇宙意識へと“帰って”いくのだ。つまり“死後の世界”とは広い意味での“宇宙”だということになる。
http://tocana.jp/2017/10/post_14929_entry.html

【私はいったい・・・誰?】

#818 関節リウマチの原因は腸内細菌の乱れ
~日経メディカル2017.10.18~
リウマトイド因子は、変性したIgGに対する自己抗体であることが知られており、変性IgGと免疫複合体を形成して炎症を惹起すると考えられている。この自己抗体の抗原、変性したIgGがどんなものかはこれまで明らかになっていなかった。愛知医科大学名誉教授の青木重久氏の研究から抗ECA抗体、つまり腸内細菌に対する抗体が自己抗体の抗原である可能性が示唆された。「腸内細菌叢を変えることで関節リウマチの症状を改善できると期待できる結果だ」と青木氏はいう。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/special/sped/1710umn/201710/553171.html

【やっぱり、食い物が大事なんだねぇ~☆1】

#817 過剰な健康志向が招く摂食障害「オルトレキシア」
~AFP通信2017.11.5~
健康的な食事にこだわり過ぎた結果、命さえ危険にさらすことがある。フランス人女性サブリナ・ドビュスカさん(29)はこの1年半の間に、まずベジタリアンになり、次に卵や乳製品、蜂蜜なども食べないビーガンになり、さらに生の食材しか食べないローフード主義者になり、最後はフルーツしか食べないと決めた。心配していたボーイフレンドがごっそり抜けた彼女の髪の毛をバスルームで見つけ、それを目の前に突き出されて初めて自分が良くない方向に向かっていると悟った。「健康で正しい食べ方、長生きのできる食べ方だと思っていた。純粋な状態でいたかった。だけど最後は自分のそういう思いに対して、体の方がノーと言った」と振り返る。彼女を襲ったのは、専門家の間で「オルトレキシア・ナーボウサ」と呼ばれている新しい摂食障害だ。
http://www.afpbb.com/articles/-/3146361

【やっぱり、食い物が大事なんだねぇ~☆2】

#816 日本人男性、ストレスでがんリスクが増加
~ケアネットニュース2017.10.26~
JPHC研究(Japan Public Health Center-based Prospective Study)のデータから、知覚されたストレスレベルが高いと男性のがん罹患率が増加する可能性が示唆された。常にストレスレベルが低かった被験者と比較して、常にストレスレベルが高かった被験者の過剰リスクは11%であった。この関連は男性(20%の過剰リスク)に限定され、とくに、喫煙者、飲酒者、肥満者、がんの家族歴のない被験者で強かった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/44883

【サケ・タバコ・ヒマン無くても・・・ガァ~ン!】

#815 肥満の子どもと若者、1975年の10倍に
~AFP通信2017.10.11~
調査では、5~19歳男子の肥満の子どもと若者が、1975年の600万人から2016年には7400万人に増えていたことが分かった。女子では同500万人から5000万人に膨れ上がった。一方、低体重児の数は2000年頃をピークとして、2016年には男子で1億1700万人、女子で7500万人となっている。低体重児のほぼ3分の2は南アジア地域に暮らしている。
http://www.afpbb.com/articles/-/3146267

【低体重⇔貧困?、肥満⇔栄養バランス悪い?どちらも問題!】

#814 うつ病と双極性障害、自殺企図リスクが高いのは
~ケアネットニュース2017.10.30~
小児または青年の双極性障害およびうつ病患者の自殺企図について、ランダム効果メタ解析を実施した。対象は、米国および韓国の気分障害と診断された2,303例(3~18歳)。自殺企図の割合は診断により有意に異なっており、双極性障害(31.5%)>うつ病(20.5%)>軽躁または躁病のみ(8.49%)であった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/44878

【天然ボケの人のリスクは?】

#813 70%の人は痛みを我慢している
~ケアネットニュース2017.10.19~
調査期間:2017年6月2日~19日 調査対象:47都道府県8,924人 スクリーニング条件:(1)週2回以上の頻度で「痛み」が起こる(2)3ヵ月以上「痛み」が続いている(3)疼痛の11段階の痛みスケールで、4以上の強さの痛み方法:インターネットアンケート調査 「痛みがあってもある程度、我慢するべきだと思っていますか」という質問では、「非常にそう思う」(10.5%)と「ややそう思う」(56.1%)を合わせると66.6%となり、「痛み」があっても我慢をすると考えている人が7割近くにのぼった。また、「痛いということを、簡単に他人に言うべきではないと思いますか」に対しては、「非常にそう思う」(9.7%)と「ややそう思う」(44.5
%)が54.1%となり、依然として「痛み」を自分だけで抱えている人が半数以上を占める結果だった。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/44850

【心も痛みますね。】

#812 朝食抜きの人は動脈硬化リスクが高い
~ケアネットニュース2017.10.23~
朝食抜き(朝食が1日の総エネルギー摂取量の5%未満)は高エネルギー朝食(朝食が1日の総エネルギー摂取量の20%超)と比べて、従来の食事性心血管疾患リスク因子の存在とは関係なく、非冠動脈性アテローム性動脈硬化症(オッズ比:1.55)および全身性アテローム性動脈硬化症(オッズ比:2.57)の高い有病率と関連していた。(スペイン・コホート調査)
http://www.carenet.com/news/general/carenet/44854

【朝ごはん、おいしく食べれる生活習慣が大事。】

#811 「検体として魅力的」、精液が秘める可能性
~日経デジタルヘルス2017.10.11~
精液から受精力だけでなく、健康状態も調べる――。こうした取り組みをベンチャー企業のダンテが進めている。同社が着目したのは、精液の成分検査である。これによって男性の生殖機能や健康状態を把握し、妊活や生活習慣の改善、疾患の早期治療などにつなげるサービスの展開を目指す。精液には精子が受精するために必要な全ての物質が含まれているだけでなく、「男性機能の指標となる成分が多く存在することが分かってきた」と説明する。亜鉛、テストステロン、スペルミン、クレアチンなど。
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/327441/101000254

【婚活にも使用可!?・・・ヨコシマな発想はやめましょう(笑)】

#810 フィンランドの認知症死亡率はなぜ世界一高い?
~ケアネットニュース2017.10.11~
フィンランドの認知症死亡率は世界の中でも最も高い。考えられることは次の通り。・非常に寒く、湿気が多い気候のため、神経毒性のマイコトキシンを産生するカビを住宅に宿しやすい。・フィンランド湾およびフィンランド湖には、認知症および認知症関連障害を引き起こすことが知られている神経毒性のβ-N-メチルアミノ-L-アラニンを産生するシアノバクテリアが存在する。・上記の毒素は、フィンランド水域にみられる水銀やメチル水銀により増強される可能性がある。・フィンランドの土壌は、自然界ではセレンが少ない。セレン欠乏により、神経毒性に対して保護的に働くグルタチオンの量や有効性を低下させる可能性がある。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/44757

【人間の生息地限界なのか!?】

#809 虫歯をずっと放置したら・・・
~magmagニュース2017.10.11~
歯の形が変わることで噛み合わせにも変化が起こる。歯並びが悪くなったり、噛みにくくなるほか、顎の関節にも異常をきたす場合もあります。虫歯を放置すると、その穴に溜まった食べかすなどが腐り、強い口臭を発生させる原因になります。はじめは痛みを感じた虫歯も、神経が死んでしまうとその痛みは消えます。歯の神経が死んでも、そこにいる虫歯菌がいなくなるわけではありません。虫歯菌が根の奥の方まで感染すれば、例えば副鼻腔炎を引き起こします。顎の骨にまで達すと、骨髄炎を起こします。骨髄炎は高熱や体のだるさなどの全身症状がでるほか、ひどくなると顎の骨の形まで変わってしまいます。
http://www.mag2.com/p/news/295838

【お大事に・・・】

#808 15年間植物状態の男性の意識を回復、定説覆す
~Webナショジオ2017.9.27~
植物状態が1年以上続いた場合、症状は恒久的とみなされ、回復の見込みはないと考えられてきた。自動車事故後に15年間植物状態だった男性が意識を取り戻したというニュースは驚きを持って受け止められた。脳は、そのように機能するはずがないのだ。フランスの研究者が、ある装置を35歳の患者の胸部に埋め込み、迷走神経に電気を流し刺激した。迷走神経とは、頸部を通り腹部まで伸びる脳神経で、覚醒や注意に関係している。この刺激療法を毎日1カ月間続けた結果、あらゆる望みが断ち切られていた男性は、驚くべき回復を見せた。1カ月にわたって迷走神経を刺激した後、男性は首を右から左へ動かすというような、簡単な指示に反応するまでになった。セラピストが本を朗読しているのを聞けば、以前よりもずっと長い時間目覚めていることができる。また、脅威を察知して反応もする。誰かが突然目の前に顔を近づけた時に、目を大きく見開いたという。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/092700365/?P=1

【「植物」じゃないのだ!】

#807 乳がん治療に光。15分の運動ががんに効くメカニズムが一部解明
~magmagニュース2017.10.4~
これまで「運動をすることで乳がんの予後が改善する」という報告がいくつかありました。今回、心拍数を上げ、呼吸が苦しくなるほどの激しい運動を短時間行うことで、アドレナリン等のカテコールアミンの分泌が副腎髄質より促進され、結果乳がん細胞の増殖が抑制されたというのです。運動の前後に健常女性及び乳がん患者から血清を採取し、マウスに運動後に採取した血清に浸した腫瘍細胞は45%が増殖したのに対し、運動前の血清に浸した、もしくは全く浸さなかった腫瘍は90%も増殖しました。マウスの体内では運動をした女性の血清は劇的な腫瘍の増殖抑制効果があったといえます。
http://www.mag2.com/p/news/281445

【運動の効果なのかアドレナリンの分泌の効果なのか?】

#806 認知症になりにくい性格は
~ケアネットニュース2017.10.2~
「誠実さ」が認知症に対して保護的に働くことが、複数の研究で示唆されている。認知症リスクと最も強く、最も一貫した関連が認められたのは「責任感」であり、認知症リスクの約35%減少が認められた。「自制心」、「勤勉さ」も保護的な因子であった。「責任感のある人、自分の行動をコントロールできる人、ハードワークな人では、認知症を発症する可能性が低く、臨床的、行動的、遺伝的リスク因子で調整後も、これらの関連に変化はないことが示唆された」としている。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/44723

【年老いてから性格かえるのはたいへん!?】

#805 腹が減っては戦ができぬ? 空腹時の効率はどれだけ下がるのか
~magmagニュース2017.9.28~
脳は食べたエネルギーの20~25%ほどを消費する“大食漢”でありながら、エネルギー源を貯蔵できないので、ブドウ糖を血液から常に摂りこんでいなくてはなりません。十分な栄養が届かなかった場合、脳はエゴイスティックに自分の使う分を最優先し、身体の他の器官に栄養素がいかないようにしてしまいます。たとえば、ダイエットがいき過ぎてブドウ糖が不足すると、脳は身体の他の組織がブドウ糖を使えないようにし、インスリンへの感受性を弱くしてしまいます。脳の栄養失調というかたちで起こっている事例といえるでしょう。飽食の時代といわれるように、食べすぎやそれによる肥満やメタボの方が問題。現代は「腹が減っては戦ができぬ」のような足らざることの問題性もさながら、過剰な時代であることの方が問題視されていると思われます。
http://www.mag2.com/p/news/268943

【腹八分目の食事に心がけましょう!】

#804 猛威を振るう「O-157」、食中毒から身を守るための方法は?
~magmagニュース2017.9.26~
埼玉・群馬両県などで店舗展開していた惣菜店「でりしゃす」で購入した惣菜を食べた客が腸管出血性大腸菌O-157に感染し、幼児1名が死亡した集団食中毒が大きな話題となりました。O-157は低温に強く、冷凍庫内でも生きています。酸性に強く、口から入ったO-157の大部分は胃の酸にも負けずに生き残ります。熱には弱く、75℃で1分間の加熱で死んでしまいます。増殖は、温かく栄養分と水分のあるところで盛んになります。 清潔、乾燥、低温を保つことで増殖を抑えることができます。身体の中では大腸で増殖します。ということで、防御策の一つには腸上皮(バリア機構)を丈夫にすること、これが一番です。やはり日本型食生活です。ヨーグルトを食べれば良い、などと思ってはいけません。食事パターンで腸内フローラの傾向が変わってきます。腸内細菌の代謝産物が腸管バリア機構をよくも悪くもします。発酵食品の発酵菌の菌体成分は腸管免疫細胞に信号を送ります。
http://www.mag2.com/p/news/266861

【伝統的、和食!?】

#803 食生活の問題、2016年世界の死者5人に1人
~AFP通信2017.9.15~
世界では5歳未満の乳幼児が死亡するケースが減少し、より多くが長生きするようになっているが、昨年の世界の死者5人に1人は、栄養や不健康な食事に関連する問題で死亡していたことが分かった。2016年の死者約75%は非感染性疾患が原因で死亡した。血流に問題が生じる心臓病で亡くなった人の数が最も多く、950万人に上った。10年前と比較すると20%増となった。もう一つの「生活習慣病」である糖尿病の死者数は同30%以上の増加を示し140万人となった。健康に関する世界的な調査は、米ワシントン大学保健指標評価研究所が主導し、専門家2500人が関わった。研究論文は、2016年に死亡した人の5人に1人は、栄養不良と不健康な食生活に関連していたと指摘している。後者は主に富裕国での問題だ。研究者らは「栄養不良のあらゆる形態のうち、貧しい食生活、とりわけ健康的な食べ物の摂取が少ないことが、死亡率の主な危険因子となっている」と説明している。昨年の世界平均寿命は、女性が75.3歳、男性は70歳近くだった。日本人の平均寿命は昨年男女とも80歳を超えた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3143039

【和食が良いみたい・・・。】

#802 「生殖器逆転」の昆虫発見=北大准教授らにイグ・ノーベル賞
~時事ドットコムニュース2017.9.15~
雄と雌で生殖器の形状が逆転している昆虫の存在を明らかにした北海道大の吉沢和徳、慶応大の上村佳孝両准教授らが「生物学賞」を受賞した。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は11年連続。研究チームは、ブラジルの洞窟で見つかったチャタテムシの一種を調べ、雌が伸縮する突起状の生殖器を持ち、雄の穴状の生殖器に挿入することを突き止めた。交尾の際、雄は精子とともに栄養物質を雌に渡していることから、研究チームは、この栄養をめぐる雌同士の競争が激しくなったと分析。多くの生物と異なり、雌の交尾に対する積極性が雄を上回った結果、雌の生殖器の進化と雄の適応を促したと結論付けた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091500282&g=soc

【女性の争いが多くなったこの頃。やがて人間も・・・】

#801 統合失調症患者の暴力行為が魚油摂取で改善
~ケアネットニュース2017.9.21~
統合失調症患者の症状や暴力行為の減少と、毎日の魚油(DHA とEPA)摂取との関係について、中国・上海交通大学医学院のYi Qiao氏らが抗精神病薬治療を受けている統合失調症入院患者50例を対象に、魚油群(28例)またはプラセボ群(22例)に無作為に割り付け、12週間の投与を行った。12週目の魚油群の攻撃的行動尺度は、プラセボ群より有意な低下が認められた(t=-2.40、p<0.05)。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/44675

【さかな、さかな、さかなぁ、魚を食べると・・・喧嘩しなくなる!?】

 

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